ニュース
「プレイステーション 4」読者アンケート結果!
PS4に1番期待することはやはりグラフィックスの向上
同時購入タイトルは「龍が如く 維新!」
(2014/2/4 18:41)
- 【プレイステーション 4】
- 2月22日 発売予定
- 価格:
- 46,179円(First Limited Pack with PlayStation Camera)
- 41,979円(First Limited Pack)
ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアは2月22日に次世代据え置き型ゲーム機「プレイステーション 4」を発売する。GAME Watchでは、1月22日から1月27日までアンケートを募集させていただいた。件数は1,160件いただきました。ご協力ありがとうございました。
その結果をここにご紹介したい。他の人がどれくらいPS4をほしいと思ってるのか? 同時にどんなゲームを購入しようと考えているのか? 気になる人も多いはずだ。と言うことで、今回のアンケート結果を公開する。
なお、弊誌のアンケートシステムの都合上、「下記リストから選択」を選択できてしまうため、選択項目をすべて足しても100%に至らないことから丸めている部分がある点はご了承いただきたい。
プレイステーション 4をほしいですか?
1つめの質問は、「プレイステーション 4をほしいですか?」だが、ゲーム媒体でのアンケートとあって、もちろん80.2%(930人)の方が「欲しい」を選択している。「今後欲しいタイトルがあれば購入するつもり」である人が14.8%の171人ということで、実に約95%が気持ち的には「購入」に傾いているといえる。一方で「今は購入しないつもりでいる人は58人で5%となっている。
GAME Watchはゲーム誌であるため、こういった数字は当然だと思われるが、それでも図抜けて高く、期待を集めているといえるだろう。プレイステーション・フォーマットでは2006年11月以来7年3カ月ぶりの発売となる。ゲームファンとしては期待が高まらないわけはないだろう。
プレイステーション 4を購入するとしたら、通常版とカメラ同梱版のどちらを購入しますか?
2つめはPlayStation Camera同梱版を購入するかどうかについて。アンケート結果では通常版の購入を検討している読者が647人で約56%、PlayStation Camera同梱版を検討している読者が511人で44%となっている。かなりの人が当初からPlayStation Cameraの導入を検討しているようだ。
この結果には面白いと感じた。というのも、Cameraが付属していた方ができることが多いのは当然だが、たった4,200円の違いとはいえ、設置場所のことなどを考えると「なんか面白いものが出たら買えばいいや」と考え、後から買おうとする人が多いのかと考えたからだ。
「DUALSHOCK 4」のライトバーは、PlayStation Move的なことが可能となっている。吉田修平氏によれば「ビックリするくらい、けっこうできます」とインタビューで答えている。センサー精度の向上により、ちょっとした傾斜も認識でき、微妙な操作も判別可能。2眼であるため深度も測ることができる。インターフェイスとの連動も考えられ、あればOSのアップデートなどによりできることはどんどん増えていくだろう。読者もそういったところは敏感に察ししてこうした数字に表れたのだと思う。
プレイステーション 4の何に期待しますか?
3問目はPS4のどういったところに期待するかについて。トップに来たのは「グラフィックス性能の向上」だ。これはまぁ当然だろう。次世代機として1番わかりやすいところであり、FPSやサードパーソンアクションなどのゲームタイトルで、リアルに描き混まれた世界観の中思う存分遊ぶことができるのは、やはりゲーマーの夢だろう。
次に来たのがPlayStation Vitaとの連動によるリモートプレイだ。ラグなど気になる点はあるが、外出先でPS4の高精細な画像でゲームを楽しめるというのはたまらない魅力だ。究極のゲーム環境と言ってもいいかもしれない。時と場所を選ばず、最高のグラフィックスでゲームが楽しめるわけだ。
そして、グッと少なくなるが、プレイムービーを“SHAREボタン”1発で配信することができる中継機能と続いていく。とはいえ、やはりわかりやすいグラフィックスに注目が集まったようだ。
同時に購入したいソフトは?
同時に購入したいと思っているタイトルは、「龍が如く 維新!」がダントツ1位となった。ソニー・コンピュータエンタテインメントジャパンアジアとしては、ローンチ時の日本産のゲームタイトルラインナップの強化もあって2014年発売へと延期したところもある。そういった意味では人気タイトル「龍が如く」シリーズの最新作が、ハードと同初タイトルとして並んだことは大きいし、注目が集まったのも当然だろう。
2番手につけたのが「KILLZONE SHADOW FALL」だ。ずば抜けてリアルなグラフィックスで作品世界を描き、PS4のベンチマークとなるタイトルに仕上げられている点から、「KILLZONE SHADOW FALL」でグラフィックスの向上を体感したいというユーザーが多いのだろう。
そして3位は、やはり美しいグラフィックスとPS4のパワーを感じることができる作品に仕上がっているFPSタイトル「バトルフィールド4」、これまた圧倒的なグラフィックスで海賊の戦いを描く「アサシンクリード4 ブラックフラッグ」が続いた。
今後、発売される中で、楽しみにしているタイトルは?
「今後発売されるタイトルで楽しみにしているタイトルは?」という質問には、自由に記入していただいた。
やはり多かったのは、PS4の発売と同時にオープンβテストが開始される「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」だ。1つ前の設問はあくまでも同時発売のパッケージソフトであるため、あえて含めなかったのだが、人気MMORPGタイトルである「ファイナルファンタジーXIV: 新生エオルゼア」をPS4の最高のグラフィックスで楽しみたいと考える人は当然だが多かった。そして昨年のE3で発表となったシリーズ15作目となる「FINAL FANTASY XV」も相変わらずの人気で、楽しみにしているタイトルに挙げる人が多かった。
そして「METAL GEAR SOLID」シリーズだ。すでに制作が進行中の「METAL GEAR SOLID V THE PHANTOM PAIN」のプロローグに当たる「METAL GEAR SOLID V: GROUND ZEROES」が3月20日に発売されることが決定している。プロローグ版とはいえ島が丸ごと収められており、できることはかなり多い。オープンワールドで繰り広げられる新しい「METAL GEAR SOLID」を存分に楽しむことができるだろう。
そのほかで目立ったところでは、発売延期となった「DRIVECLUB」を挙げる人は多かった。UBI Softの期待作「WATCH DOGS」やカプコンの「deep down」、米シアトルを舞台に超能力を駆使した戦いが繰り広げられる「inFAMOUS Second Son」、意外に早くPS4版が発売されるのではないかとの噂が駆け巡っている「グランツーリスモ6」、そして、映画のノウハウを盛り込みながら、すでに映画を超えた興奮が提供されているといってもいい「アンチャーテッド」シリーズを待ち望む声が大きかった。
ゲームの実況をしますか?
3問目の設問でもあるが、“SHAREボタン”を使った実況をやるかどうかについて。SHAREボタンを使って実況をやりたいという人は388人で34%。すでにやっていて、既存のシステムを使ってやるという人はほとんどいなくて、18人の2%。そして「やらない」という人が圧倒的で、751人(64%)となっている。
自分の声を入れて実況することもできるわけだが、さすがに実況するのはハードルが高いかもしれない……何をしゃべればいいかわからないし……という方も多いだろう。実況をしないという人が多いのはそういった敷居の高さもあるのかもしれない。でも考え方によっては違った方法も考えられる。どうしても超えられないところをSHAREボタンを使って配信し、「お願い、助けて!」と言えば、あっという間に解決方法が寄せられるかもしれない。
また、他のプレーヤーが配信した映像をPS4から簡単に見ることができるので、実況はしなくても、ゲームを買うときの参考にすることもできるし、便利な機能ではある。実況まで考えなくても、ゲームの映像を流すだけで、フレンドが増えることもあるだろう。
ソフトはパッケージで購入したい? ダウンロード版を中心に購入したい?
PS4からはダウンロード販売がより大きくフィーチャーされそうだが、今回のアンケートでは「できれば購入する」が78%と圧倒的。コンシューマーではまだまだパッケージで購入する人が多そうだ。PS4ではバックグラウンドで動作するチップによってダウンロードを行なう機能などが備わっている。このことから少ないダウンロード容量でゲームをスタートし、プレイしながらダウンロードといったことも可能だ。
今回のアンケートでは、もしかしたら大容量のダウンロードがイヤでパッケージを購入すると答えた人が多くなったのかもしれない。しかしPS4発売以降は前述のような機能を利用し、便利だと感じた時点でダウンロードで購入する人たちも増えてくるかもしれない。
一方で、ゲームメーカーさんとお話をしていると、ユーザーとの接点として販売店でのイベントなどを重要視する話をよく聞く。ダウンロードにも力を入れる一方で、顔を見ながら販売し、意見を吸い上げられる場として、日本ではまだまだ販売店を重要視しているようだ。
プレイステーション 4にひとこと!
そして最後は自由記入で「PS4」について語ってもらった。たとえば面白いところでは、「トロフィー機能無効化(ユーザーが任意選択にしてほしい)」といった意見もある。また、「使用しない機能及びアイコンの削除や無効及び非表示設定」なども意見として出ている。これはiPhoneなどもそうだが、なるべくトップをすっきりさせたいという意向からだ。
また、以前インタビューでWorldWide Studiosプレジデントの吉田修平氏は「PS4として4Kの出力はサポートしているのですが、今のところパーソナルコンテンツのみの対応」とし、ゲームは対応していないという。その理由の1つが「ゲーム開発者側からも要望が少ない」ということだという。だが、今回のアンケートでは「4K画質でゲームを楽しみたい」といった意見がいくつか聞かれた。PCのみならずディスプレイの業界では「4K」がトレンドとなっているので、今後の展開も期待したいところ。
そしてソフトに関してはPS、PS2、PS3を遊べるようにして欲しいという意見。これはクラウドゲーミングサービス「PlayStation Now」で実現することになるだろう。しかし一方で「PS3ソフトの互換がなければ、高額であることや設置場所の問題もあり、そう簡単には(PS4を)買えない。家族を説得できない」といった現実的なご意見も……。
ゲームタイトルに対してのご意見も数多く寄せられた。人気タイトルを発売して欲しいということで「ドラゴンクエスト」シリーズの望む声が大きいのはもちろん、「バイオハザード」シリーズや「テイルズオブ」シリーズの新作、「エースコンバット」シリーズなどもPS4のポテンシャルを存分に発揮してくれそうだ。また、面白いところでは1080p/60fpsで動作する「Jumping Flash!」がやりたいといった声もあった……よく、わかります(笑)。そして「『人喰いの大鷲トリコ』を出して欲しい」というご意見もちらほら。こちらはソニー・コンピュータエンタテインメントさんにお願い! といったところ。
そして意外に多いのがDLNA機能についての要望が多かった。PS4のAV機能への期待も大きく、連携して楽しみたい人が多いということだろう。
いろいろとご意見いただきありがとうございました。PS4の登場で、ゲームライフがもっともっと良くなりますように!!