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本日到着! DEMO & PATCH

~2004年7月12日~


    【リアルタイムストラテジー】
    「D-Day」Playable Demo [314MB]
  • 開発元 Digital Reality
  • 発売元 Monte Cristo

     「Hegemonia: Legions of Iron」や「Desert Rats vs. Afrika Korps」など、独自の切り口のRTSを世に送り出してきたハンガリーのデベロッパーDigital Realityの新作RTS「D-Day」のPlayable Demo。期待を裏切らない内容でぐいぐいハマらせてくれた。難易度はすこぶる高いがやりごたえも十分。ノルマンディ上陸作戦をモチーフにしたRTSの中では、もっとも優れた出来映えだと断言できる。

     「D-Day」は、第二次世界大戦の西ヨーロッパ戦線において、決定的なターニングポイントとなったノルマンディ上陸作戦をモチーフにしたRTS。昨年発売された北アフリカ戦線をモチーフにしたRTS「Desert Rats vs. Afrika Korps」のゲームエンジンを強したものを使っており、グラフィックス、ゲームデザイン、インターフェイスなど、あらゆる点で手堅い作りだ。

     Demoでは、ノルマンディ上陸作戦初日の激戦を扱った「The Longest Day」をプレイできる。担当戦域は、史上最激戦区として名高いオマハビーチ。ノルマンディ上陸作戦を描いたRTSは、これまでに数多くリリースされてきた。かつて一時代を築き上げた「Close Combat」シリーズもノルマンディ上陸作戦をたびたび扱ってきたし、オマハビーチの激闘は言わば、二次大戦モノRTSでは定番中の定番的戦場と言っていい。

     「D-Day」におけるオマハビーチの凄まじさは、開始数秒で実感させられる。砂浜には無数の戦車止めや鉄条網、そして地雷が埋め込まれていて、いきなり出鼻をくじかれる。そこで全軍から破壊工作兵を抜き出して、戦車が通れるように地雷解除に当たらせるが、この間も陸や空からひっきりなしに砲弾が降ってきて、ばたばた兵士が倒れていく。司令官の焦りをいやが上にも痛感させる仕様となっているわけだ。

     沿岸の砲台を沈黙させて陸に上がった後も苦闘の連続となる。相変わらず敵司令部方面からの砲撃は続いており、手前の司令部の先には、戦車や自走砲、火炎放射車両などがひしめいており、歩兵だけの編成では一気に殲滅させられる。砂浜に揚陸された水陸両用戦車をいかに無傷のまま陸に揚げるかが重要となる。

     同作の偉いところは、歩兵がある程度自分の裁量で行動を行なってくれるところだろう。砂浜には実数で100名以上の歩兵が揚陸されるが、あわてて操作しなくても、兵士達は自分たちでもっとも安全な行動を取ってくれる。ただ、装甲車両にはこれは適用されないため、注意が必要だ。

     基本的に歩兵は、単独や集団で投入するというよりも、戦闘車両の乗組員や、捕獲した野砲や戦車の操縦など、部隊の戦闘能力を底上げするための素材と考えた方がいい。一般的なRTSでは、ライフルを撃ち続けることにより、要塞砲が破壊できるが、このゲームはそれほど甘くない。戦闘そのものは車両部隊に任せて、後半の司令部突入作戦まで歩兵は温存しておくのがベストだろう。

    (C) 2004 Monte Cristo. Monte Cristo and its logo are registered trademarks of Monte Cristo. All other trademarks and logos are property of their respective owners. Developed by Digital Reality. Orchestral samples included in this recording from the Vienna Symphonic Library.

    ダウンロードはこちら(3D Gamers)

ゲーム視点は自由に拡大縮小が可能。BGMも戦時と平時で音楽がかわったりなどなかなか凝っている

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(2004年7月12日)

[Reported by 中村聖司]



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