「AION」女性限定パーティー「Daeva's Day」開催

第3テンペルなどの「Episode 2.7」は10月18日実装


9月10日 開催

会場:Ginza Roots Tokyo



左から、PRスズキ氏、パク・ナナ氏、平田珠実氏、MCタナベ氏
女子会をイメージしたイベントで、来場者も当然女性だけ

 エヌ・シー・ジャパン株式会社は9月10日、Windows用MMORPG「The Tower of AION(タワー オブ アイオン)」の女性限定オフラインイベント「Daeva's Day」をGinza Roots Tokyoにて開催した。

 本格的なMMORPGというと、男性プレーヤーが大半というイメージを持ってしまうが、「AION」はキャラクターカスタマイズの自由度の高さなどで、比較的女性プレーヤーからの支持が高い。同社はこれまでにも、オンライン女性限定コミュニティ「CLUBディーヴァ」を立ち上げるなどしている。

 今回開かれた「Daeva's Day」は、いわゆる女子会をイメージして開かれたオフラインイベント。ドレスコードが設けられ、約50人の女性プレーヤーが華やかな衣装で来場した。イベントの司会は、企画発案者でもある「リリー・アン」こと平田珠実氏と、ブログ等でおなじみのPRスズキ氏。

 イベントには「AION」担当パク・ナナ氏とMCタナベ氏(彼だけは男性)も途中から参加。「AION」の最新情報として「第3テンペル訓練所」の追加などが予定されている次期バージョンアップ「Episode 2.7」が、10月18日に実装予定であることが明かされた。内容については、「第3テンペル訓練所」がPvP向けのコンテンツであることに触れられた程度で、詳細は追って発表される。

 ゲームに関する発表はこれだけだったが、イベント自体は女性だけの会ということもあり大変華やか。同じワールドの人とテーブルを囲み、甘いお菓子を食べながら談笑し、事前に用意された各々のキャラクターが書かれた名刺を交換しあっていた。

 クイズ大会やアンケート企画では、新しい話題が出るたびに各テーブルで会話が弾んでいた。しかしPvPイベント「The TOWER OF BATTLE スティクロEdition ver.」が始まると、参加者のプレイの様子を見ようと、参加していない人も続々とPCやモニターの近くに集まって観戦していた。運営スタッフも「まさか、みなさん席を立たれるとは」と漏らしていた。やはり「AION」が大好きなプレーヤーの集まりなのだと感じられる光景だった。

 イベント企画者の平田氏によると、ゲーム内で女性同士の友達が作りにくい、プライベートでも遊べるくらいの友達が欲しいという声に応えるために企画したという。平田氏にイベント後にコメントを求めたところ、「最初は人が集まってくれるのかと心配していましたが、ご来場いただいた方々から、今日は本当に楽しみにしていましたとか、友達がいっぱいできましたという声も聞けました。お友達同士でオフ会なども開いていただけると嬉しいです。今回は第1回ということで東京で開催しましたが、好評であれば地方で開いたり、より大規模に開催することも考えています」と語ってくれた。

 来場者を限定して開くイベントというのは、オンラインゲームではあまり覚えがない。しかし立場や趣味趣向がより近い人が集まれば、話が弾むのも当然だし、特定のユーザー層の意見を聞く場としても期待できる。今後は女子会だけでなく色々な企画が立ち上がり、よりコミュニティを盛り上げてくれるものが出てくることに期待したい。


クイズ大会はテーブルごとに解答する形。問題や答えが発表されるごとに大きな歓声が上がっていた
携帯電話を使って、来場者にアンケートを取る企画も。女性向けとあって恋愛がらみの話も多く、「AION」で出会った人と結婚したという方もいれば、「上司が天族でプレイしていると聞いて魔族で始めた」という方も。女性ならではの企画で大盛り上がり
PvPイベントでは、参加したいと手を上げる人は少なかったものの、いざ始まると参加者やモニターの前に人だかりができていた。参加者も真剣そのもので白熱した試合が繰り広げられた

(2011年 9月 12日)

[Reported by 石田賀津男]