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本日到着! DEMO & PATCH~2004年12月16日~ |
「Winning Post」は、徹底したデータ収集と長期スパンでのシミュレーション性の高さで多くの競馬ファンに支持されている馬主シミュレーションゲーム。最新作「Winning Post 7」では、ゲームの舞台を、競馬史に燦然と輝く1984年に設定し、三冠馬シンボリルドルフを皮切りに、当時活躍した数々の名馬を登場させ、リアルタイムムービーによる歴史的イベントを挟みながら当時を振り返っていく。
ユーザーは当時活躍した馬主のひとりとして、蒼々たる名馬群を相手に、時には自らの競走馬として、大馬主となるべく競馬界に殴り込みをかけることになる。当時の名馬たちを強調した展開といい、折々に挿入されるイベントといい、当時の競馬界に対する深いオマージュを感じさせるゲームデザインとなっているのが特徴的である。
'84年といえば実に20年前の話で、当時を振り返ると、実際に賭けたどころか、競馬場にも足を踏み入れていないのだが、いざプレイしてみると、何故か聞き覚えのある競走馬が次々に登場し、史実通りに天皇賞やジャパンカップなど大きなレースをどんどん勝っていく。当時まったく関わりがなかったはずなのに、何故か懐かしさを感じてしまう。これはシステム的なうまさなのか、単に関わりを忘れているだけなのかは不明だが、いずれにしても不思議な感慨に浸らせてくれるゲームだ。
体験版では'84年の1月から12月までをプレイできる。チュートリアルなど、初心者向けの機能は特に用意されていないが、ある程度のことは秘書やスタッフたちがやってくれるので、プレーヤーは馬の購入の判断だけしていれば、とりあえずゲームにはなる。競売やレースを繰り返していくうちに馬主人生の中身が徐々にわかってくる仕組みだが、体験版で設定されている1年というプレイ期限は、長いようであっという間なので、ゲームを理解するためには何度か繰り返しプレイする必要があるかもしれない。
なお、体験版ではパドック、レース、ダイジェストという美味しいところがカットされているのが残念だ。手に汗握る体験は製品版で、ということなのだろうが、せっかくなのだからもう少しサービスしてくれても良かったように思う。それから、2DベースでノートPCでも気軽にプレイできるのは評価できるが、専門用語まみれの競馬ゲームとしては誠に不親切なことにヘルプ機能もカットされているのは問題だろう。そろそろコアなファンだけでなく、競馬初心者を取り込む工夫をしてもよいのではないだろうか。
(C)2004 KOEI Co., Ltd./KOEI NET Co., Ltd. All rights reserved.
「Winning Post」シリーズだけでなく、競馬シミュレーションゲームは、野球ゲームなどと同じように最新データの収録に力を注いでいたが、「Winning Post 7」はなんと'84年データとなっている。この発想の転換が、同作でもっとも評価できるポイントだろう |
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(2004年12月16日)
[Reported by 中村聖司]
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