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【バーチャロイド解説】
【BAL d MEORA】 バル・ディ・メオラ

RW武装名:E.R.L リング・レーザー

LW武装名:E.R.L フロート・セル

CW武装名:E.R.L ロング・レンジ・アタック

INFIGHT:5 SHOT(SHORT):4 SHOT(MIDDLE):5 SHOT(LONG):6 MOBILITY:5

装甲値:131

ダブルロックオン距離 CW:64 RW:79 LW:69

BAL d MEORA

支給条件:[10]?

【VR概要】

 本作唯一の無脚タイプVR。E.R.L(エジェクタブル・リモート・ランチャー)と呼ばれる武装はフィールドで任意に設置することができ、遠隔操作によって攻撃を仕掛けられる。どちらかといえば支援向きのVRであるが、E.R.Lを駆使すれば様々な状況に対応していける。しかしその運用法は他のVRと大きく異なるため、自機として使用するにはかなりの訓練を必要とする。

【基本戦術】

・E.R.Lを巧みに設置し、特殊技を軸に攻める

設置したE.R.Lが敵の背後や直近になるように、敵機を誘導すると効果的

 本機は両腕と胴体下部に、E.R.Lという遠隔射撃装置を備えている。これを胴体から切り離し、フィールドに設置することができる。このE.R.Lから、バル・ディ・メオラ本体にあったときと同様の攻撃が、それぞれ6発ずつ射出できる。逆に本体からは攻撃ができなくなるが、一部のE.R.Lだけを切り離して本体にも残しておくようにすれば、敵の正面と背後から同時に攻撃を仕掛けることも可能となる。

どのE.R.Lを設置するかも大きなポイント。本体にも攻撃力を残すようにしたい

 ところが本機は歩き状態からの攻撃が脆弱だ。RWのリングレーザーは相殺・打ち消し能力に優れてはいるものの、ダメージが小さいすぎるため、主力としては心もとない。LWの浮遊機雷は移動速度が遅く、誘導性能もそれほど高くない。CWはLWに似た浮遊機雷を2発射出するが、設置したE.R.Lが戻ってきてしまうという欠点がある。

 本機で大ダメージを狙うためには、ターボCWをうまく活用していきたい。ターボCWは通常の場合、浮遊機雷を4発射出するのだが、E.R.Lの設置状況によって攻撃パターンが大きく変化する。中でもリフレクション・モードFBS(使用法については「特殊技」の項を参照)は誘導性・ダメージともにかなり優秀。この攻撃と同時に歩きLWなどを狙うことにより、命中率の相乗効果が期待できる。

 ただしE.R.Lの設置時、特に空中に設置する際には、スキがあるため攻撃を受けやすい。射撃で狙われない程度の距離をおいたり、障害物に隠れるなどして、E.R.L設置時の安全を図りたい。どうしても距離を取れないときには、歩きRWや歩きLWで牽制してタイミングをうかがう。ダメージは期待できなくとも、これらの攻撃は射出時のスキがほとんどないので、牽制としては優れた性能を発揮する。

 近接攻撃は攻撃力の発生が全体的に遅めで、範囲もそれほど広くはない。またE.R.Lを設置している場合、そのE.R.Lが行なうべき近接攻撃は発動しない。特に両腕部のE.R.Lを設置しているときに近接戦闘を行なうのは、自殺行為に等しい。近接戦闘を仕掛けられた際には、この点にも注意しておくこと。

【主要武装の紹介】

あくまで補助だと割り切って使えば、ダッシュ攻撃などにも繋ぎやすくなる

・立ち/歩きRW
ダメージ4.5% RWゲージ20%消費

 リングレーザーを射出する。射程は約440。

 相殺・打ち消し能力が高く、ゲージ使用量も少ないので、牽制に向いている。敵との距離を調整したいときや、敵の牽制が厳しいときの反撃に使用すると効果的。ダメージが低いので、これだけで押していくにはやや不十分な性能だ。


旧作までの浮遊機雷とは異なり、強い誘導性は持たない。必然的に使い道も異なる

・立ち/歩きLW
ダメージ17.6% RWゲージ23%消費

 浮遊機雷を射出する。射程は約580。

 射出直後から距離150程度までは弾速が速く、それなりの誘導性もある。しかし距離150以降の誘導性能はほとんどなく、弾速も急激に低下するため、それ以上の距離では命中させにくい。射出のスキもほとんどないので、近距離での牽制にかなり有効。


射出される浮遊機雷は高性能だが、全てのE.R.Lが戻ってきてしまう点には注意

・ターボCW
ダメージ15.0% CWゲージ70%消費

 左右に射出したE.R.Lから浮遊機雷を4発射出する。射程は約470。攻撃終了後に全てのE.R.Lが戻ってくる。

 歩きLWとは異なり、弾速は最初から遅いが、誘導性はかなり高い。射程がそれほど長くないので長時間飛び回るわけではないが、横ダッシュで回避した敵の側面を再び襲う程度の誘導性を持っている。射出時にやや硬直が発生するが、E.R.Lを意図的に設置していないときには積極的に使っていきたい。


やや狙いはつけにくいが、それでも本機の前ダッシュ攻撃のなかでは最も扱いやすい

・前ダッシュLW
ダメージ20.0% LWゲージ67%消費

 浮遊機雷を前方に射出する。射程は約1,100。

 誘導性はほとんどないが、弾速は意外と速いので、角度をあわせて射出すれば狙っていける。本機のダッシュ攻撃の中ではダメージが大きいので、反撃が狙える場面では確実に命中させていくようにしたい。ただし左腕部E.R.Lを設置している状態では、そのE.R.Lから射出されることを忘れずに。

 

【特殊技】

・脚部E.R.L設置・回収
ゲージ不要

 しゃがみターボRWで右脚部、しゃがみターボLWで左脚部のE.R.Lを切り離す。

E.R.Lに影響されない攻撃なので、他の特殊技の使用中にも射出が可能だ

・ブレスト・バスター
ダメージ12.5% CWゲージ50%消費

 しゃがみターボCWで発動。胴体部から2本のレーザーを射出する。射程は1,600以上。

 ダメージはそれほど大きくないが、E.R.Lの位置に左右されることなく、必ず本体から射出される点はありがたい。命中すればダウンを奪えることが多いので、チャンスがあれば狙ってみてもよい。ただし射出中は硬直が発生するので、反撃には注意したい。

命中させればダメージは大きい。いかに敵を誘い込むかがポイントだ

・トーラー・ファウンテン
ダメージ43.8% CWゲージ15%消費

 全てのE.R.Lを設置中、ターボCWまたはジャンプターボCWで発動。脚部のE.R.Lから、周囲にレーザーを射出する。射程は1,600以上。攻撃終了後に全てのE.R.Lが戻ってくる。

 あくまでレーザーをばら撒くのみで、敵方向への誘導や補正は行なわれない。地面と水平になる角度で射出されるので、なるべく平らで広い場所に敵をおびき寄せてから使うようにしたい。ダメージは大きいがジャンプで簡単に回避されるため、多用は禁物。

E.R.Lの設置を行なうときも、この技へ繋がるように考えながら設置していきたい

・リフレクション・モードFBS
ダメージ30.3% CWゲージ15%消費

 右腕部のE.R.Lを空中に設置し、その他のE.R.Lを1つ以上設置しているとき、ターボCWまたはジャンプターボCWで発動。空中で展開しているE.R.Lにリングレーザーと浮遊機雷が射出され、ファイアボールとなって反射し、敵を襲う。射程は1,600以上。攻撃終了後に使用したE.R.Lが戻ってくる。

 本機の主力といっても過言ではない技。ダメージと誘導性が高く、ほとんどのAIはこれだけで撃破できる。敵をロックオンしていない状態でも、ターゲットしている敵に向かって自動的に角度が補正される。全てのE.R.Lを射出する必要がないので、左腕部のE.R.Lを本体に残しておいて、発動と同時にLWによる攻撃を仕掛けると更に強力。空中にE.R.Lを設置するときと、発動準備のときはスキが大きいので、そこを狙われないよう注意したい。

【バーサスモード、バル・ディ・メオラ2機限定の特殊技】

味方のE.R.Lを勝手に使用することになるので、パートナーとの連携も重要になる

・CISディスポーザー
ゲージ消費なし

 腕部のE.R.Lを3つ、脚部のE.R.Lを1つ以上設置し、脚部のE.R.Lを設置している方(2機とも設置している場合はどちらでも可能)がターボCWまたはジャンプターボCWで発動。ブラックホールのような黒い光弾が生成される。効果が切れると、使用したE.R.Lが戻ってくる。

 約5秒間、敵の射撃攻撃を吸収して無効化する。味方の射撃や、VRの機動性能、近接攻撃には影響しない。短時間ながら敵の射撃を防げることは大きな魅力だが、そのために4つのE.R.Lが消費されているため、相対的に攻撃力も落ちている。また発動中の硬直もあるので、発動前に狙われると危険だ。

突如現れる巨大な球体。出現から派手な攻撃だが、命中率はいまひとつ

・グランド・スプラッシャー
ダメージ37.5% CWゲージ15%消費

 2機のバル・ディ・メオラが全てのE.R.Lを設置中、どちらかがターボCWまたはジャンプターボCWで発動。空中に「タングラム」に似た球状の物体を生成し、そこから敵VRに向かって拡散レーザーを射出する。攻撃終了後に使用したE.R.Lが戻ってくる。

 全てのE.R.Lを設置していなくてはならないため、条件はかなり厳しい。また「タングラム」との距離が離れると命中率が極端に落ちるため、積極的に狙いたいほどの攻撃ではない。こちらを使用するよりは、準備条件が同じグランド・スティンガー(詳細は後述)を狙うべきだ。

本作で最も派手な攻撃であろうことは疑いない。その破壊力も壮絶の極みだ

・グランド・スティンガー
ダメージ62.5% CWゲージ15%消費

 2機のバル・ディ・メオラが全てのE.R.Lを設置中、2機が同時にターボCWまたはジャンプターボCWで発動。空中に「タングラム」に似た球状の物体を生成し、回転しながら巨大なレーザーを射出する。攻撃終了後に使用したE.R.Lが戻ってくる。

 ジグラットのレーザーのように、巨大なレーザーがフィールドを1周する。障害物が少なく、平坦なマップで使用すると、より命中率が上がる。距離に影響されにくいため、グランド・スプラッシャーよりも使いどころは多い。回避は非常に困難で、敵AIに回避されることはまずない。2機が同時に入力することが条件となっているので、パートナーと協力して発動させること。タイミングがずれるとグランド・スプラッシャーが発動してしまう。

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Original Game (C) SEGA (C) Hitmaker/SEGA
CHARACTERS (C) AUTOMUSS CHARACTER DESIGN KATOKI HAJIME

□セガのホームページ
http://sega.jp/
□ヒットメーカーのホームページ
http://www.hitmaker.co.jp/
□製品情報
http://www.vo-marz.com/

(2003年7月10日)

[Reported by 石田賀津男 Produced by 佐伯憲司]


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