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価格:未定
CEROレーティング:C (15歳以上)
PS3「Mr.PAIN」は、プレーヤー自らを巨大パチンコで街中にぶっ飛ばし、ビルや看板に当たることでどれだけ痛いかを競い合うシミュレーション。巨大パチンコにセットされたプレーヤーの前には街の風景が広がっているところからスタート。R2を押し全体カメラに切り替えると真上から眺めた風景になり、どこに飛ばすかを頭の中でよくシミュレートして×ボタンで射出。様々なところにぶつかり痛そうなリアクションと共にポイントが加算されていく。 街にはネオンやボーリング場のピンの看板、さらには煙突や時折通過する電車など、どれも痛そうな障害物ばかりで非常に目移りする。表だったところだけではなく実は地下に続く階段などがあり、そこを上手く落ちながら降りていくと地下鉄が走っていて、さらに痛い目に合う……なんて事もある。実に細かくマップが作り込まれており、あちらこちらに面白いギミックが隠されている。 さらにプレイしているとマップの広さが予想外に広いことに気付く。ただ単にパチンコでプレーヤーを射出しただけでは届かないところに巨大なボーリングのボールが仕掛けられていたりする。プレーヤーは、実はどこに飛ばすかを指定するだけでなく、飛び出したあとに方向の微調整を若干行なうことが可能。さらには、空中でポーズを決めたり、上や下などに手を伸ばし掴まるといったアクションを決めることもできる。落ちたあとにピクピクするなんて事まで可能となっている。これらのアクションやステージのギミックを上手く利用して、普通なら飛んでいけない遠いところまで飛距離を伸ばすことができるという、意外にも戦略性に溢れたゲームとなっている。 このようにブラックユーモアに溢れた作品ながら、ゲームとしてのやり込み要素も用意されているわけだが、何よりの特長はHavokエンジンを採用していると言うこと。毎回物理演算処理をきちんと行なっているため、同じ所に射出したところでささいなことで結果が異なり違った結果が生み出される。固定視点でありながら毎回違った結果を生み出すなかなか楽しめる内容となっている。 これまで幾度となく日本国内でのリリースが噂されていたが、そのブラックな内容からか日の目を見なかったが、現状では2009年1月にPLAYSTATION Storeから配信専用タイトルとして発売される予定となっている。価格は未定で、CEROレーティングはC (15歳以上) 。 今回行なわれた試遊会にはAKB48の大堀恵さんが来場。タイトルの“PAIN (痛み)”からそれを癒す役としてナースのコスプレで登場。プロデューサーのトラビス・ウィリアムス氏とアシスタントプロデューサーのジェイソン・コーカー氏と共に来場者のカメラのフラッシュを浴びていた。 大堀さんは「Mr.PAIN」について「人間が (飛ばされてモノにぶつかることで) 街がボンボン壊されていくんです。すごくストレス発散になるんですよ。私にとっては快感です (笑)。皆さんもこの快感を体験してください!」とアピール。
ジェイソン氏は「普通のゲームをしている間はコンセントレーションを高めることが必要です。『Mr.PAIN』をプレイしているときは笑うだけです」と純粋にプレーヤーのリアクションを楽しんで欲しいとコメント。トラビス氏は日本語を喋ることができないため手短かに楽しんで欲しい旨をコメントし締めくくった。
PAIN(C)2007 Sony Computer Entertainment America Inc.
□プレイステーションのホームページ (2008年12月1日) [Reported by 船津稔]
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