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EAスクウェア、「シムシティ4」の発表会を開催
独自仕様の完全日本語版を初公開

1月16日発売予定

価格:7,980円

 エレクトロニック・アーツ・スクウェア株式会社は都内で、箱庭SLGの代名詞的存在ともいえる「シムシティ」のシリーズ最新作「シムシティ4」の記者発表会を開催した。会場には多数のプレスに加えて流通関係者も数多く訪れ、国内PCゲーム市場において高い実績ととびきりのネームバリューを誇る古豪の最新作に熱い注目が集められた。

初公開された日本語版の画面。この凄まじいディテール、見やすいメニュー、こなれたインターフェイス、究極の箱庭ゲームの登場だ
「シムシティ4」のプロデューサー角田氏
 「シムシティ4」については、弊誌でも何度か報じてきたようにすでに発売日や価格も1月16日、7,980円と発表され、早くもマスターアップを目前を控えた状況になっている。開発元であるMaxisの情報規制の厳しさは毎度のことだが、開発は予想以上に順調に進んでいたようで、今回の発表会では北米版と同時進行で進められている日本語版のリアルタイムデモをたっぷり見ることができた。

 発表会では、まず最初に日本で作られたプロモーションムービーが流され、次いで同作プロデューサー角田氏によるゲーム紹介が行なわれた。

 ゲームの紹介はゴッドモードから始まった。真っ平らな地形をマウスドラッグしていくだけで、土地がもりもり隆起し、水面が広がり、森が造成されていく。モードを切り替えて森の周辺を数回クリックすると、その都度、ゾウやキリン、ライオン、馬といった動物たちが生み出されていく。そのダイナミックなゲームデザインと精密なフル3Dグラフィックは、ゴッドゲームクリエイターとして知られるピーター・モリニューの代表作「ポピュラス」や「ブラック&ホワイト」をさらに進化させたような素晴らしさだ。

 角田氏はこのゴッドモードの魅力について、「『シムシティ3000』では起伏に対する制限が大きかったが、今回はなだらかな起伏をマウスドラッグするだけで簡単に作ることができる。グランドキャニオンや富士山といった実在の素材を思い浮かべながら真似ていくのもいいし、お絵かきツールのように自由に神の力を存分にふるっていくのもいいだろう。また、今回はこうした起伏に対しても建物を配置させられるようになっているため、たとえば、サンフランシスコのような丘陵の上の街並みも自然にできるようになっている」とコメント。前作を知るプレーヤーならこのコメントの内容だけで「買い」確定だろう。

 続いて、大都市ロンドンのケンジントンを模した住宅地帯にエリアを移し、都市の魅力を紹介。ゲーム視点の拡大縮小を繰り返しながら、街並みを舐めるように視界が移動していく。網の目のように張り巡らされた道路には数百台の車がせわしなく走行する姿が見られ、マンションや工場、住宅地といった大型建造物はもちろん、工事現場の足組や公園の滑り台や庭の物干し台といった細かい部分まで驚異的なディテールで描かれている。

 角田氏はこの街並みについて「本当に細かいところまで描かれているので、街並みを見ていくだけでも楽しめるが、水が全域に行き渡っているかどうか、治安は大丈夫かどうかといった市長としての役割も果たしていく必要があります」と、あくまでベースは「シムシティ」であることを力説。

 その後、ケンジントンの時間を夜に設定し、夜景を見せてくれた。昼間から一転してマップは暗闇に閉ざされたが、視点を拡大していくと街灯の明かり、車のヘッドライト、窓から洩れる明かりなどにより、美しい夜景が構成されているのがわかる。オプション設定により、昼だけ、夜だけをプレイするといった楽しみ方もできるようだ。

 ふたたび昼のケンジントンに画面を戻し、今度は災害シーンを実演してくれた。まず、街のど真ん中に火山を発生させ、マグマの流出により周囲の家を焼失させた。続いて、上空からロボットがやってきて、街を思うがままに蹂躙していく。最後に雷、竜巻を起こし、行く先を操作して残った建造物をすべて破壊していく。プレーヤーの手で美しい街並みを全壊させるという仕様そのものも凄いが、フル3Dエンジン採用による派手なエフェクトも実にダイナミックで素晴らしく、とりわけ初めて見た流通関係者には好印象を与えたようだ。

 最後に日本語版オリジナル要素をまとめておくと、車が左側通行(北米版は右側通行)であること、登場人物がアジア系の顔立ち、名前を採用していること、東京タワーなど日本固有のランドマークが収録されることなどが挙げられる。こうしたオリジナル要素を収録しつつ北米版とほぼ同時発売を実現した同社の企業努力には驚くばかりだ。

 なお、デモ機はPentium 4 2.2GHz、GeForce4 Ti 4200、メインメモリ256MBというスペックだったが、災害発生時や車が渋滞している箇所への拡大表示などを行なったときにしばしば遅延が見られた。必要スペックはPentium 4 1.4GHz以上としており、かなり重いゲームであることは間違いなさそうだ。

 その一方で、同作の3Dモデルは、視点の高さごとに解像度の異なるテクスチャを持っているわけではなく、一定のサイズのテクスチャに対して微調整を行ないつつ描画を行なうため、拡大縮小時の遅延はほとんどなく、スムーズなゲームプレイが楽しめる。また描画レベルも3段階で設定できるため、あまり背伸びしなければノートPCでも楽しめそうだ。

湖の中央にぼっかりと浮かぶ島が存在するにょきにょき村の1日の様子

災害の数々。上段から火山噴火、ロボット襲来、火事、隕石落下。今回は自然発生のみならず、プレーヤー自身が災害を起こすことができるのが魅力だ

「マイ・シムモード」では、シム人を街に住まわせて反応をいろいろ聞くことができる。出勤のようすなど生活風景も見ることができ、なかなか楽しい

(C) 2002 Electronic Arts Inc. All rights reserved.

□エレクトロニック・アーツ・スクウェアの公式サイト
http://japan.ea.com/
□「シムシティ4」の公式サイト
http://japan.ea.com/simcity4/
□関連情報
【5月10日】米Electronic Arts、「SimCity 4」を正式アナウンス
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020510/simcity4.htm
【5月24日】Electronic Entertainment Expo 2002現地レポート
「SimCity4」、「The Sims Online」、「PS2版The Sims」シムシリーズは怒涛の3連発展示
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020524/sim.htm
【11月15日】EA、「シムシティ4」を1月16日発売 完全日本語版を北米とほぼ同時発売
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20021115/simcity4.htm

(2002年11月28日)

[Reported by 中村聖司]


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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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