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ユーザー団体による「ポッ拳、ARMS合同オフライン大会」が開催
200人が参加した規模の大きな大会は、熱戦の連続で大盛り上がり！
2018年9月8日 21:52
- 9月8日 開催予定
- 会場：大田区産業プラザPIO 小展示ホール
Nintendo Switch用ポケモンアクションバトル「ポッ拳 POKKEN TOURNAMENT DX」のユーザー団体「ポッ拳カントートーナメント」と、格闘アクション「ARMS天下一武道会」のユーザー団体「ARMS天下一武道会」は、「ポッ拳、ARMS合同オフライン大会」を9月8日に大田区産業プラザPIOにて開催した。
「ポッ拳」は、ポケモンの「ポケットモンスター」とバンダイナムコエンターテインメントの「鉄拳」がコラボした「ポケモン」の対戦格闘ゲーム。Wii U版に収録された16匹のポケモンに加え、ダークライ、ハッサム、エンペルト、グレッグル、ジュナイパーの5匹のポケモンが追加されている。
「ARMS」は、Nintendo Switchのコントローラー「Joy-Con」を両手に持ち、傾けたり押し出したりする操作とボタン操作を組み合わせてプレイする対戦アクションゲーム。熱い駆け引きを楽しむことができる対戦アクションゲームとなっている。
今回の大会の目的は、それぞれのタイトルコミュニティの拡大と活性化だという。ユーザーコミュニティによる大会だが本格的で、支援協力先として、ディスプレイメーカーのAOCをはじめ、メモリーなどの製造などを行なうエイデータテクノロジージャパンなども協力。メーカー側も、大会にはAOC製ゲーミングモニター「AGON」が機材強力として提供するほか、優勝者には「AGON」が進呈されるなど強力にバックアップする。会場には48台のディスプレイが並べられ、24組の対戦が同時にできるという壮観な会場だった。
さらに「ポッ拳」の大会では、アメリカのプロプレーヤーや海外公式大会のコメンテーターをつとめる選手も参加。ユーザーのレベルの向上や、より一層ゲームの楽しさを引き出す大会となった。会場内でフリーに対戦するなどの交流も見られたが、大きな大会でなければ海外のプロ選手などが日本でのファンイベントや大会などへの参加はなかなか難しい。今回来日が実現したことで日本のプレーヤーにとっても大きな刺激となったようだ。行動力あふれるプレーヤーの手によって、こういったイベントが多数開催されることが、草の根レベルのeスポーツの裾野を広げていくことだろう。
ちなみに会場には小さなお子さんのプレーヤーも参加しており、「ねぇねぇ、対戦しようよ」と積極的に声を掛けている姿はほほえましいものがあった。
大会は白熱したが、決勝はメインステージにくみ上げられた対戦台で熱く行なわれた。ウィナーズとルーザーズの4人が最終決戦に挑み、ルーザーズで勝ち残った選手がウィナーズで敗北した選手と戦い、勝者がウィナーズの勝者と戦うという方式だ。
まず行なわれたウィナーズでの戦いは、ゲンガー使いのTARUTARO選手が最終的にはRARA選手を押し切って撃破。続いて行なわれたルーザーズの戦いでは、ギルガルド使いのHARUYUKI選手がWP|AZAZEL選手を圧倒。ほぼWP|AZAZEL選手に仕事をさせないままに勝ち上がり、ウィナーズ戦で敗れたRARA選手との戦いに駒を進めた。
ルーザーズからの戦いということで後がないHARUYUKI選手だが、ここではギルガルドからダークライにキャラクターをチェンジし果敢に戦いに挑む。これには会場もどよめいた。当初は間合いの取り方が絶妙で立ち回りの上手いRARA選手が押す展開だったが、試合の中盤でHARUYUKI選手が一気にラッシュを決める展開が上手くはまった瞬間、一気に流れが変わり後半はHARUYUKI選手が押す展開に。ラストはRARA選手のラッシュをギリギリ凌いだHARUYUKI選手が勝利をものにした。
決勝戦は、これまで大会で良いところまで駒を進めながら優勝できなかったというTARUTARO選手と、ルーザーズから連戦の中、勝利をものにし決勝へと這い上がってきたHARUYUKI選手との戦いとなった。HARUYUKI選手は使用キャラクターをギルガルドに戻し、壁際でのラッシュなどで良いところまで追い詰めるのだが、TARUTARO選手は安定した戦いを繰り広げ、ミスを見逃さずにここぞというところで大技を決め、一気にギルガルドの体力を削り取っていく。最終的には余裕のある戦いを繰り広げたTARUTARO選手が優勝を決めた。勝利の瞬間には両手を大きく天に突き上げ、うれしさを爆発させた。
「ポッ拳」と「ARMS」を本当に好きなユーザーが集まり、常に来場者がワイワイと対戦を楽しんでいた今回のイベント。これだけ規模の大きな大会となると開催することも難しく感じるが、運営側はそれを乗り越えて開催している。こういった行動力が、eスポーツの次の歴史を築き上げていく礎となるような気がした。ぜひともまた次回も開催して頂きたいし、他のユーザーも参考にして、どんどんイベントなどを企画して開催していって頂きたい。
