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任天堂、2017年3月期第2四半期決算社長説明を公開

「ポケモン体験版」の出足好調、Android版「Super Mario Run」の開発にも言及

10月27日 公開

 任天堂は、2017年3月期第2四半期決算説明会の資料を公開した。当第2四半期連結累計期間の売上高は1,368億円で、Wii Uハード・ソフトやamiibo、ダウンロード売上高の減少に加え、円高による為替の影響により前年同期に比べて減少している。営業損益は59億円で、売上高の減少により売上総利益が前年同期比で34%減少し、販売費及び一般管理費が売上総利益を上回ったことによる。また、株式会社ポケモンなどに係る持分法による投資利益120億円を計上したが、為替差損が399億円発生したことにより経常損益は308億円となった。

 社長説明では、スマートデバイス向けに配信予定の「Super Mario Run」に続き、「ファイアーエムブレム」や「どうぶつの森」のアプリも順次配信予定と発表。「Super Mario Run」は12月に約150カ国において、iOS向けに配信予定となっており、Android版についても並行して開発が行なわれていることが明らかにされた。Android版の配信時期については未発表。

 10月18日に配信を開始した「ポケットモンスター サン・ムーン 特別体験版」のダウンロード数は全世界で350万を超え、過去に配信されたニンテンドー3DS向けの体験版と比べて最高の出足となっている。

 年末商戦期の有力タイトルとしては「Miitopia(ミートピア)」と「桃太郎電鉄2017 たちあがれ日本!!」を挙げており、「Miitopia」は2016年内に発売することを明らかにしている。

 先日発表されたばかりの新ハード「Nintendo Switch」については2017年3月に発売予定で3月末までにグローバルで200万台の出荷を見込んでいる。