発売元 Sierra Entertainment
英国の人気コミックをモチーフにしたアクションシューティング「Judge Dredd: Dredd Versus Death」のPlayable Demo。9月にVivendi Universal Gamesがシンガポールで開催したAsia Games Summitにタイミングを合わせて公開したもので、シングルプレイ限定ながら、充実したゲームプレイが堪能できる。アクションファンのみならずすべてのゲームファンにお勧めだ。
「Judge Dredd: Dredd versus Death」は、主人公Judge Dreddとして、22世紀のメガシティを舞台に、治安維持任務に携わっていくという、いまやすっかりマイナーになった勧善懲悪タイプのアクションシューティング。
都市人口5億人という過度の人口過剰により、社会秩序が崩壊し、住民のほとんどが何らかの犯罪を侵しているというシチュエーションのもと、ぐんぐん街を駆けめぐり、バシバシ手錠を掛けると同時に、判決を言い渡す。投降を呼びかけても応じない場合は、その場で射殺という、コミック同様の荒っぽい展開もたびたびで、手錠を掛けるよりは、力ずくで解決するケースが目立つ。
街には犯罪人だけでなく、情報提供者や浮浪者もいる。または犯罪者であってもこちらから呼びかけることで素直に投降に応じる場合もあり、こうした人物を誤って射殺してしまうとLawメーターが下がり、メーターが限界まで下がるとこちらがお尋ね者となってしまう仕組み。誤ってLawメーターが下がっても、きちんと取り締まりを行なうことにより、徐々に回復していく。
仮に銃撃戦になっても、スモーク弾を使用したり、銃を撃ち落とす、至近弾を浴びせかけるといったテクニックを使うことにより、対象を投降に追い込むことが可能で、これこそが同作の醍醐味といっていい。はっきり言ってしまうと、応射してきた犯罪者を皆殺しにするだけなら簡単な話だ。しかし、そうした荒っぽいゲームプレイだと、オブジェクトが達成できなかったり、できてもクリア後の評価は低くなってしまう。
さて、Demoでは、ストーリーモードの「Chapter3 The Docks」と、アーケードモードの「RIOT!」および「Zonbie Apocalypse」がプレイできる。「The Docks」は、港にたむろっている犯罪集団を一掃する任務で、燃えさかるドラム缶で暖を取る浮浪者以外は全員敵と考えて差し支えなく、銃撃戦に次ぐ銃撃戦といった展開になる。全員射殺してしまうとクリア不可能になるので注意したい。
それから、意外に楽しめるのがアーケードモードで、いまや英国産のアクションゲームとしては随一の人気を誇る「Time Splitters」シリーズを強烈に意識したやり込み系のゲームモードとなっている。
「RIOT!」は、街の至る所で銃撃戦を展開するレジスタンスたちを壊滅させるというもので、どの勢力でもいいので60名倒せばクリアとなる。武器は豊富に用意されており、敵の武器は奪うこともできる。Lawメーターは存在しないため、後ろから一方的に撃つことも可能。ライフカプセルのリポップ位置を覚えておくとクリアが楽になる。
一方の「Zonbie Apocalypse」は、廃墟と化したビルの中で、次々に襲いかかってくるゾンビを倒していくという内容。ゾンビは丸腰ながら強烈な破壊力を持ち、2、3発でKOされてしまう。敵を倒して銃弾を補充という戦術が使えず、武器も連発の効かないショットガンのみ。常にカートリッジとライフカプセルを捜しつつビルを走り回ることになる。セッティングのうまさを感じさせるステージだ。
(C) 2003 Rebellion. The Rebellion logo, 2000AD logo, Judge Dredd and associated characters, objects and locations are trademarks or registered trademarks of Rebellion A/S in the U.S. and/or other countries. All rights reserved. Developed by Rebellion. Published by Vivendi Universal Games International. Sierra, the Sierra logo, are registered trademarks or trademarks of Sierra Entertainment, Inc. in the U.S. and/or other countries. All rights reserved.
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