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バンダイブースに、新ウルトラマン、世代交代するたまごっち登場

“コンボ”で話すロボット、お風呂を真っ赤に変えるホラー入浴剤!

6月9日~12日 開催(9日、10日はビジネスデー)

会場:東京ビッグサイト 西1~4ホール

 東京おもちゃショーのバンダイブースでは、様々な発表会を開催し、キャラクター商品をアピールしていた。ブースでは、この夏や秋から放映予定の新キャラクターの関連商品、そして「動物戦隊ジュウオウジャー」、「魔法つかいプリキュア!」の新キャラクターの商品も活発だった。さらにユニークな新製品も多数あった。本稿ではこれらの新商品からいくつかをピックアップしていきたい。

いくつもの発表会が行なわれていた
新番組と連動した商品展開が多い
親の特徴を受け継ぐたまごっち
お風呂が“血の海”に? ホラーテイストの入浴剤

 “新しいウルトラマン”として期待されているのが7月から放映される「ウルトラマン オーブ」。謎の風来坊クレナイ・ガイが、変身アイテム「オーブリング」で、カードに描かれた“伝説のウルトラマン達”の力を借り、様々な姿にフォームチェンジし、戦っていくという。カードを読み込むなりきりアイテム「オーブリング」を中心に、フィギュアや食玩などを積極的に展開していく。

 仮面ライダーの「変身ベルト」と、「妖怪ウォッチ」の“妖怪メダル”の楽しさを取り入れながら、ユニークな方向性へ進化させたような商品が「ヘボット」。秋から始まる子供向けアニメで、ヘボットは主人公の少年のパートナーロボット。ヘボットは様々な「ボキャネジ」を頭に刺すことで能力を発揮する。メインとなる商品「DXヘボット」もこのボキャネジをコレクションしていくことで、多彩な言葉を覚えていくという。

 「DXヘボット」の面白さは、ボキャネジの組み合わせだ。ボキャネジをある順番で指すことで、言葉が変わる。別売りのボキャネジは3つがセットになっており、順番を差し替えるだけで“コンボ”が変わり、しゃべる言葉が変わっていく。「DXヘボット」は覚えた言葉はそのまま記憶しているので、ボキャネジをそろえるほど多彩な言葉をしゃべるようになる。ボキャネジは他のキャラクターにも付属しており、使うと語尾が変化する。また、ボキャネジは無料で配布されるニンテンドー3DS用ゲームとの連動機能も予定されているという。

 「たまごっち」も新作が発売される。今回のテーマは「世代交代」。親の特性を受け継ぐ子供のたまごっちが生まれ、プレーヤーは以前のたまごっちの“面影”を持つ新たなたまごっちを育てていくことになる。親はプレーヤー以外のたまごっち、友達のたまごっちと結婚させたり、お店のたまごっちステーションで相手を選べる。体色や、顔のパーツなど、何らかの特徴が受け継がれていく。プレーヤーは世代を重ねていくたまごっちにこれまで以上の愛情と思い入れを持つというわけだ。

 個人的に面白かったのが、お風呂に入れるボール型入浴剤の新製品「びっくら? たまご妖怪図鑑」。入浴剤が溶けきると中から妖怪のイラストと解説が書かれた“札”が出てくるのだが、入浴剤が溶けると、風呂が真っ赤の“血の海風”に変わるのだ。子供は喜びそうだが、かなりインパクトのあるお風呂になりそうだ。「かわいらしい猫のミニフィギュアが出る商品がヒットしたので、次回作は妖怪でホラーにしました」という開発者のセンスが面白すぎる商品だ。

 このほかにもバンダイの精密な成形技術を活用して「組み合わせてオリジナルの魔法のステッキを作る食玩」や、小さな電池とLEDを活用して、「目やカラータイマーが光るウルトラマンのミニフィギュア」など、バンダイならではの商品が目白押し。子供向けからハイターゲット向けまで様々な商品が展示されていた。おもちゃショーは一般日では全く展示が変わってしまうが、バンダイブースは幅広い楽しさを提示するブースになるだろう。

【会場の様子】
新旧幅広いウルトラマン商品を展開
「戦隊もの」、「仮面ライダー」、「プリキュア」と定番の新ラインナップ
女児向けの「ここたま」だが、男の子にも興味を持ってもらえるアクション玩具も
頭のネジで様々な言葉をしゃべる「ヘボット」
新たまごっち
「びっくら? たまご妖怪図鑑」
来場者の人気が高かった「セーラームーン」
「ドラゴンボール」をプラモデルで展開
「スター・ウォーズ」はこれからも力を入れて展開していくようだ
光るウルトラマンミニフィギュア
カスタマイズできる食玩の魔法のステッキ。女の子だけでなく、大人の女性にも人気だという