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 いくつかの操作を組み合わせることで、通常では考えられない行動を取れることがある。それらはマニュアルにも載っていない、いわゆる応用的な操作方法だ。ここではそのような行動をいくつか紹介したい。既にこれまでの攻略で触れた部分もあるが、再確認としてまとめておく。

ホワイトナイトで使用すると、立ちRWが連なるように飛んでいく

・立ち攻撃の連射

 立ち攻撃の射出後のモーションを歩くことでキャンセルし、再度停止して射撃することで、連射が可能になるものがある。射出が早く、ゲージ消費量の少ない武装で有効。全てのVRで可能ではないので、武装ごとに個別に確認する必要がある。攻撃そのものは通常時と変わらないので、高速に連射した分だけゲージの消費は激しくなる。

 最も連射が有効に働くのはホワイトナイトのRWだ。うまく操作すれば通常の数倍の速度で連射ができるため、ボス戦などで非常に重宝する。その他、テムジン系VRやライデン系VR、スペシネフ13sinなどのRWでも効果がある。

低空ダッシュには練習が必要だが、覚えれば強力になる攻撃も数多い

・低空ダッシュ攻撃

 空中ダッシュ攻撃はほとんどの場合、地上でのダッシュ攻撃に比べてダメージが低下する上、着地のスキを狙われやすいので使用しにくい。しかし低空で空中ダッシュ攻撃を行なうと、着地のスキを狙われにくくなるだけでなく、地上でのダッシュ攻撃よりもスキを減らす効果が生まれる。低空ダッシュ攻撃は射出後すぐに着地姿勢をとるため、地上でのダッシュ攻撃のように攻撃後の無駄なダッシュがない。そのため結果的にスキが小さくなり、次の行動に早く移ることができる。もちろん完全にスキがなくなるわけではなく、着地時に硬直が発生する。

 なるべく低い空中ダッシュをしたほうが、攻撃後のスキは少なくなる。また一部の攻撃は空中ダッシュ攻撃で攻撃の性質が大きく変化するため、使用に向かない場合もある。また上り坂を上がっていくこともできないため、どのような状況でも有効とは言いがたい。

 慣れないうちは低空ダッシュ自体が難しいので、若干の練習が必要だろう。実際にこの攻撃の有効性を知りたいという場合は、上り坂に向かって空中ダッシュ攻撃を行なってみてほしい。攻撃後すぐに着地して次の行動に移る、という動きを簡単に試せる。

・ダッシュ旋回攻撃

 ダッシュ中に旋回ができることは、第1回の「基本操作」で既に述べた。これを利用して、ダッシュ攻撃中にも旋回入力を行ない、命中率を上げるテクニックがある。操作方法は2通りあるので、順に説明していく。

 まず最初は、ダッシュ攻撃のトリガー入力後に、自機の旋回方向と同じ方向に旋回入力を行なう方法だ。ダッシュ攻撃は敵に向かって自動的に旋回を行なうが、その動きを補助するように旋回入力を行なうことで、より高速な旋回ができる。このときターボボタンを押しておけば旋回速度が増す。通常の旋回中にターボボタンを押すと旋回が早くなる(第1回「基本操作」参照)現象と同様のものだ。

前ダッシュRWの連続写真。高速で振り返り、真後ろの敵に射撃している

 さらに大きな旋回角度を取る方法がある。攻撃前から射出の瞬間まで、旋回入力とターボ入力をしておくことだ。前提条件として、この操作は「TWIN」タイプのコントローラ設定でのみ可能となっている。その上で、この操作には2つのポイントがある。

 まず第1は、ダッシュ時にターボボタンを押したままにしておくことだ。ダッシュ中にターボ入力を行なうことは、ダッシュキャンセルの操作に等しい。そのためダッシュ中にターボボタンの押しなおしはできない。ダッシュ時に入力したターボボタンを離さず押したままにしておけば、ダッシュ中にターボ入力をしている状態を作れるのだ。

 第2に旋回入力時に、下移動の入力を行なわないこと。旋回動作は通常の場合、2つのスティック(「TWIN B」ではボタン)で上入力と下入力を行なう。しかしダッシュ攻撃時に下入力されていると、ダッシュ近接攻撃が発動してしまう。このため、旋回入力時にスティックを内側に倒し、斜め上と斜め下の入力にする。通常時にこの入力を行なうと、VRが旋回しながらも下入力を避けられたことが確認できる。

 これらを総合して操作を確認しよう。まずダッシュした時に押したターボボタンはそのままにしておき、スティックを斜め上と斜め下の旋回入力状態にし、トリガーボタンを押してダッシュ攻撃を行なう。ダッシュ前からの旋回角度と合わせているので、より早く敵の方向へダッシュ攻撃を向けられる。

 ただし敵が移動したり、最初の旋回方向を間違えたりして、ダッシュ攻撃の自動旋回の方向と逆に旋回入力をしてしまうことがある。この場合は逆効果になってしまうので注意が必要だ。さらに高速な旋回動作を望むならば、スティックを内側に倒すのはトリガーボタンを押す瞬間だけにして、それ以外の時には通常の旋回入力に戻すようにする。もはや考えながらできる操作ではないが、最高の操作を目指すならば挑戦してみてほしい。

 この操作はどのVRでも有効に働くが、旋回性能の高いVRで使用するほど大きな効果を得られる。ライデン512E1、スペシネフ13sin、ガラヤカなどは特にこの操作の恩恵が強いため、練習を積んで使いこなしてほしい。

・まとめ

 ここで解説したものの他に、「回り込みターボ近接」もマニュアルには掲載されていない特殊行動だ。こちらの操作方法については、第3回の「近接戦闘について」で解説してあるので、操作を覚えていない場合はぜひ再確認してみてほしい。

 ちなみに上記の操作は、全てアーケードで稼動中の「電脳戦機バーチャロン フォース」でも使用可能だ。これらの操作を全てマスターしているプレーヤーはそれほど多くはない。もしアーケードで対戦をしてみたいのならば、この特殊行動をひと通り覚えておけばきっと役に立つだろう。

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□セガのホームページ
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□製品情報
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(2003年8月8日)

[Reported by 石田賀津男 Produced by 佐伯憲司]


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