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角川ゲームス「GOD WARS ~時をこえて~」のメインビジュアルを公開

プロローグやキャラクターも明らかに

2016年 発売予定

価格:未定

 角川ゲームスは、プレイステーション 4、PlayStation Vita用タクティクスRPG「GOD WARS ~時をこえて~」の最新情報として、メインビジュアルや世界観、プロローグ、キャラクターなどを公開した。発売時期は2016年。価格は未定。

 「GOD WARS ~時をこえて~」は、日本最古の歴史書である「古事記」と、古来から人々が親しんできた「お伽噺」を融合させた世界を冒険するタクティクスRPG。古代日本の若きリーダーたちが、それぞれの運命を背負いながら森羅万象と果敢に戦い、葛藤しながらも成長していくという英雄たちの群像劇が描かれている。語り部は俳優の佐野史郎さんが担当する。

舞台は「古事記」と「お伽噺」がベースとなる古代日本の神話世界

 本作の舞台は、美しい自然に囲まれ、人々と八百万の神々が住む「瑞穂の国」。稲作や製鉄技術が普及し始めた古代瑞穂の「富士国」、「出雲国」、「日向国」の3カ国を舞台に、王子と王女が苦難を乗り越えながら自然や神々との共存を模索していく物語が展開する。

富士国(ふじのくに)

 富士国は、富士山を中心とした最古の王国で、瑞穂国の母性を象徴する存在。人々は、自然や先祖を神として崇拝しており、中でも「イザナギ」と「イザナミ」を瑞穂国創生の神として熱く敬っている。建国者は、自然の神々や黄泉の国の神々と対話する能力を持つ巫女「ツクヨミ」。

【富士国】

 富士国の女王であるツクヨミは、サクヤとカグヤの母で、優しく慈愛に満ちた女性。13年前、神々の怒りを鎮めるために、富士の火口へ生け贄として娘のサクヤを捧げる。それ以後、キツネと呼ばれる男に政治を任せて姿を消し、行方知れずとなっている。

【ツクヨミ】

日本神話やお伽噺の登場人物が織り成すもうひとつの日本神話

 主人公「カグヤ」は、「生け贄の定め」に抗い、自らの手で運命を切り開くため、幼き日に分かれた母を探す旅に出る。その先に待ち受けているのは、「富士国」、「出雲国」、「日向国」による三国の争いだった。カグヤは冒険の中で出会う多くの仲間たちとともに、数々の苦難を乗り越えていく。

【プロローグ】

 遥か昔、富士国・出雲国・日向国と呼ばれる三国を中心とする美しい国があった。その国の名は瑞穂国。瑞穂国の民は、穏やかで争い事を好まず、祖霊を敬い自然と共生しながら平和に暮らす民であった。

 しかし、瑞穂国に稲作技術が生まれ、鉄文明を利用し始めると、人々は争いを始め、自然を破壊し、祖霊をないがしろにするようになった。そんな中、瑞穂国の各地で洪水や地震、噴火などの天変地異が発生し始める。

 世界に破滅をもたらす大噴火を防ぐため、富士国女王ツクヨミは愛娘サクヤを生贄として火口に捧げ、さらに新たな危機に備えるためサクヤの妹カグヤを竹の結界に幽閉すると、ツクヨミはそのままどこかへ姿を消してしまった。

 それから十三年。結界の中で美しく育った王女カグヤを、幼馴染の少年キンタロウが農民の蜂起に乗じて助け出す。「生贄の定め」に抗い、自らの手で運命を切り拓くため、二人は富士国を脱出し、ツクヨミの真意を知るために瑞穂国を巡る冒険の旅に出るのだった。

幼くあどけない表情を見せるサクヤ。しかし彼女には、悲しい運命が待っていた
それは、富士の山を鎮めるために、生け贄になること
生け贄という定めを課せられたカグヤは、13年もの間、囚われの身となっている
カグヤとキンタロウの出会いを、竹の花が祝福する
クマの背に乗り旅立つキンタロウとカグヤ。カグヤの母を探す冒険が始まる
次の目的地を相談するキンタロウとカグヤ
カグヤを執拗に付け狙う富士の追っ手を追い払うキンタロウ

富士国のメインキャラクターを紹介

 キャラクターデザインは、箕星太朗氏が担当している。古代の日本を駆け抜けるキャラクターたちの姿を表情豊かに描き、斬新なデザインで神話時代の登場人物を現代に蘇らせている。

カグヤ(CV:早見沙織)

 富士国の女王ツクヨミの三女で、強大な霊力を秘めた巫女。母ツクヨミの命により、次の富士山の噴火に備えて、生け贄となるため富士浅間の宮に幽閉されていたが、自由を求めて母に真意を問うための旅に出る。

カグヤ
早見沙織さん
弓矢で狙いを定めるカグヤ
天より炎の矢を降らせる「天鳳落」

サクヤ(CV:佳村はるか)

 富士国の女王ツクヨミの二女であり、カグヤの姉。13年前に富士の鳴動を鎮めるための生け贄として、富士の火口に捧げられる。

サクヤ
佳村はるかさん

キンタロウ(CV:畠中祐)

 富士の麓の村で暮らす少年。近隣に名が知れ渡る程の力持ち。竹の結界にカグヤが囚われていた頃からの幼なじみであり、村人の一揆に乗じて、カグヤとの約束を果たすために立ち上がる。

キンタロウ
畠中祐さん
「投石」は序盤で重宝する遠隔攻撃
キンタロウが鉞(まさかり)を振り上げる

クマ(CV:福山潤)

 古くから富士国に住まう八百万の神の一柱で、クマの姿をしている。人語を話すことはできないが、キンタロウとは強い絆で結ばれており、意思疎通ができる。

クマ
福山潤さん
「挑発」で敵の攻撃を一手に引き受けるクマ
クマの初期装備は六角棍。前面三マスを攻撃することができる

脇を固める日本神話やお伽噺の登場人物たち

 日本神話やお伽噺に出てくる登場人物が、独自の視点での解釈で登場する。今回はアオメを紹介する。

【アオメ(CV:原由美)】

 大江山の銅山を差配する生まれながらの山師。人と異なる容姿のせいで幼いころからいじめられて育ったため、人を信じず世の中を斜めに見る癖がある。カグヤやキンタロウの暖かさに触れ、やがて心を開くようになる。

アオメ
原由美さん
「吸魂の印術」で敵のMPを吸収している
アオメの強烈な雷攻撃が敵全体を襲う