インタビュー
「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」の大規模大会「闘神激突」インタビュー!
ウメハラ選手が参加の意気込みを語る!
(2015/7/16 00:00)
8月22日、プレイステーションオフィシャルイベントとして行なわれる対戦格闘ゲーム「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」の大規模大会「闘神激突」。
決勝に出場するプレーヤーを決めるべく7月3日からオンライン予選が開始されたばかりのこの大会。注目はなんと言っても、様々な対戦格闘ゲームで頂点を極め、現在もドラマティックな試合展開と華麗な技の数々で世界中のゲームファンを魅了する、ウメハラ選手の参戦が決定したこと!
ところが、ウメハラ選手は「GUILTY GEAR」シリーズのプレイにブランクがあるとのこと。強豪を迎え撃つべく修行の真っ最中であるウメハラ選手に、現在の心境や「GUILTY GEAR」シリーズへの想いをお聞きした。
ウメハラ選手「新システムへの“慣れ”が必要」
――「GUILTY GEAR」シリーズのプレイは十数年ぶりとお聞きしております。あらためて「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」にふれてみた手応えはいかがでしょうか?
ウメハラ選手: 「GUILTY GEAR」シリーズを最後にプレイしたのは、たしか2004年だったと思います。そこから11年が経過し、正直、かなり厳しいスタートになるだろうと思っていました。ところが、実際に練習を始めると、自分が思っていたよりも短い期間で“戦える”状態にはなったな……と感じています。
――旧作と現在の「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」を比べるとシステムの違いがありますが、練習中に違和感を感じたりはしませんか?
ウメハラ選手: 違和感というよりも、新システムへの“慣れ”が必要だと感じましたね。使い道のわからないシステムは「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」の中にはありませんので、そういう意味でも“慣れ”が必要なのだと思います。
――対戦する際に、「このシステムを使いこなせれば自分に有利な状況を作れる!」と感じたシステムはありましたか?
ウメハラ選手: “黄キャン(※黄色ロマンキャンセル。相手がのけぞり中やガード硬直中ではない時に発動させるロマンキャンセルで、ゲージの消費は通常のロマンキャンセルよりも少ない)”は面白いと感じました。こういった、自由度を高めるシステムは大好きです。どのプレーヤーも同じような動きになってしまうよりも、自由度の高いシステムのおかげで幅広いプレイスタイルのプレイヤーが増えることを望んでいますから。
――その“黄キャン”を使いこなすことが、勝利への近道になりそうですね。
ウメハラ選手: そうですね。ただ、当然ですが自分よりも長い期間「GUILTY GEAR」シリーズをプレイしてきたプレーヤーのほうが、熟練度から見ても“ロマンキャンセル(※自キャラの動作をキャンセルしてスキをなくしたり素早く次の技に連繋させることができるシステム。前述の黄キャンはロマンキャンセルの一種)”の使い方が上手いと思いますから、自分にとってどうプラスに働くかはその時にならないとわかりません。今は、一プレーヤーとして“黄キャン”のシステムを楽しんでいます。
――キャラクターについてもお聞きします。大会での使用キャラはもう決まっていますか?
ウメハラ選手: はい。使用キャラはソルです。これはもう決めています。
――苦戦しそうなキャラクターはいますか?
ウメハラ選手: 「GUILTY GEAR Xrd -SIGN-」から登場している新キャラ全てですね。大会に向けて全てのキャラクターを一通りプレイしたり対戦したりと試行錯誤していますが、やはり短い期間ですぐに対応できるようになるとは思っていないので、もし試合で当たってしまったら苦戦するかもしれません。
――短い練習期間での大会参戦となりました。意気込みをお聞かせください。
ウメハラ選手: もちろん勝つことを目標にするのは大前提です。「ストリートファイターIV」の大会で知り合った、まちゃぼーが「GUILTY GEAR」のシリーズでもご活躍なさっているので、一緒に練習を行なっています。まちゃぼーとの練習の成果を出せれば、良い結果を残せると思います。
――対戦相手となる“GUILTY GEAR王者軍”の印象についてはいかがでしょうか?
ウメハラ選手: 対戦相手となる選手は、私が11年前に「GUILTY GEAR」シリーズをプレイしていたころからのトッププレーヤーです。もちろん、その選手だけでなくどのプレーヤーも強豪ばかりですが、11年前と違って今はネットで対戦動画をいつでも見られる時代ですから対策は立てやすいです。しっかりチェックして試合に向けた準備を進めています。
――今大会はオンライン予選を勝ち抜いたプレーヤーも参戦します。相手となり味方にもなる、彼らの印象については?
ウメハラ選手: 既に参戦が決定しているトップ選手と同じく、どのプレーヤーも強そうですね。その分、今回は私と同じ“プロゲーマー連合軍”も頼もしいメンバーが揃いますし、オンライン予選で選ばれるであろう味方にも腕の立つプレーヤーが参加してくれると嬉しいですね。
――ファンの皆様にメッセージをお願いします。
ウメハラ選手: 参戦した以上、勝つことを目標に戦いますが、今回は「GUILTY GEAR」シリーズへの11年ぶりの復帰戦ということで不利な状況からのスタートになります。練習の模様は毎週動画で配信していますが、これをご覧になっていただき“勝てない期間はプロにもあるんだ”ということを、是非皆様にも感じてもらいたいです。誰でも、最初からゲームが上手いわけではありません。大会までの期間を通じて、より多くの人に“ゲームが上達する過程と、その期間の楽しさ”をお伝えすることも、自分にとっての大きな目標だと思っています。練習過程を経て、私が大会でどんな戦いを見せるか。8月22日に行なわれる「闘神激突」まで、楽しみにお待ちください!
――ありがとうございました!
勝利へのこだわりはもちろんのこと、ご自身の練習過程を通じて多くの人に作品に興味を持って楽しんでもらうことを望んでいるウメハラ選手。
「闘神激突」のオンライン予選は、8月9日までの毎週行なわれる。ウメハラ選手やトッププレーヤーたちと肩を並べたい腕自慢のプレーヤーは、サイトをチェックして是非戦いに臨んでほしい!
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