発売元 Jowood Productions
昨年の5月26日版で紹介したユニークなパズルゲームの続編「Neighbours From Hell 2」のPlayable Demo。ゲームエンジンは前作と同じで、キャスティングも変わらないため、前作ほどの衝撃はないが、おもしろいものはおもしろい。ひとりでほくそ笑むもよし、みんなで楽しむもよし、コンソールライクな万人受けの佳作だ。
「Neighbours From Hell」は、仲の悪い隣人同士のどたばたコメディをうまくインタラクティブエンターテインメントとして消化させたパズルゲーム。前作同様、TVショー仕立てになっていて、主人公がアクションを興すたびに、視聴者から拍手喝采や含みのある笑いが聞こえてくる。ドジでスケベで間抜けな隣人が主人公の仕掛けた罠にハマると大爆笑といった具合だ。
ゲームの目的は、隣人の生活の場に潜り込み、隣人に見つからないように罠をしかけ、隣人をあらゆる罠にハメていくこと。隣人に見つかってしまうと問答無用で袋だたきの目に遭い、ライフが1ポイントマイナスされる。隣人の行動パターンを把握して、うまい具合に罠にハメる。「ドリフ大爆笑」で言えば、いかりや長介の「ダメだこりゃ」コントに近いものがある。
今回は、隣人のバカンスに潜り込み、あの手この手で隣人一家を罠にハメていくことになる。Demoでは序盤の2ステージがプレイできるが、1ステージ目はクルージング、2ステージ目はビーチでの日光浴のシーンとなっている。
罠のネタは、石鹸で足を滑らせる、テーブルの足を傷つけて並べられた料理ごとテーブルを倒す、船長の帽子にスープをぶちまけて頭から被らせるなど、わかりやすい内容のものが多い。隣人の欲望が常に吹き出しで表示されているため、その対象を餌に罠に仕掛けていけばいい。
ステージクリアの条件はひととおりの罠にハメることだが、中には橋の手すりにのこぎりで細工→装飾用のライトの端を池に垂らす→隣人が手すりに体重をかける→落ちる→感電といった具合に、前提条件が必要なトリックもある。難易度が高いトリックはその分、隣人の怒りも大きく、派手な反応を見せてくれる。隣人の動きをよく観察すればそれほど難しいゲームではない。じっくりプレイしたいところだ。
ダウンロードはこちら(Gamer's Hell)