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【クリスマスおもちゃ見本市】常識の斜め上を行くタカラトミーアーツ
ダース・ベイダーのマスクから柿の種が出てくる不条理アイテムに注目!
2017年9月6日 18:58
クリスマスおもちゃ見本市でのタカラトミーアーツの一押しは「究極のTKG」。弊誌でも取り上げた、卵かけご飯(TKG)を作ることができるクッキングトイだ。タカラトミーアーツが得意とする“楽しく美味しいクッキングトイ”シリーズの1つで、高速回転がウリというところも従来通りなのだが、本商品は卵と白身を分離し、白身を電動でかき混ぜ、メレンゲ状のふわふわにするところに面白さがある。
ふわふわのメレンゲの上に卵の黄身を乗せることで、従来とは異なるおいしさを実現できたという。TV受けの良い素材のためかひっきりなしにTVの取材が入っていたのだが、レポーターが試食した瞬間テンションが変わり、すごく熱心になり、スタッフにもそのおいしさを確認している姿が印象的だった。そのおいしさは広報スタッフも太鼓判を押すほどだ。残念ながら筆者は試食はできなかったが、目の前のTVスタッフのテンションの変化を見ているだけに、グッと興味をそそられた。
筆者のオススメは「おつまみサーバー ストームトルーパー」と、「おつまみサーバー ダース・ベイダー」である。かなりリアルなストームトルーパーとダース・ベイダーのヘルメットフィギュアなのだが、あごの下に手をかざすと、なぜか「柿の種」が出てくるのだ。お酒のおつまみをひとくち分出してくれるサーバーなのである。
しかもこの柿の種を出すときに劇中のセリフを話すのがもうとんでもなくシュールだ。「Luke,it is your destiny.(ルーク、これはおまえの運命だ)」とか言われて柿の種を出されても……父さん、あなたは何を考えているのか? と突っ込まずにはいられない。タカラトミーアーツならではの“常識の斜め上を行く”企画力が爆発した商品と言えるだろう。世間の評価が楽しみだ。
もう1つ面白かったのが、「ちょっこりさん」シリーズ。短い手足を行儀良く揃えて腰掛ける姿になっているシリーズで、「スター・ウォーズ」、「ミニオンズ」、「スヌーピー」など様々なキャラクターをモチーフにしている。
かわいらしいアレンジで、ちょこんと座らせたり、手の部分を引っかけてみたりと、ディスプレイの仕方でかわいらしさが一層増す感じになっている。様々なキャラクターが欲しくなる独特のアレンジで今後も様々なキャラクターがシリーズに加わりそうだ。タカラトミーアーツはぬいぐるみも強いメーカーだが、素材の面白さや、アレンジの独特さなど、こちらも定番商品だけでなく、積極的な“攻めの姿勢”を見せているところが面白い。