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「CoD アドバンスド・ウォーフェア」、会場でマルチプレイを体験せよ!

強化外骨格“エグゾ”の力で走り飛ぶ! 立体機動がもたらす新時代の戦い

9月18日~21日 開催(一般公開日 20日~21日)

会場:幕張メッセ1~9ホール

入場料:
前売り 1,000円
当日 1,200円
小学生以下無料

 スクウェア・エニックスが11月13日に発売を予定している「コール オブ デューティ アドバンスド・ウォーフェア(以下、『CoD AW』)」。東京ゲームショウでは、本作のマルチプレイをMSブースで体験することができる。

 試遊台は24台。6対6の対戦を2組で行なうことができる。しかもオーソドックスな「チームデスマッチ」に加え、「Uplink」という特殊ルールの2つの対戦を楽しむことができる。

 なによりも「CoD AW」のキャラクター達は「エグゾスケルトン(以下、「エグゾ」)」という、強化外骨格をまとい、超人的な能力を発揮する。「CoD」の最新作としてはもちろん、FPSというカテゴリーから見てもこれまでにない新しい感触をもたらしている。一般公開日、ぜひチェックしてもらいたいタイトルだ。

【Call of Duty: Advanced Warfare - Multiplayer Reveal Trailer】

FPS新時代の幕開け! 立体的な戦いは、対戦に大きなうねりをもたらす

エグゾの力で高く飛び上がる。立体機動がもたらす新しい戦い
シールドの展開など、エグゾは多彩な機能を持っている
両手持ちの武器。武器の種類も多彩だ

 「CoD AW」のマルチプレイの大きなウリは、「キャラクターのカスタマイズ」にある。武器は多彩な上、様々なアタッチメントを着けることができる。ガンサイトや、レーザーポインター、消音器、フォアグリップなどがあり、自分の好みにセッティングできる。能力も足を速くしたり、耐久力を上げたり様々なものが用意されている。

 本作ならではの要素は「エグゾ」に機能を組み込めることだ。よりブースト距離を長くしたり、シールドを展開させたり、グレネードを発射したり。能力で「バッテリー容量を増やす」を所有していれば、エグゾの機能をさらに効果的につかえる。サブウェポンのグレネードの種類も多彩で、うまく活用できるようになるには、かなりゲームをやり込まなくてはいけないと感じた。

 実際、ゲームをプレイすると「わからないこと」が多く、もっとゲームをやり込みたい、システムを詳しく知りたいと強く思う。試遊台ではあらかじめ設定されているセットを選んで戦うのだが、グレネードの効果や、特殊武器の使い方を理解する前に倒されてしまう。エグゾを身にまとった兵士同士の戦いは、非常に早く激しいものになる。この“動き”に新しさがあるのだ。

 エグゾをまとった兵士はジャンプボタン2度押しで、自分の身長の数倍の高さを飛び上がる。左スティック長押しのダッシュの距離も長く、走りまくるプレーヤーも多い。とにかく敵も味方も激しく動き、敵の姿を探しつつじりじり進むというこれまでのFPSスタイルを打ち破る戦いが展開する。筆者は最初敵の動きに面食らい、そして敵が捕らえられない自分の力量に苛立ちを感じた。兵士がダッシュすると、的を追いきれないのだ。

 シールドを活用したり、音響グレネードで敵の位置をレーダーに出すこともできるのだが、やはりまず敵をうまく捕らえられない。逆にこのエグゾをうまく使いこなせば、これまでのFPSにはない戦いが楽しめそうだと感じた。特殊能力や武器の特性を把握した上で戦いに参加したい。

 マルチプレイを扱ったデモムービーでは、スライディングや、空中での軌道変更、ブーストを活用した短距離ダッシュなども行なっており、強いあこがれを感じた。武器の中には両手それぞれにアサルトライフルを持って撃てる種類もあるようだ。「CoD AW」のマルチプレイはかなり見応えのあるテクニカルなものになりそうで、日本での対戦実況の盛り上がりにも期待したい。

銃弾をかいくぐりながらゴールを目指す、機動力を活かした新ルール「Uplink」

うまくジャンプすれば、2人に囲まれても有利に戦える
思わぬ角度から奇襲されてしまうことも

 新ルール「Uplink」はエグゾの能力があるからこそ楽しいゲームルールだ。チーム対戦で、各陣地にはアップリンクと呼ばれるポイントが空中に設定されており、両チームはステージに現われるボールを奪い合い、アップリンクの中に投げ込めば得点をゲットできる。バスケットボールやラグビーを思わせる競技だ。

 ボールを持つと射撃ができなくなる。ボールを持ったプレーヤーはひたすらゴールを目指し、他のプレーヤーはそれを守るために戦う。敵チームはボールを持った敵を何とか倒そうとするのだが、これがかなり難しい。ボールを持つ選手に夢中になっていると後ろから撃たれるし、エグゾの能力をフルに使って逃げる敵は、上下にも激しく移動し、なかなか捕らえきれない。マップも高低差のある立体的なもので、めまぐるしく視点を移動させながら敵を仕留めなければならない。

 また、ひとたびボールを手に取ると、FPSとひと味異なる世界が開けるところも強調したい。優れた機動力を発揮するエグゾの能力を使いこなす楽しさ、相手の銃弾をかいくぐり、アップリンクに飛び込む爽快感はかなりのものだ。逆にアップリンクにフォーカスして迎撃専門で戦うプレーヤーもいたり、体験した短い時間の中でもかなり濃いゲーム体験をすることができた。

 「CoD AW」は、従来と大きく異なる戦いが展開し、「時代の変化」みたいなものを感じられると思う。飛び回る楽しさ、飛び回る敵を捕らえることの難しさに、新しいゲームをプレイしているという感触を得ることができるだろう。「Uplink」はそのなかで通常のチームデスマッチほど殺伐としないスポーツのような感触が楽しい。東京ゲームショウで、ぜひこの感触を味わって欲しい。

【スクリーンショット】
ステージも立体的な構造になっている
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(勝田哲也)