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VRで“カノジョ”の顔が間近に迫る!「ラブプラス EVERY」

スマートフォンでの恋人生活が今冬開始

9月21日~24日 開催

会場:幕張メッセ

教室風のスペースで、制服姿のスタッフがお出迎え

 東京ゲームショウ2017のKONAMIブースにて、今冬配信予定のiOS/Android用恋愛コミュニケーションゲーム「ラブプラス EVERY」が出展された。製品版は基本プレイ無料のアイテム課金制で提供予定。

 今回は会場限定バージョンのモバイルVRを体験できるという趣旨になっている。製品版では、VRは一部のモードのみの対応とされており、VRゴーグルがなくてもプレイは可能。つまり今回はゲーム本編ではなく、VR機能でどんなことができるかを体験できる機会となっているようだ。

 登場キャラクターは「ラブプラス」シリーズでおなじみの、高嶺愛花(CV:早見沙織さん)、小早川凛子(CV:丹下桜さん)、姉ヶ崎寧々(CV:皆口裕子さん)の3人。今回のデモでも、最初に3人の中から1人を選択する。その後スタッフがVRゴーグルにスマートフォンを装着したら、椅子に座った状態でゴーグルを覗き込み、ヘッドフォンを装着してプレイ開始。

 VRゴーグルは紙製の簡易なものだが、2眼レンズで立体視に対応している。ちなみに試遊で使うVRゴーグルは本作のオリジナルデザインが施されており、プレイ後にはプレゼントしてもらえる(端末は付属しない)。ゲームの人気に加え、「ラブプラス」のレアグッズとしても注目されたのか、ビジネスデイですら開幕直後に2時間待ちで行列締め切りになるほどの状態だった。

シリーズおなじみの3人から1人を選択
簡易なVRゴーグルを使用。プレイ後は持ち帰れる

 試遊では、筆者は姉ヶ崎寧々を選択。VR世界は放課後の誰もいなくなった教室で、プレーヤーはバイトに向かう前の時間つぶしをしているようだ。VRゴーグルを覗き込みながら頭を動かすと、教室内を自由に見渡せる。

 教室内にはアイコンが浮かんでおり、そこをしばらく注視する(画面中央に捉える)とアイコンを選択したことになり、ストーリーが進行する。VRゴーグル以外の操作デバイスは一切使わないため、このようなインターフェイスを採用しているようだ。

 いくつかのアイコンをチェックすると、教室に寧々がやってくる。椅子に座っているプレーヤーのもとに、寧々が少しずつ歩いて近寄ってくる姿が、VR空間で表現されている。わかりやすく言えば、寧々がこちらに向かって歩いてきて、自分に向かってあれこれ話しかけてくる。前の席に座ろうとして背中を見せてくれたりもして、その姿を存分に眺められる。会話の中で選択肢が表示されるので、アイコンと同じように注視して選択する。

 さて、「ラブプラス」と言えば……キスだ(?)。VRゴーグルは上下左右を見渡すことはできるが、自分が移動することができない。つまり自分から寧々に近寄ることはできないわけだが、デモでは寧々の方から近寄ってきてくれた。VR空間で寧々が実体感を伴って顔を近づけてくるというのは、これまでとはまた一段違うインパクトがある。

 筆者のデモプレイでは、キスの直前で寧々の携帯が鳴り、バイトの呼び出しがかかるという展開に。直前の選択肢によってはまた別の展開があるのかもしれないが、ちょっと悔しそうな寧々を見られたりもして、これはこれで楽しめる内容だった。

 デモとしては数分の短い内容ではあるが、簡易なVRゴーグルでも「ラブプラス」の世界に入り込む感覚が味わえた。続きは製品版で存分に……ということになるわけだが、存分に楽しみすぎてVRの世界から帰ってこなくなる人が続出したりはしないか、と不安になるくらいに期待が持てるクオリティだ。

 勘違いがないように改めてお伝えするが、VR機能はコンテンツの一部であり、VRを使わない本編が別にある。今回のデモに含まれておらず詳細は不明だが、従来のシリーズ同様に恋人生活を楽しめるものになるそうなので、こちらもご期待いただきたい。

あまりの人気でビジネスデイですら行列が締め切られるほど。出展スペースもユニークなつくりで楽しませてくれる