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【システム解説】
【置き攻撃について】

・置き攻撃とは?

 VRの多くは誘導兵器を持っており、ターゲットしている敵に向けて自動的に補正が行なわれる武装が多い。しかし中にはレーザー兵器のように、射出時の方向修正も、射出後の誘導性能も持っていないものがある。敵に向けて射出しても、移動されると簡単に回避されてしまうため、なかなか射出するタイミングが見つからない。このような武装の欠点を補い、有効に活用する方法がある。それが「置き攻撃」だ。

 敵の正面に向けてレーザーを射出しても命中しにくい、ということは冒頭で述べたとおり。そこで最初から敵に向いて射出するのではなく、角度をずらして射出する。これが置き攻撃の基本だ。もちろん、何も考えずに方向を変えて撃てばよい、というものではない。敵の進行方向を予測し、先回りして当てるのである。

敵の行く手に先回りして、壁を作ってしまうようなイメージで使う

・置き攻撃に使用する武装

 置き攻撃は敵の行く手をさえぎるようにして射出しておかなければならないので、左右方向の誘導性が高い武装は使えない。また弾速が遅い武装では、いくら先回りしても相手に時間的余裕を与えてしまうため、命中率は格段に落ちる。弾速が速く、左右の誘導性が低い武装であることが、置き攻撃に使う攻武装の条件となる。またリスクが高い攻撃でもあるので、それに見合うだけのダメージが狙えるもので、命中させたときにダウンを奪えるものが望ましい。

 まずはライデン系VRのCWを代表とするレーザーだ。誘導性はないものの、直線状に長い当たり判定があるので、途中の部分に触れてもダメージがある。置き攻撃では、レーザーの先端部だけでなく、この側面部を当てるように狙ってもよい。移動中の敵に対してレーザーを射出しても命中しにくいが、敵がどこに移動するかを判断して行き先にレーザーを射出しておけば、飛び込んだ敵に大ダメージを与えられる、というわけだ。

タイミングを合わせないと命中しないので、武装の性能を熟知しておく必要がある

 テムジン707SやアファームドJAのターボCWのような、高速だが左右への誘導性が低い攻撃も置き攻撃に使える。こちらはレーザーのように長い当たり判定はないため、タイミングをぴったりに合わせる必要がある。代わりに垂直方向への誘導性の高いものが多いので、敵がジャンプで回避しようとしても命中しやすいという長所がある。

・置き攻撃を狙うタイミング

ジャンプで回避できたときは大チャンス。うまく旋回して角度を合わせて射出する

[敵がダッシュ攻撃を仕掛けてきた時]

 ダッシュ攻撃は、攻撃の射出後は移動方向や速度を変更できない。通過点や終着点が容易に予想できるので、その方向に先回りして射出しておく。敵の攻撃を避けてから攻撃することになるので、回避から攻撃姿勢への素早い切り替えと、ムダのない旋回行動が要求される。

 敵の攻撃をジャンプで回避できた場合は、そのまま空中で旋回して、敵の頭上を狙って射出することもできる。こちらのほうが敵を捕らえやすい場合が多いものの、空中での旋回行動をジャンプの上昇中に済ませてしまう必要があるので、操作には若干の慣れが必要になる。また外した場合はスキが大きいため、反撃を受けやすくなるという欠点もある。

敵が障害物から頭を出した瞬間に大ダメージを狙える。リスクも比較的低い

[敵との間に障害物がある時]

 敵が障害物を迂回するような攻撃手段を持たない場合、射線を取るために障害物を避けて移動してくることが予想される。そうなると敵が接近してくるルートは限られてくるので、予めその方向に旋回して攻撃しておく。方向とタイミングが合えば当然命中させられる。また命中しなかった場合も、射出した方向は敵の進入を防ぐ効果があり、さらに障害物を挟んでいる状態なので反撃を受けにくい。

敵が攻撃可能な状態なので無理は禁物。時間制限などで急ぐ場合に狙っていこう

[敵がこちらの攻撃を回避した時]

 こちらの牽制によって敵の回避方向が制限されている場合、その回避している方向へ攻撃を仕掛ける。障害物のない場所で使用する場合は、ボムなどで壁を作っている状態で射出するとリスクを下げられる。もし近くに障害物があるようならば、そちらに敵を追い込むか、自分が障害物に隠れるかを選択したほうが、より安全に攻撃を仕掛けられる。その後の対応については、前述の障害物を利用した攻めの通りだ。

・まとめ

 置き攻撃は敵の動きを予想することが必須条件となるので、ともかく何度も練習を繰り返して、パターンを見つけていくしかない。また予想と食い違う方向で移動されることも多々あるので、その場合は完全な無防備状態になることもある。命中率を上げつつも、射出時の安全をどこまで図っていけるかが、重要な課題となる。ここで解説した攻撃方法をもとに、自分なりの形を探してみてほしい。

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(2003年7月16日)

[Reported by 石田賀津男 Produced by 佐伯憲司]


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