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「ギブミー・チョコレート」血の叫びは彼女に伝わるのか?
ナムコ・ナンジャタウン「チョコレート博覧会」12月14日開幕

このシンプルなポスターがなかなか強烈! イヤ、マジで血の叫びかと……毎年のことなのだが
開催期間:12月14日~2003年3月20日まで 開催

開催場所:池袋ナムコ・ナンジャタウン

 株式会社ナムコが池袋で運営する屋内型テーマパーク「ナムコ・ナンジャタウン」において、世界各地のチョコレートを一堂に集めたイベント「チョコレート博覧会」が12月14日から2003年3月20日まで期間限定で開催される。開幕を明日に控えた13日にマスコミ関係者に一足早く公開された。

 同社は6月に「アイスクリーム博覧会」、7月からは常設展示として「餃子スタジアム」をスタートさせ、フードテーマパーク事業を一気に成功させた。今回の「チョコレート博覧会」は3月20日まで。つまり、明らかに2月14日のバレンタインデーをターゲットにしたイベントだ。
 チョコレートということで、来場者の中でも特に女性の人気が高いように感じた。が、パーク内に飾られたポスターにはナジャミーを追いかけるナジャヴ……そこには「ギブミー・チョコレート」という文字が。この切なくなるポスターを見るとむしろ男性向けのイベントなのだろうかと、考えてしまう。ま、そんな深い意味はないのだが。

 で、今回も食い倒れ覚悟で、色々と食べてみました。ちなみに「アイスクリーム博覧会」の時は“きしめんアイス”とか“桜えびアイス”に挑戦。なんとなく少しはずした選択だが、逆を言えばこのファジーな選択が可能になるほど色々な種類のアイスやチョコレートを揃えているところが面白いところであり、ウケる秘密なのだろう。

 最近すっかりと中年の味覚になってしまい、甘いものから遠ざかっている記者ですが、今回は若かりし頃を思い出し、まずはひとくち口に含んだチョコ。ほのかな甘さが口に広がるのと同時になんだか違和感が……包み紙を見てみるとそこには唐辛子の絵が。なんと、韓国産の唐辛子入りのチョコだったのだ。イヤ、いくらなんでもチョコにまで入れなくてもいいのに、と感じたのは私だけではあるまい。もちろんおみやげに購入しましたよ。同じ苦しみを味わってもらうために。ちなみに韓国の名誉のために言っておくと、日本にはワサビ入りなんてチョコもあるので、発想は各国そんなに大差ないのです。

 そういった変わり種にばっかり目がいくチョコレートの販売所ですが、キチンとしたチョコも販売されているのでご心配なく。これとは別に3階のレストランではチョコレートを使った料理やデザートも用意されている。記者は、メキシコ産のチョコレートソース料理「チキンのモレソース添え」とイタリアントマトで楽しめる「チョコピッツァ」に挑んでみたところ、「チキンのモレソース添え」はまったく甘くなく、むしろぴりりと辛いくらい。「チョコピッツァ」もそれほどこってりと甘いわけではなかった。

 このほかにも、チーズフォンデュならぬ「チョコフォンデュ」など面白い料理が揃っている。これらの料理はそれなりのボリュームなので、食べ歩きたいのであれば、「私の胃袋は宇宙よ」とか言い出しそうな無限の胃袋を持つ彼女といくか、さもなくばグループで楽しんだ方がイイだろう。

 「アイスクリーム博覧会」の時と同様、十分楽しめる内容だ。さすが、フードテーマパークとしてのノウハウを蓄積している同社だけはある。最後に、今回体験した記者にとって最も頭が痛いのは、彼女がチョコレートをくれるかどうかではなく、「チョコレート博覧会」に一緒に行ってくれる彼女がいないとういう点だろう。まさに“ギブミー”なのである。

今回特別に行なわれた日本菓子専門学校講師による「MYチョコレート制作教室」。小さいお子さんからサラリーマン、カップルで参加する人達も、講師にコツを聞きながら楽しそうに作っていた 3階のマカロニ広場に特設会場を設置。日本国内あちこちで販売されている御当地チョコだけでなく、世界中のチョコが集まっている。中には韓国の唐辛子入りのチョコといった、まるで罰ゲームのようなチョコも販売中。一方、卵の殻の中がチョコレートという、もうどうやって作ったのかがわからないようなドイツ製のチョコレートも販売されている。とにかくかなりレアものが揃っているため、期間中でもなくなってしまうこともあるという
'95年のベストバーテンダーを受賞したカクテルアーティストの山野井有三氏の手によるチョコレートベースのオリジナルカクテル「気まぐれエンジェル」が振る舞われた。するっとした感触で、チョコレートの甘さとお酒の甘さが程良くミックス。チップチョコレートがミルクの上にちりばめられ、カラフルさを演出。これで身も心もとろけてください 「聖バレンタインへの誓約」と題したコーナー。片思いの恋愛成就などを結婚の神“聖バレンタイン”へと届けるという企画
パパロッティというお店で楽しめる、メキシコのチョコレートソース料理「チキンのモレソース添え」。ソースはどこから見てもチョコレートで、まろやかな風味もチョコレートのそれなのだが、味はぴりっと舌を刺激するものとなっている。少し面白いです イタリアントマトで楽しめる「チョコピッツァ」。チーズとバナナをトッピングしたピザにチョコレートソースをかけたもの。薄い生地の上の控えめなチーズと、バナナのほのかな酸味が出会い、チョコレートの甘さによってそれらが一層引き立てられている。個人的には少し甘めか…… ナジャヴクラブで楽しめるデザート「ザッハトルテ」。ウィーンの伝統菓子。控えめな甘さが少し苦みの含んだチョコレートのおいしさにくるまれていて、さすが1,000円するだけはある。ちなみにコーヒーか紅茶がつきます
2階にある古いブロマイドや駄菓子などを扱っている「繁昌なんでも本舗」では、今や懐かしいシガーチョコレート (たばこっぽいパッケージのチョコレート) や、「恋愛成就ビリケン薬局」といったジョークチョコレートなどが販売されている ナンジャタウンに入ってすぐのところには日本が誇るお菓子「チョコボール」のおもちゃのカンズメが展示されている。いまだかつて当たったことはないので、夢のようでした チョコレート・ココアができるまでを詳しく解説したコーナーもまじめに設置されている


□ナムコのホームページ
http://www.namco.co.jp/
□ナムコテーマパークのページ
http://www.namco.co.jp/home/tp/
□関連情報
【6月13日】ナムコ・ナンジャタウン「アイスクリーム博覧会」。世界中のアイスが集合。みんなで食べ比べが楽しい
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020613/ice.htm
【11月25日】来年のバレンタインデーまでチョコ三昧!
「ナムコ・ナンジャタウン」チョコレート博覧会を12月14日から開催
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021125/namco.htm

(2002年12月13日)

[Reported by 船津稔]


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