発売元 Empire Interactive
セガが2月26日に発売を予定しているドライビングアクション「クレイジータクシー3 ハイローラー」の海外向けPlayable Demo。ヨーロッパ方面の発売元Empire Interactiveが公開したもので、インストーラは英語、ドイツ語、フランス語など5カ国語に対応している。プログラムは英語版で日本語未対応だが、ゲームプレイに支障はない。
「クレイジータクシー3 ハイローラー」は、タクシーを運転して制限時間内に出来るだけ多くのお客を目的地に届ける、という単純明快な内容をゲーム化したドライビングアクション。客を乗せ、車をぶっ飛ばして、客を降ろす、という行為をただひたすら繰り返していくだけだが、交通法規全部無視というクレイジーなゲームデザインをはじめ、後部座席で勝手気ままにワイワイ騒ぐ愉快な客達や、丁寧に作り込まれたステージ等々、ディテールがよく練られていて、ついつい没頭して遊び込んでしまうほどの吸引力を備えた作品だ。
実際にプレイしてみると、客を乗せる際の停車位置によってずいぶんタイムを短縮できたり、意外なショートカットが発見できたりして、車を走らせるたびに新しい楽しみが発見できる。もちろん、のんびり走ってもそれはそれでおもしろいが、どう遊んでもおもしろいという欧米風のデザインが大変魅力的だ。
さて、Demoでは「クレイジータクシー3 ハイローラー」で追加された新ステージ「GLITTER OASIS」をプレイできる。ゲームモードは、3分の時間制限でいかに稼げるかを競う「WORK FOR 3 MINUTES」限定。1プレイ3分というのが玉に瑕だがプレイ回数に制限はない。
「GLITTER OASIS」は、ラスベガスをモチーフにした夜間ステージで、グランドキャニオンやフーバーダムといった同地の観光名所までカバーし、カジノのネオンでぎらぎらした歓楽街と、ひっそり静まりかえった夜の観光地との対比がおもしろい。このステージは自車を含む無数の車のヘッドライトとカジノやホテルのネオンが幾重にも重なり、さらにリアリティを出すためにモーションブラーをかけているためにかなり重い。購買前のベンチマークプログラムとしても有用だ。
ちなみに客の行き先はおおむねホテルから歓楽街、歓楽街からホテルといった感じでラスベガス周辺が中心となっているが、それでは稼ぎがよくない。残り時間をチェックしながら遠距離客でガツンと稼ぐ方がいいスコアが残せるようだ。
Original Game (C) SEGA (C) SEGA/Hitmaker, 2002, 2003
ダウンロードはこちら(3D Gamers)