山村智美の「ぼくらとゲームの」

連載第43回

「桃鉄」「STEEP」そして「セガ3D復刻アーカイブス3」がやってくる!いつものインタビューもありますの話

この連載は、ゲーム好きのライター山村智美が、ゲームタイトル、話題、イベント、そのほかゲームにまつわるあれやこれやを“ゆるく”伝えるコラムです。毎週、水曜日に掲載予定。ちなみに連載タイトルは、本当は「ぼくらとゲームの間にある期待の気持ち」。新しい体験の、その発売を、いつでも楽しみにしている期待の気持ち。そのままだと連載タイトルとしては長すぎたので……「ぼくらとゲームの」。

2016年も残すところあと10日となりました。あっという間ですね、本当に。この12月の凄まじいゲーム発売ラッシュも、いよいよ明日22日で年内の発売予定は最後となっております。

22日発売のタイトルのなかで僕が個人的に楽しみにしているのは、以下の3本。

3DS「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」
3DS「セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE」
PS4/Xbox One「STEEP」

「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」はなんと言っても6年ぶりの最新作。任天堂からの販売になったということもあり、今作はある意味で一区切り後の“新生 桃太郎電鉄”的な存在と言えるのかもしれないですが、基本的な良さはそのままというのがPV等からも伝わってきます。

なお、3DSとソフトを持ち寄っての最大4人プレイのほか、1台の3DSとソフトでの交代制による4人プレイ、さらに3DS&ソフト1本と本作の無料体験版をダウンロードしてある3DSとで「桃鉄3年決戦!」というプレイモードも楽しめます。購入は検討中という人でも、誰かと一緒にプレイする機会を見越して、体験版をDLしておくのが良さそうです。

PS4/Xbox One「STEEP」はE3での発表のときにも「おっこれは面白そう……」と、個人的に結構楽しみにしていたタイトルなんです。

オープンワールドになっている雪山を舞台にウィンタースポーツを心ゆくまで楽しむというゲームになっていて、スキー、スノーボード、ウィングスーツ、パラグライダーといった、スピード感抜群のエクストリームスポーツに挑めます。

最近この手のスポーツゲームはシリーズが長く続いている定番のもの以外は少なくなっている印象があって、特にウィンタースポーツものはなかなかないという状況でしたが、グラフィックスのクオリティが上がり、地形のスケールも大きく広く作れるようになっていけばいくほどに、魅力の高まっていくジャンルではないかなと思えるところがあり。その先にはVRへという道も続いていそうですが。

いつかVRでの本格ウィンタースポーツゲームへと発展していくことを期待しつつ、まずは「STEEP」で、今世代のハードだとどんな表現やプレイフィールにたどり着いているのかを見てみたいという気持ちです。

さてさて。3本目は3DS「セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE」ですが、こちらはもうGAME Watchをチェック頂いている人には説明不要だとも思えますが。一応軽く紹介を。

往年のセガのアーケード・家庭用ハードのタイトルを、3D立体視やオリジナルな追加要素などを加えて3DSでプレイできるようにする「セガ3D復刻プロジェクト」シリーズの最新作。「アーカイブス」は、このプロジェクトでのダウンロード配信タイトルをパッケージソフトに収録(アーカイブ)しようという、シリーズです。

「セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE」では、「ターボアウトラン」、「サンダーフォースIII」、「エイリアンシンドローム」、「コラムス」といった新規タイトルに、これまでダウンロード版が単体配信されていたアーケード&メガドライブタイトル5本が収録されています。

この「セガ3D復刻プロジェクト」、GAME Watchではもはや名物と言えるインタビューを行なってきたので、そのこだわりをいつもお楽しみ頂いている人も多いかと思いますが、

今作は副題に「FINAL STAGE」とあるとおり、アーカイブする(シリーズのDLタイトルをパッケージ版へと収録する)のも今作で全て完了するということもあって、区切りであり、最終作となっています。(個人的には最終作になって欲しくないのですが)

僕はこのプロジェクトのインタビューを昨年の「セガ3D復刻アーカイブス2」から引き継いだという状態で今に至るのですが、

実は2012年の12月26日に配信された「セガ3D復刻プロジェクト」タイトルの第1弾「3D スペースハリアー」のインタビューの収録に同席させて頂いたという思い出もありまして。

その日は、同席するだけということもあって、どんなインタビュー収録なのかも特に聞かされることもなくセガ社内へと行ったのですが……

そこは、シリーズプロデューサーである奧成さんが「スペハリ(スペースハリアー)」について熱く語りまくり、開発を手がけるエムツーの堀井さんが嬉しそうに実機の画面を見せてくれまくり、とめどなく異様なこだわりを話まくる……という。なんとも異次元な空間だったのです。

あれから早4年が経ち。その熱量やこだわりは今も変わらず……というか年々ボリュームアップとエスカレートをしているような気すらしますが、いよいよ最終作「セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE」発売でございます。

先週もフライング告知的なものを書きましたけど、「セガ3D復刻アーカイブス3 FINAL STAGE」の“いつものインタビュー”は、今夜遅くに……いつもの時間に……何も問題が起きなければ掲載予定ですので。

あ、先に言っておきますけど、

今回も長いので……!

じっくりまったり読んでもらえればと思います。

ではでは、今回はこのへんで。また来週。