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「AVA」プロクランGalacticはMSIのゲーミングノートをどう評価したか?

Galacticチームマネージャー江尻勝氏と、メンバー2名にミニインタビュー

3月11日収録

 MSIの発表会では、2013年4月よりMSIとスポンサー契約を交わし、プロクランとして活動しているGalacticのメンバーとチームマネージャーの江尻勝氏がゲストとして参加し、その活動内容をアピールした。

MSIの発表会でGalacticの活動内容を説明するGalacticのメンバー。左から順に江尻勝氏、てっこぉ選手、Seven選手
Galacticチームマネージャーを務める江尻勝氏
会場後方に並べられていた新モデル

 江尻氏は、まず始めにゲームオンのオンラインFPS「Alliance of Valiant Arms(AVA)」のプロクランとして活動しているGalacticについて、もうすぐ丸1年になるMSIとのスポンサー契約における活動内容を紹介した。

 江尻氏の紹介によると、Galacticは、プロ活動に使用するPCを、デスクトップPCではなく、MSIのゲーミングノートPC「G」シリーズを使っているという。実際、Galacticが先日EIZOの銀座ショウルームにて開催した「Galactic塾」でも、「G」シリーズが使われていた。あれは携帯性や省スペース性で選んだわけではなく、意図的なものだったわけだ。

 のみならず、Galacticの活動内容のひとつとして、「AVA」を通じてゲーミングノートPCの可能性を追求していく方針を掲げている。ゲーマーの視点からゲーミングノートPCの魅力を伝えることが、Galacticの価値のひとつだと考えているようだ。

 先日の「Galactic塾」では、PCにはMSIの「GS70 Stealth」、モニターには同じくスポンサー契約しているEIZOの「FORIS FG2421」を使い、一般参加者にも触ってもらいながら、かつGalacticのメンバーとコミュニケーションを取りながら、プロダクトの魅力を伝えているという。このほか、Galacticの公式サイトでは、Galacticのメンバーが採用ギアのレビューを執筆したり、海外イベントのレポートを自らが執筆するなど、他のクランにはない幅広い活動を実施している。

 もちろんGalacticはプロクランであるため、プロとしてその存在をアピールするには試合に勝つしかない。勝つための練習をした上で、さらにこうしたスポンサー活動を行なっているというわけで、プロクランの活動の苦労を一端を垣間見た気がした。

 今回、Galacticのメンバーは、発表されたGeForce 800M搭載モデルをまだ触っていないということだが、発表内容を受けての感想を聞いたので掲載しておきたい。

江口氏: 今回、新製品を見させていただいて、外装も変わったし、キーボードも進化しましたし、前のモデルからテイストが変わったのがひとつ驚きでした。Galacticとしては、やはりGeForce 800番台の搭載は当然注目していますし、映像のストリーミング機能などにも関心を寄せています。SuperRAIDも相当速いと伺っています。PCゲーミングに必要なすべてがここに入っているという感じで、もともとのベースの性能が良いのは、我々日頃使っていてわかっているのですが、そこからさらに様々なところがグレードアップしていて、ゲーマーのひとりとして早く使ってみたいなというのが正直な所ですね(笑)。

Seven選手: 個人的に気になったのはストリーミングですね。GeForceのShadowPlayや、今回の「G」シリーズに標準搭載されるXSplit Gamecasterは、自分も使ってみて配信してみたいと思いました。今は自宅の環境が悪くて配信できていないのですが、これならできるかもしれないので試してみたいですね。僕も以前ゲーム映像の配信はやっていたのでわかりますが、設定の時点で諦めてしまう人が多いんです。でも、これなら簡単にできますし、多くのゲーマーが喜ぶ機能だと思います。

てっこぉ選手: 純粋に使ってみたいです(笑)。様々な機能が追加されてて、さっきの発言と同じになってしまいますが、ストリーミング機能が気になっています。自分は日頃から配信しているので、どんな感じになるのか使ってみたいと思いました。

 2人の選手とも、数あるゲーマー向け機能の中でストリーミングについて言及していたのが印象的だった。やはりMSIが力説するように、PCゲーマーの配信好きは本当のようだ。チームマネージャーとしてメンバーのこうしたスタンスについてどのように捉えているのだろうか?

江口氏:我々の活動において配信はもう欠かせません。それはやはり、我々のプレイを映像で見せることで、ゲームファンの皆さんに「俺もやりたいな」と思わせることができること。声出しも顔出しもできるので認知も広まりますし、SNSを通じて直接ふれあうこともできます。スポンサー活動も同じです、その製品の魅力を、直接視聴者に伝えることができます。極端に言ったら、購入までできます。それでなくとも、ファンの間の橋渡し役にストリーミングはなってくれているので、これは今後も欠かせないと思っています。

 ちなみに、Galacticが活躍のフィールドとしている「AVA」は、そんなにハイスペックのPCを要求するゲームではない。MSIが今回発表したゲーミングノートPCを導入することで、ゲーミングシーンがどう変わるのだろうか?

江尻氏: 「AVA」なら最新のPCでなくても動くというのは事実なんですが、アップデートに合わせて「AVA」もどんどんヘビーなFPSになっていってますし、PCスペックというものはいくらあっても困るものではありません(笑)。特にこれから「AVA」を始めとしたPCゲームを試してみたいという方は、何を揃えて良いかわからないと思いますが、この「G」シリーズなら、基本的なPCスペックはもちろんですが、SuperRAIDによる高速な読み込みや、SteelSeriesのキーボードによる快適な操作、そしてストリーミングとすべてオールインワンで揃っているのでオススメできますよね。

 今後、Galacticの活動用の機材が、GeForce 800Mシリーズの最新モデルに置き換わったら、Galacticの活動内容はどのように進化するだろうか?

江尻氏:当然進化します(笑)。残念ながら、Galacticの全メンバーが満足な環境で活動できているわけではないので、そうした環境が整うことでゲームプレイがより快適になるだろうということがひとつ。ストリーミングに関してはXSplit Gamecaster等を使って顔を出しながら配信できたりしますので、これもやっていきたいです。というのは、ストリーミングで重視されるのは視聴者数です。せっかくやる以上、多くの人に見ていただきたい。その際に重要なのは選手の顔が見えるかどうかなんですね。これからもGalacticは活動内容を強化していきますので、ぜひご期待下さい。

(中村聖司)