インタビュー

「FFXIV: 新生エオルゼア」プロデューサー吉田直樹氏インタビュー(後編)

βテストで実装される新規コンテンツ その3「F.A.T.E.」について

βテストで実装される新規コンテンツ その3「F.A.T.E.」について

F.A.T.E.について語る吉田氏。とにかく数が多く、実装に手間暇が掛かっているようだ

――先日のプロデューサーレターLIVEでF.A.T.E.について言及していましたが、具体的に今どういったものを準備しているんですか?

吉田氏:βテストフェーズ1の範囲にF.A.T.E.が51個とかあるのですが、さすがに調整が間に合わなくて、ちょっと一部マスクしました。

――51個! F.A.T.E.1つあたりはだいたいどのくらいのコンテンツボリュームを想定すればいいのですか?

吉田氏:1ゾーンにだいたい10個くらいあります。規模の小さいものから大きいものまであって、例えば時限発生で言うと、大量にキノコが胞子を出しまくっているので排除しろというのが発生して、それ専用のモンスターがドバーっと出てみんなで全滅させると、クリア報酬をもらえると言う簡単なものから、突然変異のノートリアスモンスターが沸いて徘徊するので全員で倒してと。それも参加する人数でバランス調整されるので。

――参加する人数と言うのは?

吉田氏:ああ、そのF.A.T.E.の範囲にジョインしている人数ということです。

【F.A.T.E.】
「FFXIV」ベンチマークより。インタビューで聞いた限りでは、F.A.T.E.は一般フィールドで様々なバトルが楽しめるコンテンツになりそうだ

――F.A.T.E.の範囲はゾーン単位ではなくて、サークル状になっていて、それが大きかったり小さかったりするんですか?

吉田氏:そうです。起きているF.A.T.E.によって規模が違います。

――それはマップ上で確認はできるんですか?

吉田氏:できますよ。マップ上にF.A.T.E.サークルが出ますので、どこでどんなF.A.T.E.が起こっているのか一目でわかります

――βにログインしたら常に何らかのF.A.T.E.が発生していて、画面的にもαよりかなり賑やかな感じになるわけですか?

吉田氏:いまその頻度をどうしようかと調整しています。

――その辺ちょっと楽しみですよね。αバージョンや「旧FFXIV」などとは明らかに違うゲームだと感じられるだろうなという。

吉田氏:そうですね。僕らは導線がどこまで崩れるだろうかをちょっと心配しています。初期導線は、絶対に敷居をまたぐなとラインを決めて発生場所を決めています。

――なるほど、ゲーム開始直後の最初期はF.A.T.E.はまったく現われないのですか?

吉田氏:レベル5までは引っ張られないようにしてあります

――F.A.T.E.のリワードの条件はどのような内容を考えているのですか?

吉田氏:基本は与えたダメージですね。パーティーを前提にしていないので。なので基本は貢献度はダメージ、もしくは納品系だったら納品した数ですね。

――回復系の職業の人たちはどうなるんですか?

吉田氏:回復と言っても、攻撃魔法撃てますからね。普通にみんなで撃ってください。

【F.A.T.E.】
吉田氏によればF.A.T.E.の貢献度はダメージによって決まるため、キャスター系の職業も攻撃魔法で参加して欲しいとのこと

――そのF.A.T.E.の対象レベルは事前にわかるのですか?

吉田氏:モンスターのレベルが見えますから。NPCが走ってきて「助けてくれ!」っていって始まったり、防衛隊とモンスターが戦っているところに参戦していくとか、色々あります。プレーヤーの戦力が少ないようだったらNPCが増えたり、プレーヤーが増えてくるとNPCがポップしなくなったりと言う形です。

――クリアすることで次が発生するような連続F.A.T.E.もあるんですか?

吉田氏:なっているものもありますし、そうじゃないものもあります。ワンステップで終わるものの方が多いですよ。高レベルになっていけば、もちろんステップが複雑な奴が出ますけどね。たとえば、盗賊の砦を落とせというF.A.T.E.は、実際に砦を落とすと、その後、砦を奪還しようとする盗賊団が襲ってくるというF.A.T.E.フェーズが新たに始まるので、今後は防衛戦を実施するといった感じですね。ただ、今のグリダニアのレベルキャップは35なので、まだそこまで複雑なものはないですね。

――「ギルドウォーズ2」のように、こっちを片付けたら、あっちが発生してというようなF.A.T.E.もありますか?

吉田氏:それもあります。発生条件がF.A.T.E.クリアになっていて、こっちのF.A.T.E.が終わってないとあっちのF.A.T.E.は始まらないようになっているものもあります。

【Guild Wars 2】
吉田氏が「FFXIV」を開発する上で影響を受けたタイトルのひとつとして挙げている「Guild Wars 2」(NCSOFT)
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(中村聖司)