NHN Japan、「ハンゲームキャラバン2012 春」開催
トーナメントが行なわれた「スペシャルフォース」。新キャラ情報も。メインは“交流と話し合い!?” ユニークな企画の「エルソード」


3月3日~4日開催

場所:i-Cafe AKIBAPLACE



 NHN Japan株式会社は3月3日、PCゲーミング施設「ALIENWARE ARENA in アイ・カフェAKIBA PLACE」において、「ハンゲームキャラバン2012春」として、ハンゲームで運営しているオンラインFPS「スペシャルフォース」と、MOアクション「エルソード」のオフラインイベントを行なった。

 「ハンゲームキャラバン2012春」は、北海道、仙台、東京、名古屋、京都、兵庫、福岡の7都市で行なわれるハンゲームのオフラインイベントで、各地で「スペシャルフォース」、「エルソード」そして「ドラゴンネスト」のイベントを行なう。ちなみに今回がキャラバンの最初で、3月4日には、「ドラゴンネスト」のイベントが行なわれた。今後、3月10日と11日には京都、3月17日と18日には札幌というように、各地でイベントが開催される予定である。

 各イベントはUstreamで実況中継され、「スペシャルフォース」ではオフラインのトーナメント大会に加え、Ustream視聴者との対戦大会が行なわれた。そして「エルソード」では参加者が「『エルソード』のこれから」を話し合って、発表するという、面白い企画が行なわれた。さらにそれぞれのタイトルのアップデート要素も発表された。本稿では、これらを紹介していきたい。



■ オフライントーナメントで熱戦が繰り広げられた「スペシャルフォース」

オフラインイベント担当者の「ハンゲ太郎」ことNHN Japanの荒井淳氏
プロデューサーを務めるNHN Japanの石川光氏
これまでと毛色の違う新キャラクター。詳細は後日発表

 「スペシャルフォース」のオフラインイベントでは、では、抽選で選ばれたユーザーによる対戦大会が行なわれた。1チーム4人で、A、B、C、Dの4チームでのトーナメント戦。各チームは運営側がメンバーを割り振る形で作られた。初対面のユーザーが多かったためか、最初はぎこちない人も多かったが、対戦が始まると次第に声を掛け合うようになり、連携しながら戦っていった。

 イベントでは、オフラインイベント担当者の「ハンゲ太郎」ことNHN Japanの荒井淳氏と、「スペシャルフォース」プロデューサーを務めるNHN Japanの石川光氏、Ustreamによる中継を担当するプロゲーマーのStanSmith氏によって進められた。ハンゲ太郎氏と、石川氏は選手としてもチームに参加した。

 対戦は1マップで行なわれ、5ポイント先取。第1戦はAチーム対Cチームで行なわれた。マップは「ヴェネチア」。水路やゴンドラのあるマップで、プレーヤーチームは攻撃側、防御側チームとなり、攻撃側は相手チームの全滅だけでなく、設定されたゴールポイントに誰かが到達しても勝利となるルールだ。最初にチームリーダーによる「ナイフバトル」で、攻撃側、防御側を決めた。接近戦のナイフのみで戦うルールだ。

 Aチーム対Cチームでは、Aチームが攻撃側を選択した。Aチームには日本代表戦に参加したプレーヤーも参加しており、一方のCチームも、プレーヤーランキング1位のプレーヤーが参加しているということでも、会場が盛り上がった。

 チームメンバーは声を掛け合い、敵のいる位置をポイント名で指定し、情報の共有を図って戦っていった。敵が待ち受けるであろうポイントに、スモークやグレネードを投げ込み、そこから激しい銃撃戦となった。ヴェネチアでは攻撃側がかなり有利なバランスで、Aチームが速攻でCチームを倒していった。Cチームも連携しながら立ち向かうのだが、及ばず、Aチームが5ポイントを一気にとって勝利した。

 次のBチーム対Dチームは、Dチームが攻撃側となった。Dチームは選手の1人としてプロデューサーの何氏が参加している。不利なBチームは食い下がり、2ポイント取るものの、やはり勝てず、5-2でDチームが勝利となった。

 決勝戦はそれぞれを勝ち抜いたAチームとDチームの対決になった。どちらかが5ポイント取ってマップは「神経ガス製造工場」。こちらは防御側が有利になるマップだ。最初に防御側になったのはAチームだった。ゲームの展開は、マップの有利が如実に表われた。Aチームは防御側で勝ちまくり、5-1で攻守交代となった。

 防御側となり有利になったDチームは最初のポイントを取るが、次はAチームがとった。「後1本取れば勝ちだ!」とAチームは大きく盛り上がる。しかし続けて4ポイントDチームがとり、ついにポイントの上で追い付かれてしまう。そしてそのままサドンデスとしてDチームが防御側のまま最終戦が行なわれ、Dチームが優勝となった。

 この後、Ustream視聴者と、会場チームの対決となった。会場参加者はそのままのチーム構成で、パスワードを設定した部屋でUstreamの視聴者を待ち直前に部屋のパスワードを公開、参加者を募るという形で行なわれた。こちらでもAチームとDチームは善戦し、Ustream参加者チームに勝った。

 オフラインイベントでは、今後のアップデート予定として新キャラクターの登場が発表された。ストリート系のファッションに身を包み、タトゥーを入れた男で、南アフリカの軍事組織に所属していたという。「スペシャルフォース」ではこれまで正規の軍人風のキャラクターが多かったが、今回のキャラクターは“軍人くずれ”ともいうべき、アウトローの雰囲気が面白そうである。実装日はあきらかにされなかったが、近日紹介されるという。

 イベント終了時には、現在運営側は、ゲーム内マネーに当たるSP(スペシャルポイント)を不正にコントロールするツール「SPコン」の使用者がいることを認識しており、これに対する対策を行なうために準備を進めているという事が発表された。こちらも近日対応が実施されるとのことだ。「ハンゲームキャラバン2012春」では仙台や福岡などイベントの度に「スペシャルフォース」をはじめとした各タイトルの新情報を公開していくということで、ファンはチェックしていくことをオススメしたい。


中継を担当するプロゲーマーのStanSmith氏。イベントは「ALIENWARE ARENA in アイ・カフェAKIBA PLACE」で実施された。右は優勝のDチーム
ゲーム開始時には、モード選択、キャラクターのタイプ、過去の設定も行なう
新キャラクターのジェームズ、美人になったアシュリー、ゲーム内の様々な選択
アビリティ成長画面と、RBボタンで行なう指示画面。右はリアラの「シンギュラリティ」。敵をダークエネルギーのパワーで浮かす



■ 「エルソード」を有名にするには? 熱いディスカッションが展開

ハンゲ太郎氏と「エルソード」イベントの司会を担当したGMのDD氏
活発なディスカッション。「ゲームが好きだ」という熱意が伝わってくる
3月28日のアップデート。3月14日には2周年イベントも行なわれるという

 オフラインの対戦大会という比較的オーソドックスなイベントを展開した「スペシャルフォース」に比べ、「エルソード」は非常にユニークなイベントを展開した。イベントの司会を行なったのはハンゲ太郎氏と、「エルソード」GMのDD氏。他にも多数のGMがユーザーをフォローしていった。

 ユニークなイベントとは、まず抽選で選ばれた50人の来場者を10人に分け、自己紹介をさせた後、「テーマを決めたトーク」を行なわせ、その結果をチームのリーダーに“発表”させたのだ。最初のテーマは「『エルソード』を有名にするには」。ユーザー達はほとんどの人達が初対面だったようだが、様々な意見を出し合っていった。「こう言うのはどうかな?」、「ありだね」、「それはないなぁ」など、積極的な意見交換が行なわれていた。

 この試みは、見ていてとても新鮮だった。オンラインゲームのオフラインイベントは、“ユーザーの交流”を大きな目的としているが、話し合い、発表させるという、積極的な「運営へのユーザーへの働きかけ」をこのような形でさせるというのは、驚かされた。ユーザー達もとても積極的なのだ。考えてみれば、「自分のプレイしているタイトルを知って欲しい」というのは、多くのユーザーが考えていることなのだ。

 様々な意見が出た。「韓国産ゲームだから、韓流にのって昼ドラはどうか」、「ジェット機に張ろう」、「義務教育化しよう」、「ゲームを進めたら、社会的地位が上がるように」、「教科書の絵をゲームキャラに」、「他のゲームとのコラボレーションをしよう」、「コンテンツの一部をアーケードゲーム化」、「GMに女性キャラクターのコスプレ化しよう」、「イラスト掲示板を作って欲しい」、「ユーザーイベントを運営が協力して欲しい」、「アバターファッションショウをして欲しい」、「テレビアニメ化して欲しい」、「ねんどろいどや、ぬいぐるみを」、「ボイスドラマをやって欲しい」など、多彩な意見が発表され、来場者からは時には笑い声が、時には拍手が出て、大きく盛り上がった。

 2つ目は、「新しいアバター・アクセサリー」について。来場者が発表したのは、「小学生ルック」、「それぞれの武器を着ぐるみに」、「アイスを咥える」、「かわいらしい冠」、「文房具武器」、「男女逆の制服」、「プロモーションのアバターを」、「GMのスタッフTシャツ」、「ボーカロイドや、スーパーロボットなど、版権アバター」、「下着変更アクセサリー」など、こちらも積極的に、チームによってはイラストつきでアイディアが出た。

 「自分がプレイしているタイトルをいかに有名にさせるか」というのは、実は多くのプレーヤーが考えていることだ。オンラインゲームのイベントは、ゲームのコンテンツにこだわりがちだが、「話し合いと、発表」をさせるというのはとても面白かった。各発表内容に対して、GMの会議により、いくつかの賞を設定し、賞品が渡された。

 続いて行なわれたのが、各チーム対抗のタイムアタック。35レベルという強いキャラクターを用意し、適性レベル以下のダンジョンを1人で走破し、タイムを競うというもので、各チームの代表者2名が腕を競った。A~Jまでの10チーム中、優勝したチームはBチームだった。

 「エルソード」はコンボが非常に強力だ。このため敵の攻撃を食らわず、技を繋げるかが大事になるが、強い攻撃を続けてしまい相手がダウンしてしまうと技が繋がらなくなってしまう。いかに後半の強力な技まで繋げるかが求められる。また「属性」も大事だという。今回「ベスマ湖」というマップは敵が堅かったのだが、「毒」属性の攻撃が、タイム短縮に繋がったという。Bチームはこういったテクニックも見事で、運営側からMVP賞が贈られた。

 さらにイベントでは今後のアップデートが発表された。1つは「エルソード」のキャラクター(職業)の1人「レイヴン」の追加システム「怒りシステム」が3月28日に実装されるというもの。この怒りシステムはレイヴンの敵を倒すと溜まる“覚醒ゲージ”を使用して発動させる「覚醒モード」に新しい能力を追加させるものだ。今回は実装日の発表のみで、詳細は後日紹介される予定だ。

 もう1つ3月14日に「エルソード」2周年を記念して、「闇の門 深淵」というイベントを開催するという。これまで「エルソード」では、専用のダンジョンで防衛戦を行なう「闇の門」というイベントを行なったが、今回はさらにパワーアップするようだという。「難易度は高いが、その分見返りも大きいものになる」という。

 「エルソード」のイベントは、特に「ユーザー自身に相談させて発表させる」という企画が新鮮だった。プレーヤーはゲームと運営を応援したいと思っているが、「運営に言いたいこと」となると、どうしても不満をぶつけてしまうところがある。ユーザーが運営を応援させる意見を、ユーザー同士でディスカッションさせることで、交流も深まり、運営としても参考になる意見が出てくる。こう言った試みは面白いし、「面白いことをやっていきたい」という、運営側のオフラインイベントへの積極的な取り組みは評価したい。今後他の地域で、どんな意見が出てくるかも楽しみだ。


チームで話し合ったことを発表する。かぶり物を用意してきた人も。下段は、アバターアイデアでのイラスト。来場者の反応から賞が贈られた
タイムアタック。用意されたキャラクターのため、思わぬ苦戦をする人も