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【連載第64回】 あの、おもちゃを徹底レポート




ガンダムファンの夢が叶う話題のラジコンついに発売!
バンダイ「R/C TECHROID MS-06 ZAKU II」(後編)

「R/C TECHROID MS-06 ZAKU II」
発売 バンダイ
価格 98,000円
電源 アルカリ単3電池×10
発売日 発売中


 すべてのガンダム・ファン垂涎のアイテム、ザク・ラジコン。概要と組み立ての模様を中心にレポートした前回に続き、いよいよラジオコントロール・アクションについて、くわしく紹介していきたい。

ザクの動作を司るコントローラを徹底チェック

 まずは、操作の要となるコントローラの詳細を解説しておこう。コントローラの左側にあるレバーはグリップ。左手でこれを握り、コントローラ本体をガッチリとホールドする。このグリップは、角度の変更が可能で、自分に合った持ちやすいスタイルにすることができる。筆者も試したところ、デフォルトよりも最も下方に下げた状態の方が手にしっくりときて、非常に持ちやすくなった。

 グリップの真上についているのが、ザクの上半身をコントロールする回転レバー。左に倒すとザクの上半身が左向きに、右に倒すと右向きになる。ザクに好みのポーズをつけたり、目標物に狙いを定め、BB弾を発射するときなどに多用する。

 右側にあるのが、コントロール・レバーだ。これを右手で握り、ザクを自在に移動させる。操作した感覚は柔らすぎず、硬くもなく、ちょうどいい調整だ。先端のカバーをはずすと、ボタンが顔を出す。これはBB弾用のボタンで、親指で押しBB弾を発射するようになっている。

 中央にあるのが、ザクのモノ・アイが捉えた映像を映し出す液晶モニターだ。カラータイプで、画面サイズは2.2インチ。

 モニターの下についている2本のスイッチは、左がザクを操作するコントロール用スイッチ。右がモニターに映像を表示するモニター用スイッチとなっている。

コントローラ。中には単3電池を10本収容し、最大10時間の連続使用が可能だ グリップ。滑り止めの溝が細かく刻まれており、手のひらへのフィット感は良好

コントロール・レバー。先端のボタンを親指で押すと、BB弾が発射される モニター。未使用時はジオンマーク入りのカバーによって傷から守れる



工夫が凝らされた「擬似二足歩行」に注目

 ザク・ラジコンの売りは、なんといっても二足歩行だ。ただし、右足と左足を交互に持ち上げながら移動する完全な二足歩行ではなく、擬似的な二足歩行となっている。走行の基本は、足底のローラー。これを使って、滑るようにして歩くのだ。

 とはいえ、昔のブリキの玩具のように、ズーコッ、ズーコッと足を引きずって歩くわけではない。軸足の足底にあるローラー・ユニットが本体を持ち上げ、わずかに足を浮かせながら、あたかも二本の足で歩いているかのような歩行を実現しているのだ。いうなれば、擬似二足歩行。二足歩行が不可能でも、できる限り近づけるように工夫が凝らされている。ここは高く評価できるポイントだろう。本体が持ち上がる振動によってパイプも揺れ、リアリティも醸し出している。

 歩行時には、速度の変更が可能だ。コントロール・レバーを軽く倒すと、ゆっくりと歩く。グッと深く倒すと、早く歩く。何度も遊んでみたところ、主に使うのは、早歩きの方だ。ノシノシと力強く歩き、いかにも「ザクを操作している」という醍醐味が味わえる。ゆっくり歩きの方は、歩幅を短くすることで速度を落としており、今ひとつ用途を欠く感じだ。

 移動できる方向は、6方向。「前進」と「後進」、「左前方旋回」と「右前方旋回」、「左後方旋回」と「右方向旋回」だ。操作への反応速度も素早く、ほんの少しの練習をすれば、ザクを意のままにコントロールすることできるようになる。

 回転レバーを使った上半身の操作も良好だ。レバーを傾けると、ザクの腰から上の上半身が間髪入れずに回転し、向きを変える。敵を察知し、その方向にマシンガンの銃身を向ける、なんていうアクションも簡単にくり出すことができる。

 BB弾の発射は、前述の通り、コントロール・レバーの発射ボタンを使用する。ボタンを一度押すと1発のBB弾が発射され、そのまま押し続けると、複数のBB弾が連射されるようになっている。BB弾の威力は、エアガンと比べると、弱めの設定だ。ただし、勢いがなく、弾道がまっすぐ伸びない、ということもない。ちょうどよいサジ加減なのだ。威力が強ければ相応の危険がともない、部屋の中で気ままにマシンガンを連射することもできなくなるので、これは当然の配慮といえるだろう。

脚の裏。軸足となるとローラーが隆起し、体を少し持ち上げ、前進させる 上半身は、コントロール操作によって、左右各30度まで回転する ディテールに凝ったザクマシンガン。通常の6ミリBB弾を使用する


【「R/C TECHROID MS-06 ZAKU II」ムービー】
WMVムービーその1(前進) 418KB
WMVムービーその2(歩行)390KB
WMVムービーその3(後進)1.15MB


モノ・アイとモニターを使えば気分は「ジオンのパイロット」

 次は、もうひとつの売りであるモノ・アイに迫ってみよう。ザクの頭部にはCCDカメラが内蔵され、モノ・アイが捉えた映像を、コントローラのカラーモニターに映し出す仕組みになっている。アニメのようにモノ・アイ自体が左右に動くギミックはないが、左右方向の物を映し出したいときは、上半身を回転させることで対応することができる。

 映像のクオリティは……筆者の遊んだ環境では、電波が安定しないのだろうか、なかなか鮮明な画質にはならなかった。基本的には、モノクロの映像。モノ・アイが捉える物体は輪郭ははっきりと見えるが、細部までは映し出されない、という感じだった。電波の調子が良いときは、しばらくの間、鮮明度が上がり、映像もカラーで表示されることがあったのだが……。

 とはいえ、遊ぶには必要十分。肉眼を使わず、モニターに映し出される映像だけを見ながら操作すれば、気分はコクピットの中のジオン兵だ。そう思うと、ザクの歩行も今まで以上に楽しいものになった。仕事場は、ザクが不時着した未開の惑星で、ここを探索していこう、なんて単純なことをイメージするだけで、これが何分でも、何十分でも遊べるのだ。モニターに机の脚が映るだけでも「おおっ!」と心が躍る。BB弾を連射すれば、なおのこと熱くなれる。恐るべし、ザク・ラジコンの強烈な魅力。

 コントロール・レバーを中心とした操作は、非常に簡単で、快適だ。「練習」や「慣れ」もいらず、誰でも簡単にザクを操ることができる。ここは特筆しておきたい。

頭部にはCCDカメラが内蔵され、レンズがそのままモノ・アイとなっている ランドセルの中には電源スイッチがあり、上にはアンテナが立っている 上半身のパーツは、手動によって自由に動かすことができる


【「R/C TECHROID MS-06 ZAKU II」ムービー】
WMVムービーその4(BB弾発射)390KB
WMVムービーその5(コントローラ)237KB


パーツの調整によって、二体一緒に遊ぶことも可能

 最後に、まだ語れていないことを付記しておきたい。前回も述べた通り、両腕はラジオコントロールで操作することはできないが、動かすことは可能だ。可動箇所は、肩、腕、ひじ、手のひら、指の付け根と豊富で、好きなようにポーズを取らせることができる。もちろん、ザクマシンガンをしっかりと握らせることもできる。

 またクリスタルと呼ばれる付属パーツを別の種類に交換することで、電波のバンドを変更することが可能。つまり、二機のザクがあれば、同じ空間で一緒に操作して遊ぶことができるのだ。同時発売されたシャア専用ザク・モデル「R/C TECH ROID MS-06S ZAKU II」を用意すれば、二体のザクを戦わせることも、あるいは作品中の名場面を再現することも思いのまま、というわけだ。うーっ、面白そう。ぜひ、これら二体が同時に動いている様子を見てみたいものだ。

 シリーズ第2弾となるドム「DOM MS-09」の年内発売も決定し、こちらも非常に楽しみだ。

(C)創通エージェンシー・サンライズ

□バンダイのホームページ
http://www.bandai.co.jp/
□「ガンダムパーフェクトウェブ」のページ
http://www.gundam.channel.or.jp/
□「R/C TECH ROID MS-06 ZAKUII」のページ
http://www.gundam.channel.or.jp/goods/toy/rc_zaku.shtml
□ララビットの「R/C TECH ROID MS-06 ZAKUII」のページ
https://lalabitmarket.channel.or.jp/gundam/gundam074_00964.html


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(2002年5月9日)

[Reported by 元宮秀介 (ワンナップ)]


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