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本日到着! DEMO & PATCH~2004年12月14日~ |
「The Punisher」は、もともとは北米最大手のコミック出版社MARVELが抱えるヒーローのひとりで、ヒーローはヒーローでも、スパイダーマンのヒットマン役をデビュー作とするアンチヒーローという役回り。ヒーローの資格である特殊能力は、ベトナム戦争で身につけた戦闘術と、最愛の家族をマフィア抗争で失ったことによる強烈な復讐心だけ。現在は、裏社会の自警団として身を立てるというヒーローらしからぬ設定になっている。
ここまで説明すれば自明だが、こうした設定は、Gathering of Developers(現在はTakeTwo Interactiveに吸収)の「Maxpayne」に非常に似通っている。実際は逆なのだが、ゲーム史的には「Maxpayne」のほうが先なわけで、これは「The Punisher」が大きく損をしているところである。
基本的なゲームデザインは「Maxpayne」と同じ3人称視点によるガンシューティング、そしてヘッドスライディングや横っ飛びといった各種アクションも用意されている。Tabキーを押すことで、敵を倒すごとに少しずつ上がるドクロゲージを消費してSLAUGHTER(殺戮)モードへと移行できる。ここが同作最大のウリだ。
SLAUGHTER(殺戮)モードは、使用した瞬間、ゲーム画面がモノクロ調に代わり、両手のナイフで屠殺しまくるというもの。ただ、どういう処理をしているのか、このモードに切り替えた瞬間にフレームレートが劇的に下がって屠殺どころではない。今後のパフォーマンスの最適化に期待したいところだ。
グラフィックスエンジンはオリジナルのようだが、物理エンジンにHavokエンジンを採用しており、案内板やスタンドなど、一部のオブジェクトを破壊したり、盾にすることができる。ただ、グラフィックスは丸影すらカットされているほどおざなりで、当たり判定や敵のAIなどもかなりいい加減。いずれにしても「スパイダーマン」、「Matrix」のように、映画とゲームで共に大ヒットというのは難しい印象だ。
Demoでは、アステカ文明展を開催している自然博物館を舞台にした序盤のステージがプレイできる。チュートリアルも兼ねており、難易度は低い。気軽に試してみてはいかがだろうか。
(c) Game Code (c) 2004 THQ Inc. MARVEL, The Punisher and the distinctive likeness(es) thereof are trademarks of Marvel Characters, Inc. and are used with permission. Copyright (c) 2004 Marvel Characters, Inc. All Rights Reserved. www.marvel.com. The Punisher is produced under license from Marvel Characters. Inc. Developed by Volition, Inc.(R) Volition, Inc., THQ and their respective logos are trademarks and/or registered trademarks of THQ Inc. All Rights Reserved.
ゲーム開始早々、主人公は見張りを後ろから羽交い締めにして溺死させる。必死に抵抗する見張り員をマウスのアナログ操作で押さえつけるというアクション性は猟奇的なものすら感じさせる。MARVELモノとしてはかなり異色なゲームだ |
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(2004年12月14日)
[Reported by 中村聖司]
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