発売元 セガ
セガが1月29日に発売したゴーストマネジメントゲーム「ゴーストマスター 日本語版」の体験版。残念ながら発売後のリリースになってしまったが、セガの丁寧なローカライズぶりがよく伝わってきて好印象だ。ファイルサイズもそれほど大きくないので、気軽に試してみてはいかがだろうか。
「ゴーストマスター 日本語版」は、昨年、英Empire Interactiveが欧米で発売したユニークなマネジメントゲーム。ゲーム内容については、昨年に6月17日版で紹介済みだが、もう一度簡単に触れておきたい。
マネジメントの対象は、ホラー世界には欠かせない存在であるゴースト。プレーヤーはゴーストの親玉として、彼らを的確に指揮して、平和に暮らす人間どもを恐怖のどん底に追い込んでいく。目標となる家屋には複数の人々が暮らしているが、基本的に彼らを全員外に追い出すことがゲームの目的となる。
グラフィックスはフル3Dで描かれ、ズームイン、ズームアウト、回転など自由に視点変更が可能となっている。ゴーストは家屋内のオブジェクトに対して憑依するため、EAの「Sim People」のように壁まで非表示にできないようになっている。このため、インターフェイスに慣れるまで、結構イライラさせられるが、その分家屋内の作り込みは見事だ。
基本的な展開は、広い欧米型家屋の各部屋に散らばっている人々を、ゴーストのパワーを駆使して驚かせ、リビングに集めたところでどーんと大きなパワーを使って、一気に恐怖のどん底に追い込んでいく。
同作のマネジメントゲームとして優れているところは、一度に使えるパワーには限りがあるところ。大技ばっかり使っていると、パワーが足りなくなり、あともう一押しができなくなる。いかにまとめて驚かすかを家屋を眺め回しつつ考えていく過程がおもしろい。
この体験版では、英語版と同様、チアガールたちが入居している地上2階地下1階建ての女子寮「怪奇調書101」ステージがプレイできる。いわゆるゴーストバスターや霊媒師といったカウンターユニットは一切存在せず、パワーも思う存分に使えるので、基本的にやりたい放題できる。ちなみにこのステージにはシャワー室手前の通路にゴーストがひとり囚われている。ある方法を使うことで救出でき、その後は重要な戦力として働いてくれる。1ステージ限定とはいえ様々な遊び方が考えられる体験版だ。
(C) 2003 Empire Interactive Europe Ltd. Game concept and creation by Sick Puppies, a studio of Empire Interactive Europe Limited. Ghost Master and Empire are registered trademarks, and the E logo is a trademark of Empire Interactive Europe Ltd. All rights reserved.
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