発売元 Ubi Soft Entertainment
昨年11月に公開された「Tom Clancy's Rainbow Six 3: Raven Shield」Multiplay Demoのアップデートパッチ。パッチの配布は、昨年から確実視されていて、年をまたいでようやく公開された。パッチの割にファイルサイズが膨大なのは新マップ「Import/Export Company」が丸々収録されているため。新モードも加わり、遊びがいのある内容だ。
パッチの内容は、細かい部分の仕様変更とバグフィクス、新マップ「Import/Export Company」、新モード「Escort the Pilot」の追加などとなっている。仕様変更は、ユーザーからの意見を参考に、アイテムの使用や武器の切り替えの高速化、グレネードや地雷の被害範囲の拡大など、より戦闘が派手になる方向に修正されている。
だが、今回のパッチの最大の魅力は、なんといっても新マップ「Import/Export Company」が追加されたことにある。ブラジル南部の州都ポルトアレグレを舞台にした「Import/Export Company」は、いかにもブラジルの場末を彷彿とさせるビジネス街一区画をまるごと再現しており、ゆったりとした空間の中で行き詰まるような長期戦が存分に堪能できる。
同マップはもともと「Raven Shield」のデモンストレーション用に制作されたもので、ずいぶん前からスクリーンショット等でその存在が知られており、ようやく真の「Raven Shield」に巡り会えた気がする。ステージ内には、10以上もの家屋が設置されており、家屋ひとつひとつとってみても、内装、オブジェクトを含め丁寧に作られており、非常にクオリティが高い。
ただ、このマップは桁はずれて広いため、従来の「Team Survival」、「Survival」では、後半敵になかなか巡り会えない。最適なのは、墜落パイロットを特定の地点まで護衛しつつ送り届ける vs それを力ずくで阻止するといった内容の新モード「Escort the Pilot」だ。
要人護衛モードは、リアル系FPSではすっかりお馴染みのゲームモードだが、これほど広いマップだと大規模な迂回戦術や欺瞞工作などが実戦できるだけでなく、戦力の集中、分散の効果がはっきり出てきてなかなか楽しめる。また、特定の箇所を必ず通らなければならないため、スナイパーの劇的な活躍も期待できる。FPSファンなら試しておくべきアップデートだ。
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