【東京ゲームショウ 2012レポート】

バンダイナムコブースレポート
プレイアブル出展の「テイルズ オブ エクシリア2」、「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」、「PROJECT X ZONE」、「鉄拳タッグトーナメント2 Wii Uエディション」をレポート!


9月20日~9月23日 開催(20日、21日はビジネスデー)

会場:幕張メッセ1~8ホール

入場料:1,000円(一般/前売り)、1,200円(一般/当日)、小学生以下は入場無料


 プレイステーション 3/Xbox 360/PSP/ニンテンドー3DS、ソーシャル、PCなど、様々なプラットフォームのタイトルを多数出展しているバンダイナムコゲームスブース。

 本稿では、ブース内で大きく扱われている試遊可能タイトルとなるPS3「テイルズ オブ エクシリア2」、PS3「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」、3DS「PROJECT X ZONE(プロジェクト クロスゾーン)」、Wii U「鉄拳タッグトーナメント2 Wii Uエディション」をレポートする。

 なお、お伝えしている情報はビジネスデーのものであり、パブリックデーとは異なる場合がある旨、ご理解いただきたい。




■ PS3「テイルズ オブ エクシリア2」

ジャンル:選択が未来を紡ぐRPG
発売日:11月1日
価格:8,380円

 バンダイナムコゲームスの人気シリーズ最新作「テイルズ オブ エクシリア2」。7連続CM放映PARCOとのコラボによる全国5都市プレミアムイベントなど、「テイルズ オブ フェスティバル 2012」でのタイトル発表から話題の尽きないタイトルだ。発売を約1カ月後に控えた本作はもちろんプレイアブルで出展されている。

 試遊台は8台。開発度90%。主人公ルドガーを操作し、工場のようなステージを進んでいき、戦闘やストーリーが堪能できる10分程度の体験版で、最後にはボスが待っている。ただし、時間が来ると進捗に関わらず、プレイは終了となる。

 注目すべきは、双剣・ハンマー・双銃と3つ武器を使い分けるルドガーならではの戦闘だろう。ウェポンシフト(武器チェンジ)はL1+R1(R2)ボタンで行う。双剣:蒼破刃、ハンマー:アヴァント・ポステ、双銃:ゼロディバイドなど、武器により使える術技が異なる。「変身」のシステムもルドガー専用のシステムだ。画面右下の骸殻ゲージが1以上の時にL3+R3ボタンを入力するとが変身できる。変身すると舞台は一瞬で異空間に切り替わり、敵とルドガーのみが存在する状態になり、×ボタンで変身時専用の強力な技が使える。時間が経過したり、ダメージを受けたりすると骸殻ゲージが減り、ゲージがなくなると元の状態に戻る。試遊を考えているなら、この2つのシステムは必ず試してもらいたい。また、スキル設定画面では、双銃使用時、○ボタンのみで攻撃する際にボタン長押しで射撃攻撃回数が増加するスキル「ブラインダー」なども確認できた。

 9月23日には、ブース内のステージにて、馬場プロデューサーによるゲーム紹介や最新映像の公開、ゲストを交えたスペシャルトークが楽しめる「YAPPARI! 「テイルズ オブ」 スペシャルステージ@TGS2012」が行われる。ゲストは、小野坂 昌也さん(司会)、近藤 隆さん、伊瀬 茉莉也さんを予定している。

(C)いのまたむつみ (C)藤島康介 (C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc.




■ PS3「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」

ジャンル:対戦格闘アクション
発売日:2013年
価格:未定

 連載25周年を迎え、シリーズ累計発行部数は7,500万部以上と、日本を代表するコミックの1つと言える「ジョジョの奇妙な冒険」。そんな「ジョジョの奇妙な冒険」のキャラクターが一堂に会する対戦格闘アクションが「ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル」だ。開発は「NARUTO -ナルト- ナルティメット」シリーズなどで知られる株式会社サイバーコネクトツー(CC2)が担当している。

 会場早々に試遊台に行列ができ、最大120分待ちという圧倒的な注目度の本作。パブリックデーにプレイを考えている人はかなり待たされることを覚悟しておいた方がいいだろう。

 試遊台で使えるキャラクターは空条承太郎、ジョセフ・ジョースター、ワムウ、ジャイロ・ツェペリの4人。スタイルチェンジ、必殺技、ゲージ消費で繰り出せるハートヒートアタックやグレートヒートアタックなど、多くのシステムが組み込まれており、開発度10%というのが信じられないほどの仕上がりだ。グラフィックスに関しては、コミックやアニメのゲーム化に長けているCC2だけあって、原作のタッチ再現された高いクオリティのものになっている。これに関しては、公開されているPVやスクリーンショットを見てもらうのが1番だろう。

 念のため、対戦格闘ゲーム=難しいという印象を持っている人に言っておきたいのが、CC2の松山氏は“格ゲーを作る気はなく、最高のジョジョゲー”を目指していること。そのため、誰でも遊べるようなシステムも組み込まれている。こちらに関しては、この後にアップ予定のステージイベント「『ジョジョの奇妙な冒険』連載25周年記念発表会」のレポートでご確認いただきたい。

 9月20日の「『ジョジョの奇妙な冒険』連載25周年記念発表会」に加え、9月23日にはゲストを交えつつ、本作が紹介されるステージイベント「オラオラオラオラステージ ~ディ・モールト ディ・モールト 良いぞッ!~」も行われる。



試遊台だけでなく、フィギュアも展示されている

(C) 荒木飛呂彦 & LUCKY LAND COMMUNICATIONS/集英社
(C) 2012 NBGI




■ 3DS「PROJECT X ZONE(プロジェクト クロスゾーン)」

ジャンル:シミュレーションRPG
発売日:10月11日
価格:6,280円

 「PROJECT X ZONE」は、カプコン・セガ・バンダイナムコゲームスの3社のキャラクターが世界観の枠を越えて一堂に会し、敵と戦うシミュレーションRPG。カプコンの「ストリートファイター」、「バイオハザード リベレーションズ」、「魔界村」、「ヴァンパイア」、「ジャスティス学園」、「サイバーボッツ」、セガの「バーチャファイター」、「サクラ大戦」、「戦場のヴァルキュリア3」、「ファイティングバイパーズ」、「スペースチャンネル5」、バンダイナムコゲームスの「鉄拳」、「テイルズ オブ ヴェスペリア」、「ゴッドイーター」、「スーパーロボット大戦OG」、「ワルキューレの冒険」など、新旧問わず、多数のタイトルが参戦。その数なんと25作品以上となる。

 開発度100%の試遊台は、「魔界村ステージ」、「サクラ大戦ステージ」と、プレイできるステージやキャラクターの異なる2バージョンを各4台出展。3DSLLの大きな画面で試遊できる。

 フィールドマップでユニットを動かし、攻撃対象を決定するとバトルシーンへと遷移する。ここまではよくあるシミュレーションRPGと似たシステムなのだが、バトルは結果を見守るのではなく、十字ボタンとAボタンの組み合わせで出せる通常技を繰り出すというアクションゲームのようなシステムになっている。しかしながら、アクションゲームのような難しさはなく、タイミング良く技を出していくだけで多段ヒットのコンボが生み出せる。攻撃できる回数は画面右下のATTACKと書かれたゲージに依存。例えば、今回の試遊台では3ゲージあり、3回まで通常技が出せる。技を使わない限り、ATTACKゲージが減らないので、どのような順番で技を出すか、時間をかけて考えても問題ない。ただ、3種類ある通常技を1回ずつ使うと通常技を出せる数が+1され、4回目の通常技を出すことができる。

 他にもコンボを繋げるとたまるクロスポイントを100%にすることで放てる必殺技、攻撃時にフィールドマップ上で味方ユニットが隣接していると、そのユニットを呼び出して攻撃できるサポートアタック、最大5人での同時攻撃、フィールドマップでのスキル使用など、一通りのシステムを堪能することができた。設置されている操作方法にはそれほど細かいことは書かれていないので、試遊を考えているなら公式サイトなどでシステムと操作方法をチェックしておくといいだろう。

 ステージイベントは9月20日と9月22日の2回。9月20日の「開発者たちの宴」では開発者によるトークとゲームが紹介が行われた。この様子は後ほどレポートさせていただく。9月22日の「スペシャルクロスオーバーステージ」では横山 智佐さん、置鮎 龍太郎さん、浅野 真澄さんを迎え、デモプレイやゲームの見所紹介が行われる。

 また、9月18日には公式サイトにて16分超のPV第2弾が公開されている。購入を悩んでいるならチェックしてみてはいかがだろうか。



(C)CAPCOM
(C)CAPCOM U.S.A.
(C)SEGA
(C)SEGA (C)RED
(C)NBGI
(C)SRWOG PROJECT
(C).hack Conglomerate
(C)藤島康介
(C)2012 NBGI




■ Wii U「鉄拳タッグトーナメント2 Wii Uエディション」

ジャンル:3D対戦格闘
発売日:12月8日
価格:未定

 東京ゲームショウの前日に出展が明らかになった「鉄拳タッグトーナメント2 Wii Uエディション」。先日、ニンテンドーダイレクトで発表された通り、Wii U本体と同じ、12月8日に発売のタイトルだ。キノコを食べると、巨大化・パワーアップする「キノコバトル」、マリオやリンクのコスチュームなど、Wii U版ならではの新要素が追加される。

 試遊台は4台。Wii Uのゲームパッドを使い、“Wii Uエディション”にのみ搭載される「キノコバトル」がプレイできる。セレクター画面には50人以上のキャラクターが出てくる。スタッフに話を聞く限り、表示されている全キャラクターが操作可能とのことだ。一部のキャラクターを除き、マリオやリンクといった衣装を選択することができた。

 Wii Uのゲームパッドはプレスでも撮影禁止であったため、写真が掲載できないのが残念だが、キャラクターセレクト時、ゲームパッドにはTVモニターと同じセレクターだが、ゲームが始まると技名が表示される。この技名をタッチするとコマンドを入力することなく技が出せる。「キノコバトル」はPVでも紹介されているが、通常のキノコを取ると巨大化、紫のキノコを取るとダメージを受ける、スターを取れば一定時間無敵になるといったモード。通常とは別のプレイができるお遊びモードなので、バランスがどうこう言う人はいないだろうが、巨大化すると立ちパンチが相手に当たらなかったりもする。Wii Uに触れられる本作は、鉄拳ファンはもちろん、Wii Uに興味がある人にも試遊してもらいたいタイトルだ。

(C)2012 NAMCO BANDAI Games Inc.

(2012年 9月 21日)

[Reported by 木原卓]