ニュース

カーバトル、ドライブの感触こそが「マッドマックス」の最大の楽しさ!

発売直前、開発者が語る“世紀末ドライブのススメ”

9月17日~20日 開催(17、18日 ビジネスデー)

会場:幕張メッセ

入場料:当日 1,200円(税込)

 ワーナーは「TGS2015」会期中に、10月1日発売予定のPS4/Xbox One「マッドマックス」のプレゼンテーションを行なった。本作を開発したWB Gamesクリエイティブディレクターのフランク ルーク氏によるデモプレイで、本作の魅力が語られた。

本作を開発したWB Gamesクリエイティブディレクターのフランク ルーク氏
新たな愛車「マグナムオーパス」で荒野を疾走する
愛車は様々なカスタマイズが可能
広大なフィールドが用意されている
側面の火炎放射器で敵車を火だるまに

 「マッドマックス」は核戦争で人類が荒廃した未来を描く。映画「マッドマックス」シリーズの要素を取り入れながら、主人公がマックスであるという点以外はキャラクターやストーリーは全くのオリジナルとなる。

 マックスはゲーム冒頭で映画での重要な愛車だった「インターセプター」を壊されてしまう。マックスは新たな愛車「マグナムオーパス」と、相棒となる技術者「チャムパケット」とともに荒野を走り、この世界を暴力で支配する勢力と戦いを繰り広げていく。今回のプレゼンテーションで紹介された要素はE3で体験できたものと内容は同じだったが、より完成度の高いビルドで、ゲームの細かい要素も明らかになった。

 「マッドマックス」の最大の魅力はマグナムオーパスで荒野をぶっ飛ばすところにある。マグナムオーパスは非常に細かいカスタマイズが可能で、エンジン、タイヤ、サスペンション、タイヤの横につけるスパイク、バンパーにつける武器、側面から炎を吹き出す装置、ニトロブースター、さらには車に積むハープーン(銛)、ロケットランチャーなども用意されている。これらは様々な部品がゲーム内に登場し、アンロックさせたり、様々な場面で手に入るスクラップを通過代わりに購入してカスタマイズが可能だ。

 ルーク氏はこのマグナムオーパスで荒野を走り、敵と戦う感触こそが本作の最も楽しいと語った。荒野を高速で走り、カーブではドリフトを決め、危険な道を高速で走り抜ける。襲いかかってくる敵にワイヤー付きの銛を打ち込み引っ張り回したり、敵の燃料タンクを打ち抜いたり、体当たりで粉々にする。敵を側面に誘い込んで火炎放射器で焼いたり、スパイクで削る……高速で走る車同士で車体をこすりながら戦いを繰り広げるこの“感触”を味わって欲しいとルーク氏は語った。

 ゲームでは様々なミッション、ロケーションが用意されているスクラップや車のパーツが手に入る「スカベンジャーポイント」の他、様々なミッションが用意されている上、その地方を支配する中ボスの拠点などもある。ボスの拠点には難易度も表示されており、高難易度の拠点はパワーアップしてから挑みたい場所だ。

 スカベンジャーポイントなどはチンピラが支配している地点をマックスが強襲する。「マッドマックス」ではマックスによる格闘や銃撃戦の要素もあり、マックス自身の武装を強化したり、殴る武器をパワーアップさせたり、ジャケットを強化することで耐久力を上げたり、ショットガンの弾薬をより多く装備できるようになるという。

 「マッドマックス」は映画とは独立したオリジナルのストーリーが展開するが、映画ファンにはニヤリとさせられる要素も多数盛り込まれている。敵となる車はザコの車も含めて映画に登場した車となっている。また、メルギブソン主演の3部作にあった“独特のユーモア”を取り入れている。また様々なシーンやアクションでも映画の要素を取り入れているとのことだ。

 映画の最新作である「マッドマックス 怒りのデス・ロード」の映画とは深く関わっており、製作開始前からスタッフと話し合いゲームに大きく影響を与えている。監督のジョージ・ミラーとの打ち合わせも行なったという。その上でこれまでの映画作品の要素を様々なポイントで盛り込んだ作品となっており、映画ファンにはより一層楽しめるとのことだ。

 「やっぱりカーコンバット、そして荒野をドライブしている感触をぜひ楽しんでください。今回はデモプレイでしたが、コントローラを握り実際に車を運転してみるとコントローラを通じて得られる刺激や、車の挙動のリアルな質感に誰もが夢中になります。ゲームで運転の楽しさをぜひ、感じてください」とルーク氏は語った。

【ゲーム「マッドマックス」トレーラー】

【マッドマックス】

(勝田哲也)