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本日到着! DEMO & PATCH~2004年12月20日~ |
「Hearts of Iron」は、そのあまりのディテールのこだわりぶりと政治臭の強さで、日本語化が見送られた曰く付きのリアルタイムストラテジー。2005年第一四半期の発売が予定されている最新作「Hearts of Iron 2」でも、“政治、経済、外交まで含めた総力戦としての第二次世界大戦を描く”という大原則には代わりがないどころがますますパワーアップしているため、代理店を通した日本語版の発売の可能性はほぼ皆無といっていい。
さて、「Hearts of Iron」は、リアルタイムストラテジーといっても、ボードゲームをベースにした、途中ポーズありのハーフリアルタイム制のため、マウス操作を初めとした直感より、数日、数カ月先を見据えたストラテジックな判断が重要となるタイプのゲームだ。
Demoでは、西部戦線におけるドイツ軍の最後の組織的軍事行動となったバルジの戦いを、ドイツ軍、連合軍のいずれかでプレイできる。制限時間は、'44年12月16日から'45年3月2日まで長く設定されており、局地戦ながら両軍とも陸空のほぼ全軍を投入しての総力戦となる。
「Hearts of Iron」には、VP(ヴィクトリーポイント)という概念があり、これを一定数蓄積することで勝利を手にすることができる。たとえばドイツ軍だと、勝利には68ポイント必要だが、VPの初期設定は51で、アントワープを奪回することで10ポイント、さらにブリュッセルで15ポイント、最果てにあるアイゼンハワー元帥が総司令部を置くパリで25ポイントといった具合。アントワープとブリュッセルを奪回維持できれば勝利となるわけである。
戦力は、師団数こそドイツ軍優勢だが、戦いのカギを握る機甲師団と空軍戦力は連合軍の方が多い。本来ならば、東部戦線にもソ連軍が迫り、英本土からは戦略爆撃機が日夜飛来している状況のはずだが、このマップだけを見れば五分五分の戦いといえる。
ちなみにDemoでは開発、外交は行なえず、兵器情報なども参照できない。純粋に局地戦だけを楽しめるようになっている。ユニークなのは、ドイツ軍でプレイしていると、ひっきりなしに総統命令が届くところだ。その欲求には限りがなく、情勢を無視した命令の頻発にウンザリさせられるが、そうした史実イベントも同シリーズの楽しみのひとつ。辞書を片手にじっくりプレイしてみるといいだろう。
Copyright 2004 Paradox Entertainment AB
「Hearts of Iron 2」は比較的攻勢側が有利な味付けとなっているようで、ゲームの難易度はドイツ軍より連合軍のほうが高い印象だ。一端、ドイツ軍虎の子の機甲師団の突出を許してしまうと、後手後手になってしまう |
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(2004年12月20日)
[Reported by 中村聖司]
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