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「アークスX'masパーティー」で、Switchでもプレイ可能なクラウド版「PSO2」がプレイ可能

「Nintendo Switch『PSO2 クラウド』」のサービス開始時期も発表に!

12月6日 実装

会場:LUMINE 0

 セガゲームスは、12月16日に新宿で開催した「アークスX'masパーティー2017」において、「ファンタシースターオンライン2」に関する最新情報を発表すると共に、会場には「Nintendo Switch『PSO2 クラウド』」が24台出展され、配信直前の新12人用レイドボス「エリュトロン・ドラゴン」戦のゲームプレイも可能となっていた。

 MCは、声優の諏訪彩花さんとお笑い芸人のなすなかにしさん(中西茂樹さん、那須晃行さん)が担当。セガゲームスの開発チームからは、酒井智史氏(『PSO2』シリーズプロデューサー)、木村裕也氏(『PSO2』シリーズディレクター)、濱崎大輝氏(『PSO2』EP5ディレクター)、陳 智政氏(『PSO2es』ディレクター)が登壇し、アップデート情報などを披露。さらにイベント後半には「ハリエット」役の潘 めぐみさんも加わってトークショーが行なわれた。

「Nintendo Switch『PSO2 クラウド』」の詳細を発表

 Nintendo Switchでプレイ可能な「Nintendo Switch『PSO2 クラウド』」の詳細が発表となった。「Nintendo Switch『PSO2 クラウド』」は、Nintendo Switchに数十MBのクライアントをインストールし、ネットワークに接続した状況で「PSO2」をプレイすることができるクラウドゲーム。サーバーとは、プレーヤーの入力情報と映像データのやり取りのみが行なわれる。クラウドゲームであるだけに安定したネットワーク環境が必要となる。

 動作環境は30fpsでの動作となり、もちろんネットワークの状況によってはラグが発生する可能性もある。基本プレイは無料で一部有料アイテムの販売に対して課金が行なわれる。クラウド版に関してはPC版以外の機種とクエストをプレイすることはできない。ただ、すべて同じSEGA IDでアカウントの共有ができ、AC/SG共に他機種と共用できる。二重ログインでなければ各機種を並行してプレイすることも可能となっている。別機種でのプレイ時にも、すべてのアイテムがほぼ問題なく表示されるという。

 「Nintendo Switch『PSO2 クラウド』」の利点はもちろんNintendo Switcでプレイ可能な点だが、たとえばアップデートが行なわれ、データのダウンロードなどが混雑で時間がかかった場合などの待ち時間中でも、サーバーには最新のデータがあり、そのダウンロードの必要が無いクラウド版は常にプレイすることができることになる。

 サービス開始時期は2018年春を予定。5月や6月にはならないだろうと予測される。

 会場では「Nintendo Switch『PSO2 クラウド』」を使用し「エリュトロン・ドラゴン」戦のゲームプレイが可能となった。30fpsであることやクラウドということで、完全に同じタイミングでのプレイとは行かない場合もあるものの、大きく違和感を感じないプレイヤーが多いようだった。ただ、Joy-Conでのプレイに馴れてない人も同時にいたようだが、クラシックコントローラーなどを使用すれば、ある程度は解消可能だろう。

会場には24台(2組がプレイ可能)の試遊台が設置されていた

 またイベントでは、来場者と共になすなかにしによる、配信直前の新12人用レイドボス「エリュトロン・ドラゴン」戦のゲームプレイが行なわれた。12人という大人数でのチャレンジだが、とにかくエリュトロン・ドラゴンの攻撃が強力! まず橋の上でザコ敵と戦っている最中もエリュトロン・ドラゴンが周囲を飛行しながらサポート攻撃を加えてくる。これらをかわしながら本丸にたどり着くと、やっとエリュトロン・ドラゴンとの対戦が始まる。

 各部位破壊を行ない、ダウンしたところで頭部への攻撃を加えることで弱らせていくという流れ。ところが、各部位に攻撃できるようにするために、ライトニウムソードで攻撃する必要があるようで、この武器をメンバーの誰が持ち、どのように攻撃を与えていくかが、1つのキーポイントとなるようだ。ただライトニウムソードは強力な武器であると同時に、60秒しか持っていることができないという。メンバー内で協力体制を敷いて、攻撃を加えていく必要がある。

 終盤のエリュトロン・ドラゴンの攻撃はかなり強烈で、画面内が火の海になってしまうほど。この猛攻を凌ぎながら攻撃を加えていくのはかなりの難関となるだろう。失敗に関しては59分59秒という制限時間内に討伐できない場合のみ。ちなみに、なすなかにしさんらを含む急造チームにもかかわらず、イベントでのチャレンジは見事成功となった。

「結城友奈は勇者である 勇者の章」とのコラボ決定! そして「バーチャロン」再び!

 会場ではイベントの発表など、数多くの項目が矢継ぎ早に発表されていった。その中でも大きく会場が沸き、拍手が巻き起こったのが、「結城友奈は勇者である 勇者の章」とのコラボ決定の報だ。2018年冬の配信を予定しているが、今回の発表はここまで。

 そしてイベントのラストに発表となったのが「バーチャロン」とのコラボレーションだ。「電脳戦機バーチャロン×とある魔術の禁書目録 とある魔術の電脳戦機」の発売が近づいてきている中でのコラボとなる。今回の目玉は「オラタン」版「MBV-707-G テムジン」と、「RVR-75 ライデンII DNA SIDE」が「PSO2」初登場となることだろう。「とある魔術の電脳戦機」版のカラーリングの「バーチャロンバトルロビー」も実現する。

 発表からは少し話題がそれるが、酒井氏と木村氏は何度か今年1年を振り返る中で、バランス調整について触れた。木村氏は「ヒーローの件などで、バランス調整について年内に終えられず2018年の2月、4月、5月と行なっていくことについては申し訳ない」と頭を下げながらも、面白いゲームにしていくために「ゲームとして楽しんで欲しい」と今後もがな張っていくとコメント。酒井氏も「エピソード5では色々失望させることもあり申し訳なかったのですが、改善に努めています。来年のこの場では笑顔で迎えることができるよう頑張ります。これからもクオリティを上げていき、多くの人に楽しんでもらい体ので、よろしくお願いします」と決意を語った。

【バランス調整などについて】
【「PSO2」に関する発表】
【「PSO2es」に関する発表】
【各種発表も目白押し】

「ハリエット」役の潘 めぐみさんが今後の驚きの展開を示唆!

ゲストには「ハリエット」役の潘 めぐみさんも招いてトークショーが行なわれた

 イベント後半に登場したのは「ハリエット」役の潘 めぐみさん。潘さんは「『PSO2』は展開の幅が広く、気になっていましたので、ハリエット役をいただき嬉しかったです。お姫様役は貴重で嬉しい」とコメント。

 木村氏によれば、まだ明らかになってない今後の展開も含めて「アニメと言うより大河ドラマや洋画風の声の演技をできる人をということで潘さんに決めた」と語る。ただカワイイだけでなくキャラクターの中の2面性を表現できるなど、様々なことを考慮したという。

 潘さんは今後の展開について「予想していないような、『こんな展開するんだ!』と驚くと思う」とコメントしたが、そんな潘さんでさえ、すべての脚本を読んでいるわけではないということで、相当波乱の展開となりそうだ。

ちなみに様々なトークが行なわれて、爆笑の答えもあちこちから出た。ちなみにこちらは諏訪さんの解答
こちらは潘さんの解答。絵が上手い!
なすなかにしさんの解答。木村氏のお気に入りとなった!

会場にも様々な展示物が!

この12月でなんと30周年!
イベントではスタッフの募集も行なわれた。ちなみに前回のイベントでもこのスライドが出されたが、それを見て応募があり、採用が決まった例もあるという