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本日発売の「ファイアーエムブレムif」、任天堂が同性婚についてコメント
(2015/6/25 11:21)
任天堂は6月25日にニンテンドー3DS用ロールプレイングシミュレーション「ファイアーエムブレムif」を発売した。価格はパッケージ版、ダウンロード版共に各4,700円(税別)で、CEROレーティングはC(15歳以上対象)。
「ファイアーエムブレムif」は、「白夜王国」および「暗夜王国」の2つの異なる視点からストーリーが語られ、展開が異なる。さらにはどちらの国にも与しない第3の物語が後日ダウンロードコンテンツとして配信される予定となっている。
発売前日となる6月24日に、任天堂の広報部から同社のステートメントとして「ファイアーエムブレムif」において同性婚が可能であることが明らかにされると共に、ゲームの楽しみ方についてコメントしている。
同性婚に対する問題としては、「トモダチコレクション」において米国ユーザーから同性婚非対応について問題視する意見が寄せられ、謝罪すると共に「トモダチコレクション」での対応が技術的に不可能であることを表明し、「次回作での対応を約束」するとしていた。
【任天堂から公開されたステートメント】
2015年6月25日に日本で発売いたします「ファイアーエムブレムif」には、プレーヤーの作成したメインキャラクターと別のゲームキャラクターの間で同性婚が発生する可能性が含まれています。
「ファイアーエムブレムif」は「白夜王国」および「暗夜王国」の2種類を発売致しますが、「暗夜王国」版におきましては男性主人公キャラクターを、別の男性キャラクターと戦いを通じて絆を築いたあとに結婚させることができます。また「白夜王国」版では女性主人公キャラクターを、別の女性キャラクターと戦いを通じて絆を築いたあとに結婚させることができます。また、これらのいずれかをお買い求めいただきましたお客様向けに、後日第3のシナリオをダウンロード配信販売させていただく予定ですが、未だ名称を発表しておりませんこの第3のシナリオにおきましては、戦いを通じて絆を築いたあとに結婚させることが可能な上記の男性・女性キャラクターの両方が登場します。
当社は当社のゲームプレイ体験が、当社が事業活動を行なう地域社会における多様性を反映させたものであるべきだと考えますし、同時に、各ゲームタイトルの仕様は常に、ゲームのシナリオ、ゲームプレイ性といった様々な要素を検討した上で設計しております。また、当然のことですが、ゲームは最終的に楽しくお楽しみいただくためのものであると考えております。「ファイアーエムブレムif」は楽しくプレイしていただけるゲームであると考えておりますし、ファンの皆様に気に入っていただけることを期待しております。
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