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TGS2003ブースレポート~タイトー編~

期間:9月26日~28日(26日はビジネスデー)

会場:幕張メッセ

 タイトーブースのイベントステージは、声優の池澤春奈さんがメイン司会を、アイドルの星ひとみさん、中川愛海さんがアシスタントを担当。新作タイトルのプロモーション、トークショー、クイズ大会など、さまざまなイベントを10分間のインターバルをはさんで矢継ぎ早に展開。いずれのイベントも多数の来場者が詰め掛ける盛況ぶりとなった。


■ PS2「エナジーエアフォース エイムストライク!」

 本作のプロデューサーである川上氏と、通信演出を担当した軍事アナリストのスコット・ハーズ氏を迎えて行なわれたプロモーションステージ。

 スコット氏は、アメリカで実際に運用されているマニュアルを参考に通信音声を制作。同氏は以前、5年ほど米軍厚木基地の航空際で司会を務めていたことがあり、そうした経緯から通信マニュアルが入手できたという。ここで池澤さんに「法に触れたりはしないんですよね?」とツッコまれるが「(米の)陸・海・空軍は同じ基準で通信を行なわなければならないため(機密ではないから)法に触れる類いのものではありませんよ」と説明してくれた。

 スコット氏によれば「従来のフライトゲーム(の通信音声)は、いい加減なところがあったり、演出重視で“絶対こんなこと言わない”というものを堂々とノリだけで喋っているものがあったが、『エイムストライク!』チームはフライトモデルからきちんと作っていたので、音声もきちんとしなければダメだと思った」という。

 制作にあたって米軍の現役パイロットにインタビューを実施。最初は「(任務中は)別に、何も話しませんよ」といわれてガックリしたが、さらに突っ込むと「ルーキーと一緒に飛ぶときは、緊張を解くために無駄話をすることもある」といった裏話も披露された。

 日本語音声+英語字幕、英語音声+日本語字幕の2通りが収録されているのも、音声に関する特徴のひとつ。劇場洋画作品のDVD版さながらの作りで、スコット氏は「ここ、かなり頑張ったところなんですよ。最初は日本語字幕でプレイして、慣れてきたら英語字幕でプレイすれば英語の勉強にもなります(笑)」とコメント。スコット氏は笑いながら冗談まじりにコメントしていたが、こうした制作陣のこだわりが、作品のグレード向上に一役も二役も買っていることは間違いない。言語や字幕の切替機能は、雰囲気を重視するプレーヤーにとっては特に嬉しい配慮といえるだろう。

 本作は、ライセンスによる制限をなくし、最初からさまざまなミッションや機体が選択可能になっている。ミッションモードは内容が一新され、出撃、ミッション遂行、着陸までをシームレスに行なう。ステージ上のスクリーンでは、本作で初登場となる「F/A-18 スーパーホーネット」、「F-15C」、「A-10 サンダーボルトII」が公開された。なお、F-15Cは友軍機としてF-15E(ストライクイーグル)が登場する。

 前作で話題を集めたソニーのヘッドマウントディプレイにも対応しており、アシスタントの星ひとみさんを「実験台にして(池澤さん)」デモンストレーションが行なわれた。操縦を担当するのはスコット氏。担当。星ひとみさんはヘッドマウントディスプレイ初体験らしく、アタマの動きに同期して映し出されるディスプレイ画面に驚きを隠せない様子。池澤さんに「もういいよ~」と言われるまで、嬉々としてバーチャルリアリティを楽しんでいた。

「やじうまワイド」などのテレビ番組でコメンテーターを務めていたことでも知られるスコット氏。本作では音声演出を担当 HMDの被験者に選ばれたはアシスタントの星ひとみさん。最初は若干おっかなびっくりといった面持ちだったが…… 同期して動く画面に「なにこれ! すごーい!」と素で喜んでいた。あまりに動くのでスコット氏が一時操縦不能に
ヘッドマウントディスプレイと一緒にプレイアブル出展されている。携帯版の「エナジーエアフォース外伝」も出展されているので、ファンはこちらもあわせてチェックするといいだろう


■ PS2「武刃街」

 レッド・エンタテインメント株式会社とのコラボレートによる、12月発売予定のハイスピード武侠アクション。イベントステージには、本作の開発プロデューサーであるタイトーの上村氏、レッド・エンタテインメントの奥村氏が出席した。

 タイトー創立50周年記念作品であることから気合のほどを問われ、上村氏は「今までで一番気合が入っている」とコメントするも、一部スタッフからにらまれる始末。ちなみに、今回のコラボレートは上村氏がレッド・エンタテインメントに「一緒にお仕事がしたい」という趣旨のメールを送ったことがキッカケだったという。ただし、上村氏が担当者の連絡先を知らなかったため、ホームページの総合アドレスにメールを送信。半信半疑の奥村氏だったが、念のため確認をとってみたところ本当だったため非常にビックリしたという。

 本作には、レッド・エンタテインメント恒例の関係者による「温泉合宿(企画会議)」にて出てきた「ヨタ話が全部詰め込まれている(奥村氏)」という。スクリーンに映し出されたゲーム画面には、ワイヤーアクションふうのジャンプ、殺陣、妖術など、派手で目を引くキャッチーなアクションがふんだんに盛り込まれていることが伝わってきた。なお、アクションこそ派手だが、誰でも遊べるよう操作系はやさしくシンプルにまとめられるという。

 主演のGackt氏に生き写しのキャラクタがスクリーンに映し出されると、待っていたかのようにカメラを取り出す来場者が続出し、すかさず池澤さんから「画面だから。撮ってもしょうがないから」とツッコまれる。Gackt氏の起用は、上村氏の熱烈な要望によるもの。上村氏は「主人公の設定は無口でクール。その設定にピッタリくる有名人は誰がいるかな~と想像したとき、一番光って見えたのがGacktさんだったんですよ」と起用の理由を説明したが、池澤さんから「そんな能書き。好きだったんでしょ? 好きだったんでしょ!?」と強い調子でツッコまれ「すいません、個人的に好きでした、すいません」と本音を吐露。

 会場では、企画当初からノリノリだったというGackt氏からのビデオレターが公開されたほか、Gackt氏の直筆サイン色紙が2名にプレゼントされた。めったにサインをしないGackt氏だけに、ファンにとっては文字どおり激レアのお宝。ジャンケン大会に勝った女性ふたりに1枚ずつプレゼントされたが、その姿からは本当に嬉しそうな気持ちが伝わってきた。

 出展バージョンの完成度は、奥村氏によれば「製品版の20%程度しか面白さが伝わらないと思う」という。だが「だからこそ製品版に期待して、12月まで待ってください。必ず面白いものにします!」と力強くコメント。また、「レッドが絡むからには、ゲームだけでは終わらせない。決まり次第また発表しますので、応援をよろしくお願いします!」と、今後に期待を抱かせる予告も飛び出した。ファンの人たちは、12月の発売後も「武刃街」から目が離せなくなりそうだ。

ゲームのキャラクタがスクリーンに大写しになるだけで、来場者から嬌声があがる Gackt氏から届いたビデオレター。あちこちから携帯やデジカメを持った腕がニョッキリ お待ちかねのサイン色紙が登場。ジャンケン大会の勝者2名にプレゼント
ほぼ全員が手を挙げているといっても過言ではない。池澤さんからは「ネットオークションで売らないように!」と一言 激戦を勝ち抜いたラッキーなおふたり。Gackt氏の直筆サインを手に満面の笑み このまま帰らせへんで! とばかり「試遊台はあっち。遊んでいってね!」と抜かりなくアピール
【スクリーンショット】



■ トレインシミュレーター&電車でGO! スーパーステージ

 鉄道ファン必見のイベントは、ゲームショウには4年ぶりの登場となるZUNTATA-J.A.M.のライブで幕を開けた。

 まずは、2年前に池袋のライブで初披露されたという「スペースインベーダー」、「ナイトストライカー」、「ダライアス」のメドレーからスタート。9分間という持ち時間の半分を費やしたナンバーに続いては、PS2「武刃街」から「ステージ1の曲」が披露された。

 まだ発売前のゲームに使われている曲ながら、胡弓を想起させるオリエンタルなトーンが印象的なノリのいいナンバーで、来場者の反応も良好。なお、この曲にはまだ曲名がなく、さらには「武刃街」のサウンド収録が終わっていないことが明らかに! 会場からは「えぇ~!!」という声があがるも、今日は“いや、無礼講だから”との一言に拍手で応じる来場者一同。

 ライブは、シングルCDも発売された名曲「電車で電車でGO! GO! GO!」」でフィニッシュ。キャッチーなサビの部分「GO! GO! GO!」では、会場のあちこちから拳があがる。ゲームファンなら誰もが耳にしたことのある曲だけに、通りすがりの人もつい足を止める姿がちらほら見受けられた。



 ライブステージに続いては、鉄道ファンには「トレインシミュレーター」シリーズで、音楽ファンには「カシオペア」でおなじみの向谷実氏が登場。鉄道ファン必見……というよりも「座視することは許されない」と断言したくなる注目作「トレインシミュレーター+電車でGO! 東京急行編(東急編)」が、12月18日に発売される。出展バージョンは、向谷氏によれば「できたてのホヤホヤっていうか、正直Ver0.7くらい」だという。

 夢のコラボレーションともいうべき「東急編」は、向谷氏の妥協を許さない鉄道に対する情念が注ぎ込まれた作品。「NEW GAME」、「LOAD GAME」の選択時に流れる音楽にさえ、32小節の楽曲をもってくるこだわりよう。購入した人でさえ永遠に気付かないかもしれないのに、向谷氏の脳裏にそんな考えはまったくない様子。なお、メニュー選択時に鳴る「キコン!」というサウンドは、東急で使われてるATC音を再現したもの。ボタンを押した瞬間に一本とられるというか、ここまでやられると僭越ながら“誠にもって天晴れ!”というほかはない。

 本作はコラボレーションということで「トレインシミュレーター」モードと「電車でGO!」モードを搭載。さらには「東京急行編」ということで、3つの路線が収録されている。向谷氏によれば“お約束”という「桜木町-渋谷」では、「桜木町-横浜」間の“渋いATS”も再現されているという。各停「長津田」に至っては、桜新町と江田で急行に抜かれるという「『トレインシミュレーター』史上初の“急行抜かれモード”つき! おぉっと大変だぁ、驚きだぁ!(原トークまま)」というこだわりよう。

 専用コントローラも発売されるが、新作が出るたびに買い換えるのはタイヘンということで、「トレインシミュレーター」と「電車でGO!」で、それぞれモジュールを交換して対応できる仕様になっているという。同社ブースに実物がプレイアブル出展されているので、気になる人はチェックしておいたほうがいいだろう。

 なお、ファンには周知の事実だが、向谷氏のトークは、ハンパな芸人が束になってもかなわないほどキレがあって面白い。何よりも凄いのは、マニアックな濃い話題を、爽快なテンションで喉ごしよく聴かせてくれる点だ。嫌味やくどさは皆無。テクニカルタームが容赦なく飛び交うが、そんなことは全く気にならない。骨の髄までマニアでありながら、これだけ爽やかなトークを披露できる人は、世界広しといえどもそうザラにはいないような気さえする。

 とにもかくにも、鉄道に関して話をするときの向谷氏は、本当に楽しそう。それが、仮に鉄道に詳しくなくても、見る人を幸せな気分にさせるから不思議だ。そんな向谷氏が精魂込めて作る鉄道ゲームだからこそ、プレイする価値がある。本ステージは、最終日にも開催が予定されている。鉄道に興味がある人ならばあれば、チェックしておいて損はないだろう。

上写真中央が「トレインシミュレーターモード」、最右が「電車でGO!」モード。ふたつのモードを搭載しており、どちらのファンも納得の仕上がりになりそうだ
ニューてっちゃんの御姿。またファンが増えそうな予感 世の中がラジオだけだったら、天下を取っていてもおかしくない


□タイトーのホームページ
http://www.taito.co.jp/
□東京ゲームショウ2003のホームページ
http://tgs.cesa.or.jp/
□関連情報
【2003年9月25日】東京ゲームショウ2003開幕。焦点はネットワークゲーム
岩田聡任天堂社長公演ではポケモン新作について言及
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030926/tgs01.htm
【2003年9月25日】「東京ゲームショウ2003」各社の出展ブース情報一覧
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20030925/tgs2003.htm

(2003年9月27日)

[Reported by 北村孝和]


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