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「マフィアIII」、復讐心に満ちたデモプレイ映像を公開

すべては敵組織壊滅のために! 暗殺の流れや成長要素が明らかに

6月12日(現地時間) 公開

 2K Gamesは現地時間6月12日、日本で2016年秋に発売予定のプレイステーション 4/Xbox One/Windows用オープンワールドアクション「Mafia III(マフィアIII)」の最新映像「Mafia III E3 World Premiere」を公開した。

 「Mafia III E3 World Premiere」では、最新トレーラーとデモプレイが公開された。最新トレーラーは、ベトナム戦争からの帰還兵である主人公Lincoln Clayが、イタリアンマフィアに復讐を誓うストーリーがまとめられた内容となっていた。

【最新トレーラーのスクリーンショット】

たった1人で敵を殲滅していくLincoln。復讐心からか、そこには慈悲の欠片もない

 またデモプレイ映像では、本作のロケーションや暗殺ミッションの流れ、また組織の成長要素などを見ることができた。

 1968年のニューオーリンズがモデルの架空の街「ニューボルドー」はダウンタウンを中心として10ほどの地域に分かれており、河が入り組み、自然が多く残る「Bayou Fantom」、黒人が多く暮らす「Delray Hollow」などそれぞれの地区に特徴がある。どの地区にも表の顔、裏の顔があり、Lincoln=プレーヤーはこれらの地域を移動しながら自分の組織の拡大とイタリアンマフィアへの復讐を企てていく。

 プレイデモの中で大きな比重を占めていたのは、Uncle Louを暗殺するというミッション。事故によって炎が上がり、推進不可能となった外輪蒸気船に乗り込むというもので、多数の敵が待ち構える船内でUncle Louを追いかけていく。

 船は炎に包まれ、傾斜し、乗客が次々に川に飛び降りている。Lincolnはマシンガン、ショットガン、そして火炎瓶などを駆使して敵を攻め立てていく。敵に接近すれば、至近距離で頭に銃弾を撃ち込むなど演出入りの必殺攻撃も可能だ。

 画面全体は暗く、炎が照明代わりになるくらいのぼんやりとした明るさになっているのだが、さらに特徴的なのはそのBGM。敵を追い詰める緊迫した場面でもミドルテンポのロックが聞こえているような、独特の音楽の使い方をしている。ジャズやR&Bなど、当時を表現する楽曲が常に流れることで、「マフィアIII」ならではの空気を作っているようだ。

 またその他のミッションにもイタリアンマフィアを徹底的に壊滅させるためのものが揃っており、麻薬を乗せたボートを破壊する、乱交パーティーを潰す、ヘロインディーラーを殺す、ポン引きを尋問するなど、Lincolnの怒りは留まることを知らない。

 さらに組織の育成要素「SITDOWNS」では、仲間のBurke、Vito、Cassandraに役目を振ることで、組織としての収入が上がったり、能力が上昇したりする。収入や能力の変化具合は仲間によって異なり、誰を選ぶかはプレーヤーの自由だが、例えばVitoを選ぶとBrukeが怒って退席してしまうなど、仲間との関係性も選択によって変わっていくようだ。

 デモではマップ上に選択できるミッションの一覧も見ることができたのだが、暗殺を中心にアイコンがひしめくように並んでおり、プレイ要素は非常に多い印象を受けた。強大なイタリアンマフィアにどう立ち向かい、どのようにLincolnがのし上がってくか。その全貌が明かされるときを今から楽しみにしておきたい。

【デモプレイのスクリーンショット】
「マフィアIII」のロケーション
マップ
地域によって特徴があり、それぞれ表と裏の顔を持っている
武器は仲間の車から調達する
このミッションは、ターゲットが“お楽しみ”のところを狙っていた。敵が電話をかければ増援が駆けつけるが、逆にこちらも増援を呼ぶことができる
その他のミッション。イタリアンマフィアの繁栄を邪魔し、潰しにかかるものばかり
蒸気船にいるUncle Lou(右)を狙う、というミッションも紹介された
ぼんやりとした明るさでミッションは進む。BGMは常にジャズ、R&B、ロックなど、当時のアメリカ南部を表現する楽曲だ
カットシーンもあり。Lincolnのエグいやり方にも注目
仕事を任せる仲間を選ぶ「SITDOWNS」。これによって組織の成長方針が決まっていく