ニュース

「D&D ロスプラ3 合同プレゼンテーション&体験会」を開催!

各作品のゲームやコラボの情報を紹介。体験会ではスコアアタックやカプコンチームとの対戦が展開

開催日:
8月21日

会場では、アーケード版の「シャドー オーバー ミスタラ」が遊べるようになっていた

 カプコンは8月21日、「『ダンジョンズ&ドラゴンズ -ミスタラ英雄戦記-』、『ロスト プラネット 3』合同プレゼンテーション&体験会」(以下、合同プレゼンテーション&体験会)を開催した。

 合同プレゼンテーション&体験会では、8月22日に発売予定のプレイステーション 3用RPGアクション「ダンジョンズ&ドラゴンズ -ミスタラ英雄戦記-」(以下、ミスタラ英雄戦記)と、8月29日に発売予定としているPS3/Xbox 360用シネマティックシューティング「ロスト プラネット 3」(以下、ロスプラ3)の各作品について、ゲーム内容やコラボレーションの情報が紹介された。

 体験会では、「ミスタラ英雄戦記」が4人のマルチプレイでそれぞれ個人のスコアを競い合い、「ロスプラ3」では、NEVECチーム(メディアチーム)と雪賊チーム(カプコンチーム)に分かれ状況に合わせて変化するミッションのクリアを目指すモード「シナリオバトル」でカプコンチームと対戦した。

【各タイトルの体験会】
「ミスタラ英雄戦記」では土屋氏や片岡氏も参戦。スコアを競い合うということで、手を抜いてくれたのかどちらも途中でリタイアとなった
Aチーム(インサイド、週刊ファミ通、ファミ通.com、Gamer、電撃オンライン)がカプコンチームと対戦する「賊軍収容所」。Aチームは特殊車両「バトルキャット」を護衛し3つの防衛壁を突破することが目標となり、それを阻止するため雪賊側はバトルキャットを襲撃する。一進一退の攻防の末、Aチームの勝利
Bチーム(マイナビニュース、4Gamer、GAME Watch、プレコミュ、電撃PlayStation)は「アルファの巣」でカプコンチームと対戦。双方とも、AK「スワンガ」を倒してT-ENGキャニスターを手に入れ、回収ポイントまで持ち帰ることが目的となり、3ポイント獲得すると勝利となる。(アンドリュー氏のルール説明では)最初はスワンガを協力して倒すはずだったのが、カプコンチームの猛攻にあい早々に2ポイントを先取される。その後、(空気を読まれた?)Bチームが2ポイントを取り返しなんとかドローに持ち込んだ

AC版を超える難易度「ドクロ」や開発当時の企画書などを収録した「ミスタラ英雄戦記」

 「ミスタラ英雄戦記」のプレゼンテーションには、プロデューサーの土屋和弘氏とディレクターの片岡謙治氏が登場し、アーケードで人気を博した「ダンジョンズ&ドラゴンズ タワー オブ ドゥーム」(以下、タワー オブ ドゥーム)と「ダンジョンズ&ドラゴンズ シャドー オーバー ミスタラ」(以下、シャドー オーバー ミスタラ)の2作品を収録していることや、「ミスタラ英雄戦記」から追加された新たな要素などを紹介した。

 「タワー オブ ドゥーム」は、カプコンの得意としていたベルトスクロールアクションゲームの制作が後期にさしかかる頃に作られた作品。ベルトスクロールアクションの制作に関する成熟したノウハウを導入した上で、「ダンジョン&ドラゴンズ」というテーブルトークRPGのルールを取り入れたゲームとしてリリースされたという。

 土屋氏は、ごり押しのパワープレイではクリアできない緻密なゲーム性と、RPGとしてのアイテム、魔法、クラス(職業)の使い分けが肝となるゲームバランスを持っており、昔からのファンの中には「タワー オブ ドゥーム」のほうが好きな人も多いと紹介した。

 一方「シャドー オーバー ミスタラ」は、「ストリートファイター」など対戦格闘ゲームのブームが最盛期に入っていた中、片岡氏がベルトスクロールアクションにこだわりたいと志願しメインプランナーとして開発に参加した作品だという。

 土屋氏によるとゲームの内容は、1作目を踏まえつつ、ユーザーから好評を得たアクション要素を取り入れコマンド技で派手な必殺技が出せるほか、エリア選択やストーリー分岐といういわゆるRPG的な要素も拡充され、謎解きや隠されたアイテムが追加されるなど遊びの幅が広がったゲームになっているという。

 片岡氏は「シャドー オーバー ミスタラ」について、対戦格闘ゲームブームの全盛期で、「ストリートファイター ZERO」シリーズが稼働していた時期だったので、そういったゲームが好きなユーザーにも遊んでもらえるようコマンド技を入れたり、派手さを出すためにインパクトのある演出を追加したと説明した。

土屋氏(写真左)と片岡氏(写真右)が「ミスタラ英雄戦記」のゲーム内容や、コラボレーション企画を紹介した
「ミスタラ英雄戦記」は、1994年にリリースされたアーケード用「タワー オブ ドゥーム」と、1996年にリリースされたAC用「シャドー オーバー ミスタラ」を収録

 さらに「ミスタラ英雄戦記」からの新要素として、「4人で同じキャラクターを選択してプレイ可能」、「項目の充実したオプション」、「未公開の開発資料などを収録したギャラリー」、「アーケード版にはなかった難易度」が紹介された。

 4人で同じキャラクターを選択して遊べるようにしたことについて土屋氏は、「家庭用ならではの要素として最終的にオンラインでの協力プレイが実装されるので、どのキャラクターを使うのかが相談できない状況でも、自分の使いたいキャラクターで常に遊べるようにしました」とコメント。これについて片岡氏が「役割分担はなくなるかもしれませんが、その代わり攻撃力が抜群に上がるなどアーケード版では味わえなかった楽しみ方が増えるので今回は取り入れてみました」と付け加えた。

AC版ではできなかった、4人が同じキャラクターを使っての協力プレイを実現!
見せる機能を充実させるため、ブラウン管のような描写やドットバイドットでの表示ができるようになっている
移植作ではよくある広報用のイラストなどはもちろん、開発当時の企画書やデザイナーのラフスケッチ、さらに片岡氏がやり取りしていたFAXなどの中から厳選したものがギャラリーに集められている
AC版では8段階の難易度設定ができたが、家庭用ではさらに「ひよこ」と「ドクロ」が追加されている。「ドクロ」については、スタッフがすべてのデータから1番難しいパラメータの組み合わせを用意し、AC版を超える難しさになっているという

 また、オンラインマルチプレイが近日中に実装されることが明らかにされた。土屋氏いわく、「開発のほうは順調に進んでいますので、ほぼほぼお待たせさせないタイミングで実装したいと思っています」と述べ、配信日については確定次第発表するとした。

【プロモーション情報】
ニコニコ生放送の電波諜報局に、土屋氏と片岡氏が緊急参戦する
ニコニコ動画の「カプコンサマースペシャル生放送第3弾」の配信が決定。「D&D最強パーティー三番勝負」の第3回目が生放送で配信される
元ゲーメスト編集長・石井ぜんじ氏の「D&D 突撃インタビュー」第3回が近日公開される
Webコミック「ダンジョンズ&ドラゴンズ はじめて講座」が8月22日より公式サイトで順次公開される。実際に遊んだことのない人に、職業の役割などが紹介される

「SF BAR 神田FLUX」など新たなコラボ情報が紹介された「ロスプラ3」

「ロスプラ3」のゲーム内容、コラボ情報を紹介したアンドリュー氏

 「ロスプラ3」のプレゼンテーションは、プロデューサーのアンドリュー・サマンスキー氏が実施。極寒の惑星で描写される様々なドラマや、「ロスプラ3」の世界観ならではのマルチプレイなど、既に公開されている情報をおさらいした。さらに、初公開となる情報として新日本プロレス、カプコンバー、SF BAR 神田FLUXとのコラボレーション企画が紹介された。

 なおゲームの内容については、ここでは割愛させていただく。下記、関連記事リンクより世界観やマルチプレイなどの情報をご確認いただきたい。

【コラボ情報】
新日本プロレスとのコラボレーション第16弾として「ロスプラ3」のTシャツが8月29日に発売される。主な販売先は、闘魂SHOP、イーカプコン、イーカプコンお台場出張所
8月29日から9月13日までの期間、カプコンバーでオリジナルのドリンクやフードが販売される
8月23日よりSF映画の世界をコンセプトにしたSFファンの聖地「SF BAR 神田FLUX」で、「ロスプラ3」をモチーフにしたオリジナルカクテルが提供される。雪賊やジム・ペイトンをイメージしたものなど合計で6種類。ドリンクを注文すると、「ユーティリティ・リグ免許証風パスケース」がもらえる。また8月29日より「ロスプラ3」の製品版がプレイできる
Amazonで購入

(中野信二)