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MQ、大規模FPS「Soldner: Secret Wars」を取り扱い決定
6,500×3,500kmのスケールで展開されるミリタリーFPS

発売日:未定

価格:未定

 株式会社キッズステーションのゲーム部門メディアクエストは、ドイツのゲームデベロッパーWings Simulationsが現在開発しているアクションシューティング「Soldner: Secret Wars」の正式取り扱いを決定したと発表した。販売形態は日本語マニュアル付き英語版、発売時期については5月に発売が予定されている北米版とほぼ同時発売を目指す。対応OSはWindows 98/Me/2000/XPで、価格は未定となっている。

敵が籠もっていそうな家屋を戦車砲で破壊。同作には屋内に籠もるという戦術は通用しない
 「Soldner: Secret Wars」は、アメリカやロシアが世界の警察としての活動を放棄し、一切の軍事支援活動から手を引いたという設定のもと、国家に依存しない傭兵団の活躍が脚光を浴びるようになった2010年の近未来を舞台にしたミリタリーアクションシューティング。プレーヤーは、世界を股にかけて活躍する傭兵団「Soldner(ゼルドナー)」の一員として、さまざまなシチュエーションで軍事作戦を展開していくことになる。

 現代兵器を駆使する正規軍との野外戦を描いたFPSということで、Codemastersの傑作FPS「Operation Flash Point」とイメージが被る同作だが、ゲームデザインも非常によく似ている。特に度外れたスケールはOFPを強烈に意識しており、久々のポスト「OFP」を狙ったミリタリーアクションといえそうだ。

 度外れたスケールの一端を紹介すると、マップサイズは6,500×3500km、理論上128人の同時対戦をサポート、70種類以上の戦闘兵器、60を超える武器、60,000通りにも登るキャラクタなどなど。とにかくスケールレベルでは史上最大規模のFPSだ。

 中でもFPSファンの注目を集めているのが、Advanced Destruction System(ADS)の採用。一言でいうと、フィールド上のあらゆるオブジェクトが破壊できるというシステム。これは3Dゲーム開発において開発者の誰しもが実装を夢見てきた至上命題でありながら、マシンに対する負荷が劇的に増大するために見送られてきた背景がある。

 システム的には地表テクスチャをはじめとしたあらゆるオブジェクトに対して、ダメージマッピング処理を行ない、ダメージを受けるとその衝撃に応じてオブジェクトが姿形を変えるというもの。つまり、現実世界同様「無敵」のオブジェクトを無くしたリアリティ重視のシステムだ。

 具体的には、迫撃砲が弾着した地表にはぼっかり穴が空き、木造の家屋に銃撃すれば弾痕が空きっぱなしになり、邪魔であれば手榴弾で丸ごと破壊してもいいという至極直感的なシステムだ。公式サイトを見る限りでは、どのようにして史上初のシステムを実現したのか具体的な解説はなされていないが、すこぶる高いマシンスペックを要求するタイトルになることは間違いなさそうだ。

かなり熱い対戦が楽しめそうな同作。スタート時と終了時ではゲーム世界の風景が一変していそうだ

(C)2004 by Wings Simulations GmbH. Published by JoWooD Productions Software AG, Technologiepark 4a,A-8786 Rottenmann, Austria. All rights reserved

□メディアクエストのホームページ
http://www.kids-station.com/game/
□「Soldner: Secret Wars」の公式ページ
http://www.kids-station.com/game/soldner.htm

(2004年4月7日)

[Reported by 中村聖司]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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