開発/発売元 エグゼクリエイト
エグゼクリエイトの「フラン」シリーズ最新作「フラン3 外伝」の体験版。「フラン」シリーズといえば、PCゲーム初心者でも気軽に楽しめるライトポップなアクションRPGだが、なんと外伝はシューティングゲーム。RPGとシューティングはゲームデザインがまったく異なるため、半信半疑でプレイしてみたところ、2,980円としてはそれなりに楽しめる。シューティングに免疫がない人でも楽しめる作りだ。
「フラン3 外伝」は、「フラン」シリーズの世界観をモチーフにしたシューティングゲーム。「式神の城」ライクなゲーム画面で、空を飛行する主人公クナを操り、縦スクロール式で展開していく。背景(地表)のビジュアルには「フラン」シリーズで使われていたパターンが採用され、ステージとステージの間には、オリジナルシナリオが展開するなど、シリーズのファンであればより楽しめる内容となっている。
操作するキャラクタはクナのみだが、「フラン3」に登場した主要キャラクタの中からひとりをパートナーにでき、これによって複数のシナリオが楽しめるという仕組み。またパートナーによって、スペシャル攻撃も変わり、ステージクリア後に加算されるボーナスに必要な好物アイテムも変わるなど、ハーフプライスの作品としては、よく練り込まれている。
シューティングと軽く見て、マニュアルを読まずにゲームを開始したら、敵が軒並み「ゼビウス」のバキュラのような堅さ。「なんだこの敵の堅さは」と思ってマニュアルをチェックしてみたら、このゲームには「火」と「氷」という2種類の属性があり、敵も必ずいずれかの属性を備えているため、逆の属性で攻撃しないとダメージが与えられないことがわかった。改めて随時属性を切り替えながらプレイしてみたところ、さくさく進むことができた。
体験版では、ステージ1「クラウベ鉱山」、ステージ3「ペタス郊外」の2ステージがプレイできる。パートナーは主人公クナの幼なじみリエル。必殺技はクナミサイルで、ボーナスアイテムはオレンジ魚パフェとなっている。
同作は四方八方から敵が出現し、むやみやたらにはき出す弾を避けながら攻撃の機会を狙うというオーソドックスなシューティングゲームだが、その上に属性要素もあるのでなかなか歯ごたえがある。機体操作だけでなく、ボタン操作も忙しいところに新鮮な楽しさがある。全体的にほどよい難易度になっているので、気軽にプレイしてみると良いだろう。
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