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今回は、チームの成長日記の第3回と、ボタンを押すことによる戦術指示について説明しよう。成長日記は13~18試合目を紹介する。戦術指示は、プレスと中央突破についてくわしく説明していこうと思う。
■ チーム「ゲームウォッチ」成長日記・第3回 今回は、スタートから通算して13~18試合の結果をレポートする。これくらいの数をこなすとチーム力も向上して、どんなチームに対してもそこそこ戦えるようになってくる。グレードの低いカップ戦の獲得も可能だ。
しかし、選手カードは必ずバランスよく引いてこれるとは限らない。手持ちの選手カードを活かすために、なんとかやり繰りしていくことになる。そのあたりを参考にしてほしい。
【第13戦】キングスクラブカップ1回戦 VS マンチェスター・タウン(攻撃重視C)
チームマネージメントが始まると、サポーターがニックネームをつけてくれた。「緑の魔人」と呼ばれているそうだ。これではまるで超人ハルクの集団だ……。 試合はキングスクラブカップの1回戦。キングスクラブカップは若いチームの登竜門としては最適のカップのひとつである。これを獲得すればナショナルスーパーカップへの出場権も得られる。相手はマンチェスター・タウンで、決して勝てない相手ではない。
前半13分に「コラーディ」がディフェンダーを引きつけ、中央の「サラジェダ」にスルーパス。フリーの「サラジェダ」がシュートを決めた。中央のスペースをうまくついた形だ。後半14分には「コラーディ」に変わって投入された重量級FW「ルカレッリ」のミドルシュートが決まる。41分には「エリベルト」→「サラジェダ」のサイド攻撃がきれいに決まり3-0で圧勝した。
【第14戦】キングスクラブカップ準決勝 VS キラクローズ(バランス重視C)
準決勝の相手は、因縁の相手キラクローズだ。いつのまにか対戦を重ね、いまや26勝4敗3分けという好成績で乗り込んできた。決戦を前に、チーム結成以来初めての休養をチームに取らせた。これで選手のモチベーションも上がったはずだ。
試合は開始8分、いきなり「ロナウド」に単独突破を許して先制点を与える。しかし前半21分、相手のクリアボールを「ルイコスタ」がヘディングで前方のスペースへ出す。それを拾った「サラジェダ」が決めて同点に追いついた。その後は、一進一退が続く。しかし終了間際、サイドを駆け上がった「エリベルト」のクロスに「サラジェダ」が合わせて決勝点をたたきこんだ。絵に書いたような逆転劇で、金星をあげることとなった。
【第15戦】キングスクラブカップ決勝戦 VS エラス・ヴェローナ(パワー重視C)
予想通り、開始から一方的なペースとなった。前半10分に「エリベルト」のクロスを、「ドニ」がダイレクトボレー。鮮やかに決めた。後半からは疲れていた「サラジェダ」を「ルカレッリ」に変え、パワーオフェンスで攻める。
後半9分には「ルカレッリ」のクロスを「ドニ」が正面から決めた。さらに28分には左から、「コラーディ」のパスを受けた「ドニ」が3点目を叩きこむ。なんと「ドニ」がハットトリックを達成し、圧勝で初のカップを獲得した。
【第16戦】第16戦 レギュラーリーグ VS 横浜マーリンズ(パワー重視B)
カップ戦で賞金を獲得したのがきいて 、2回目のスタジアム改装が行なわれた。ここでは照明を三角型に変えることにした。
試合はレギュラーリーグで横浜マーリンズと対決。好調を維持している「ラムーシ」を、今度は左ボランチで使う。前半33分、「トゥドール」が左サイドの「サラジェダ」にワイドな展開。相手DFともつれてこぼれたボールを、フリーの「コラーディ」がダイレクトで決めた。そのまま逃げ切って、これで6連勝となった。
【第17戦】レギュラーリーグ VS アタランタ(バランス重視B)
試合はスタメンをいじり、左ボランチに「ラムーシ」、右ボランチに「アルべルティーニ」を先発に起用。「トゥドール」は左DFとして使ってみる。しかし前半ではうまくボールがつながらず、一進一退の攻防が続く。そこで後半は「ルイコスタ」と「トゥドール」のダブルボランチに戻してみるが、局面は打開できず。後半23分にはエリア内で「ザンギ」がファウルを冒し、PKとなる大ピンチとなる。しかしこれは「アントニオーリ」が弾いてことなきを得た。
【第18戦】フレンドリーマッチ VS バーミンガムFC(奪取重視C)
試合はバーミンガムFCとの親善試合。「ルイコスタ」のかわりに「エメルソン」を入れて様子を見てみる。前半26分、「エリベルト」のクロスが「サラジェダ」にわたる。「サラジェダ」と相手DFがもつれたが、こぼれた球を強引に押し込んで先制点。その後は相手の5バックの守備に苦しめられたが、そのまま逃げ切ることができた。
■ 戦術考察編 その2~戦術指示と各戦術について 今回はボタンで指示する戦術について、さらにくわしく解説していく。ボタンは5つあり、一番下がカウンター、左右がサイド攻撃、上が中央突破、中央がプレスとなる。 プレスは主に守りの時に使うが、その他は攻撃の戦術だ。それぞれ同時点灯が可能で、同時点灯すると両方の攻撃要素が混在した戦法となる。今回はプレスと中央突破戦術をとりあげ、いくつかのポイントに分けて説明していこう。
なお、前回も含め「戦術考察」の内容は、あくまでも筆者自身がプレイして感じたことに基づいて記述している。状況やカードなどさまざまな要因により、記事どおりにすべてが機能するわけではないことを、あらかじめお断りしておく。
《 プレスについて 》 【ポイント1】ボール奪取にプレスは効果的
逆に、こちらが攻撃しているときには、プレスを押してもさほど関係ない。
相手がディフェンスラインを突破しようとするときにも、プレスボタンを押しておくとクリアの確率が上がる。逆に押さないと、足の速いFWにそのまま突破されやすいので注意しよう。
【ポイント2】実行中のマイナス要素と、ボタンの「押し直し」について
特に、FWがボールを持った相手の後ろから追いかけても奪取は困難。そのままずるずると下がってスタミナの大きなロスになってしまう。 こんなときは、いったんプレスを解除してFWを前に戻し、すぐにまたプレスをかけるようにしよう。
こうすると他の選手がボール奪取に加わってくれる。このような、「プレスの押し直し」はこまめに行なっていくと効率がよい。
【ポイント3】相手のサイド攻撃にプレスをかけるのは危険
このときプレスを押しっぱなしにしていると、逆サイドのディフェンダーが振られて相手FWをフリーにしやすい。
サイドからセンタリングを上げられてしまいそうなときはあきらめてプレスを解除しよう。
【ポイント4】ペナルティエリア内でのプレスは諸刃の剣
とはいっても、放置すればフリーでシュートを打たれてしまう。GKが飛び出す場合を除いて、リスクを冒してプレスをかけざるを得ない場合もあることだろう。
ちなみにGKが飛び出したときにプレスをかけ続けていると、味方の選手がボールを蹴り出そうとしてGKのキャッチを妨害することがあるので注意しよう。
《 中央突破について 》 【ポイント1】中央突破とはスペースを探しながら攻める戦法 中央突破は、文字通り中央から攻撃する戦法である。この戦法ではドリブルが比較的多くなり、中央よりのスペースを見つけながらパス交換をしていく。
中央突破というと単独突破のイメージがあるが、決してそれだけではない。正面にスペースがなければ横パスを出すし、あればそのまま縦にドリブルする。中央突破は、中央にスペースを探しながら攻撃する戦法だと思ってもよいだろう。
【ポイント2】2~3人のFWの連携で脱プレス
こんなときは、FWの左右の距離を離して配置してみよう。
すると、一人にDFが集まったら横パス、もう一人に集まったら横パスと、プレスをかわして突破してくれる。3トップで横に広く並べれば、さらに攻撃は多彩になる。
【ポイント3】中央突破とサイド攻撃の相性は悪くない
しかし、中央にスペースがないときは、サイドが空いているもの。またその逆も正しく、サイドを押さえられていれば中央にはスペースがあるものだ。
そこで、この対照的な戦法を同時押しで使うのはなかなか効果的。状況に応じて試してみよう。
【ポイント4】単独突破とその対策
単独突破の方法は簡単で、FWにボールを持たせて中央突破を押しておくだけだ。逆に中央突破を押さないと、単独突破はほぼ発生しない。
これを防ぐには、ゴール前にスペースを作らないようにするとよい。選手間の横の距離をつめて、なおかつ守備的MFも中央に寄せると単独突破は難しくなる。
【ポイント5】DFを迂回してかわす単独突破
このとき、DFと並走したらサイド攻撃を消して中央突破に切り替えてみよう。 するとFWは急に方向転換してゴールの方にドリブルを始める。うまくいけば、ディフェンスラインを外から迂回する形でドリブル突破できるのだ。
さほど強力なFWでなくても、戦術ボタンをうまく切り替えればこんな突破も可能になる。
■ 第4回総括 今回は成長日記の3回目と、プレスおよび中央突破戦術について紹介した。成長日記は実際にカードを引きながらプレイしているため、どんな選手が出てくるかわからない。
このまま、クラブチームカードが1枚終わるまでに有能なFWがひとりも出ないことも考えられるが、その点は容赦してほしい。次回は、サイド攻撃とカウンターについて説明する予定だ。
(C) Hitmaker/SEGA, 2002
□ヒットメーカーのホームページ (2002年10月25日)
[Reported by 石井ぜんじ]
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