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【連載第123回】 あの、おもちゃを徹底レポート




光を使った新しいコミュニケーションツール
ポケモン「ポケモーション」

ポケモン「ポケモーション」
発売 ポケモン
価格 2,500円
電源 単4アルカリ電池×3(別売)
発売日 発売中



 仕事柄、筆者の仕事場には最新のゲームやトイが常に置かれている。仕事場を訪れた人にはそのおもてなしとして、それらのゲームやトイに触れてもらうことも多い。そんな中で、ここしばらくの間ダントツの人気を誇っているのが、今回紹介する「ポケモーション」だ。

 タイトルから想像できるように、現在も爆発的な人気を誇っている「ポケットモンスター」の関連商品。しかも、発売元が株式会社ポケモンとあって、クオリティが非常に高いアイテムになっている。

 どんなトイなのかひと言で語るならば、「光を使ったコミュニケーションツール」と説明するのが、最もふさわしいだろう。「ポケモーション」自体は、高さ30センチ足らずのスティック。これを手で握り、左右に振ると、ポケモンのグラフィックスやメッセージなどが浮かび上がる、というもの。ひとりでも楽しめるが、友だちと遊ぶとより面白く、ポケモンのテーマのひとつである「コミュニケーション」を全面的に打ち出した内容になっている。


何もない空間に絵が浮かび上がり、不思議さと感動が湧き上がる

 「ポケモーション」本体は、ブラックとブルーに彩られたスティック。上部のブラックの部分にあるのがスクリーンだ。ここで赤と緑のランプが発光し、ポケモンのグラフィックスやメッセージを表示する。そして、中央にあるモンスターボールの部分が、操作パネルだ。電源のオンオフやモードの切り替え、ポケモンやメッセージの選択など、すべての操作をここで行なうようになっている。

 スティックは、一見すると「ポケモーション」のロゴがプリントされているだけだが、実はこの中にスイングセンサーが内蔵されている。ユーザーが「ポケモーション」を左右に振ると、それを感知して、グラフィックスやメッセージが表示される仕組みだ。

 スティックの底部には、付属のストラップを付ける。遊んでいる間はほとんど常に「ポケモーション」を振ることになるので、手首をストラップに通して、しっかりとガードするようになっている。遊べるモードは4種類。

    1.ずかんモード……ポケモンのグラフィックスと名前を映し出す。
    2.クイズモード……ポケモンの名前当てクイズを楽しめる。
    3.コミュニケーションモード……さまざまなメッセージや動くポケモンのグラフィックスを映し出す。
    4.イルミネーションモード……形や動きがさまざまな光を映し出す


「ポケモーション」本体。重量は150gととても軽く、小さな子どもでも遊べる 操作パネル。複雑な操作を簡単にこなせる洗練されたデザインになっている
遊ぶ際は、このように手首をストラップに通して、安全を確保する 左右に振るとスイングセンサーが作動して、絵やメッセージが表示される


 それでは、それぞれの遊びかたをくわしく紹介していこう。

 「ずかんモード」は、ゲームボーイアドバンスソフト「ポケットモンスタールビー/サファイア」に登場する200種類のポケモンのグラフィックスと名前を映し出せるモードだ。ポケモンにはそれぞれIDのようなものがふられており、操作パネルの赤と緑のボタンを押すことで、表示させられるようになっている。例えば、プラスルなら赤5、緑16。ミズゴロウなら赤1、緑7といった具合だ。ポケモンのIDは、取扱説明書にわかりやすい一覧表が掲載されているので、それを参照にするといい。

 試してみよう。ボタンを操作し終えたら、「ポケモーション」を左右に振る。すると、揺れる「ポケモーション」の上に、光るポケモンが表示されはじめた! 続いて、ポケモンの名前がカタカナで映し出される。

 何もない空間に、光の絵が映し出されることの不思議。そして、ポケモンのグラフィックスの想像以上のキレイさに驚かされる。光で描かれたグラフィックスなので、それだけでも十分にも映えるのだが、ポケモン自体もしっかりと描きこまれている。しかもランプは赤と緑の2色しかないのに、青や黄色なども鮮やかに発色している。これは凄い。スティックを振る、という動作そのものも妙に心地よく実にハマる。何度見ても「不思議だなあ」と「キレイ!」という印象が色あせず、お気に入りのポケモンを呼び出して繰り返して楽しんだ。

縦長のスクリーンの横にある数字を参照しながら、赤と緑の光を上下に動かし、IDをセットする 「ポケモーション」を左右に振ったら、ミズゴロウが出現。ランプは赤と緑だけなのに、体が水色に、頬が赤くなっているところに注目!

 「クイズモード」は、「ずかんモード」の応用といった感じだ。まずはクイズにしたいポケモンを選び出す。そうして「ポケモーション」を振ると、選んだポケモンが少しずつ表示されたり、部分的に表示されたりするのだ。例えば筆者が選んだソーナノは体の左端から中央、そして右端と徐々に映し出され、全体像はわからないようになっている。

 こうして出題をしたあとは、回答者から答えてもらう。それが正しければ操作パネルの○ボタンを、間違いであれば×ボタンを押す。続いて「ポケモーション」を振ると、○や×が映し出される、という流れだ。

 この「クイズモード」は、基本はふたり以上で遊ぶものだが、ひとり用も用意されている。ひとりの場合は、クイズがランダムに出題されるので、それに答えていく。

「クイズモード」は、ポケモンの体の一部だけが映し出される、これは誰だ? 「ソーナノ!」。正解の○マークも表示できる



メッセージや顔文字、アニメーションも表示できる

 「コミュニケーションモード」は、用意されたグラフィックスやメッセージ、動くポケモンの絵柄などを映し出し、コミュニケーションを楽しむモード。絵柄やメッセージは、250種類以上用意されていて、いろいろなシチュエーションに使えたり、さまざまな遊びかたが可能だ。

 例えば、「ヤッホー!」、「おつかれさま!」、「いただきます!」、「うまー」、「COOL!」などの言葉を表示すれば、友だちと簡単な会話遊びを楽しめる。「ファイト!」や「GOAAAAAAAL!」、「ホームラン!」などのメッセージを選べば、スポーツの応援にも使える。
 「いっしょにいこう!」、「おなかすいたよ〜」、「まかせなさい!」、「デートしよう!」、「つきあって!」などのメッセージを表示すれば、友だちや気になる異性に気持ちを伝えることもできる。「ゲットだぜ!」や「バトルしようぜ!」、「こうかはばつぐんだ!」などを使えば、ポケモンバトルごっこも楽しめる。こんなふうにアイデア次第で、遊び方はどんどん広がっていく。顔文字も収録されており、「(>_<)」、「m(__)m」、「(^。^)」などのオーソドックスなものが多いが、「(;´Д`)」のように流行のものもある。

 筆者がもっとも気に入ったのは、動くポケモンの絵。例えば「ポケモンはなび」では、打ち上げ花火が炸裂し、そのあとにアチャモが浮かび上がる。「ピカチュウ」は、ピカチュウが片手を挙げて挨拶し、その後耳を下げて困った表情になるのを見ることができる。どれも想像以上に動きのバリーエーションが豊かで、何度も何度も見たくなる。

メッセージは、スクロールしながら徐々に映し出されていく 今やコミュニケーションには欠かせない顔文字も収録
「ポケモンはなび」。花火のあとアチャモがドドンと映し出される 動くポケモンの一例。挨拶をしたあと、とたんに困った顔をするピカチュウ

 「イルミネーションモード」は、かっこいい光や幻想的な光を表示するモード。本体は振らなくてもいいので、他のモードと比べると随分と異なる印象だ。光のパターンは16種類あり、選択ボタンを押すことで、順番に表示されていく。実際は、言うなれば光のアート。赤と緑の光が上下に交差する。オーディオのメーターのように上下する。赤と緑の光が小さな生き物のように行進する。レーザー銃のように、赤と緑の光が連射される、などなど。どれもがスタイリッシュだったり、ユニークだったりで、長く見ていてもまるで飽きない。取扱説明書によれば、「友だちに合図をしたり、ちょっと目立ったりするときに使う」とのことだが、筆者はここに「その美しさを鑑賞する」を加えてみたい。

「イルミネーションモード」。光の動きが細かく素早いので、残念ながら写真には映らない。実際は光のアートが楽しめる

 とにかく不思議で、とても楽しいなあ、というのが筆者の感想だ。これまで何度か「飽きない」と書いてきたが、手に入れてから長いこと経つのに、いまだに新鮮なのだ。この夏は花火大会やお祭り、飲み会などに持っていて、それぞれで大いに楽しんだ。

 そうそう、どうやら幻のポケモンのジラーチも出現するようだ。「ポケモーション」の電源をオンにすると、見たこともないイルミネーションシグナルが点灯していることがあるらしい。そこで「ポケモーション」を振ると出現するらしいのだが……筆者の「ポケモーション」にジラーチはやって来てくれるのだろうか。


(c)2003 Nintendo.(c)2003 Pokemon.(c)1995-2003 Nintendo/Creatures Inc./GAME FREAK inc.

□任天堂のホームページ
http://www.nintendo.co.jp/
□「ポケモーション」公式サイト
http://www.nintendo.co.jp/n09/p_motion/


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(2003年9月4日)

[Reported by 元宮秀介]


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