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「プロジェクト巨影都市(仮題)」、シリコンスタジオ「OROCHI 3」を採用

街のリアルな情景が描き出されている

 シリコンスタジオは、ゲームエンジン「OROCHI 3」とミドルウェア「YEBIS 3」が、バンダイナムコエンターテイメントが開発中のプレイステーション 4/Play Station Vita向けに開発中のサバイバル・アクションアドベンチャー「プロジェクト巨影都市(仮題)」に採用されたと発表した。

 「プロジェクト巨影都市(仮題)」は、数十メートルに及ぶ謎の巨大生命体や、飛行する巨大物体などを始めとした人類にとっての脅威「巨影」と、その「巨大な影」によってもたらされる非日常、そしてそこを生き延びようとする人々の物語を描くというプロジェクト。発売日、価格は未定。

 「OROCHI 3」は、グラフィックス、フィジックス、AIなど13のライブラリと40以上の開発ツールを備えたオールインワン型の国産ゲームエンジン。これまでスクウェア・エニックスのPS4/PS Vita用RPG「WORLD OF FINAL FANTASY」や、アーケード用対戦ガンシューティングゲーム「ガンスリンガー ストラトス2」、バンダイナムコエンターテイメントのPC向けオンラインゲーム「RISE OF INCARNATES」などに採用されている。

 「プロジェクト巨影都市(仮題)」についてバンダイナムコエンターテイメントのCS事業部プロダクションディビジョン第1プロダクション2課プロデューサー、塚中健介氏は下記のようにコメントしている。

塚中氏コメント

 いつもの街並みに突如出現した巨影によってもたらされる脅威。
 「プロジェクト巨影都市(仮題)」における、この表現にリアリティを感じて頂くためにも、"いつもの街並み"のグラフィックスには、開発陣一同、こだわりを持って制作しています。

 ゲームエンジンである「OROCHI 3」、そして「YEBIS 3」のサポートもあり、我々が目指したのものが、着々と現実になりつつあります。プロジェクトの全貌は、現段階では明らかになっておりませんが、続報では皆様に驚きのある新たな情報をお届けできればと思います。ご期待ください。

 また、制作を手がけるグランゼーラのGzスタジオゲームデザイナー・ディレクター、九条 一馬氏は下記のようにコメントしている。

九条氏コメント

 ゲーム制作者にとっては、頭の中で思い描いているものが形となり、画面に反映されていくことは強烈な快感です。それがテンポよく進むことで、制作しながらも新しい提案が出てきて、ゲームを膨らませていってくれます。

 「OROCHI 3」を選んだのは、PS4/PS VItaに対応していたこともありますが、何よりもシリコンスタジオ様の技術者の方々が、親身になり、テンポよくサポートしてくださるからです。ゲームエンジンやミドルウェアをご提供いただいている、というよりもまさに共同で開発していただいている、という感じです。

 機能対応のこと、仕様に関して効率の良い実現方法について……など、困ったことがあればダイレクトにぶつけます(笑)。それは、ともに1つのゲームを作る仲間だと思っているから。技術力と献身的なシリコン様、懐が広いバンダイナムコエンターテイメント様、そして徹底して遠慮がないグランゼーラのチームプレイにご期待ください!

【「プロジェクト巨影都市(仮題)」スクリーンショット】

(クラフル)