発売元 THQ
THQが今年北米市場でプレイステーション 2を始め、各コンソール機で一斉発売したパズルゲーム「Tetris Worlds」のPlayable Demo。要はテトリスにひねりを加えたアレンジバージョンだが、それでも久々にやってみると、テトリスの持つ魔的な吸引力についつい引き込まれて、ずっぽりハマってしまった。
「Tetris Worlds」は、ごく普通の「Tetris」のほか、「Hot-Line Tetris」、「Cascade Tetris」などなど、オリジナルルールによるアレンジゲームを楽しめるパズルゲーム集。グラフィックは3Dを採用しているものの、主に演出面のみに適用されており、ゲーム画面は非常にシンプル。
「Tetris Worlds」ならではのサブルールとしては、各ブロックが複数のパーツから構成されていることが挙げられる。複数のパーツで構成されたブロックを、既存のブロックに引っかけるように載せると、土台のない部分はそのままどさりと下に落ちる仕組み。また、ブロックを消した際にも、先と同様に土台の欠けた部分がそのままどさりと下に落ちる。この際、連鎖ではないがそれに近い状況が発生して、運が良いと一度に10ラインぐらい消せることもあり、大ピンチ時の一掃感が心地よい。とはいえ、この仕様は以前にもあったような気がする。
Demoでは、「Tetris」、「Hot-Line Tetris」の2つのゲームが楽しめる。いずれもランク5(レベル5)で終了となる。このため、「Tetris」モードでテトリス狙いでプレイするとものの5分もしないうちにプレイ終了となってしまう。Demoでやりがいがあるのは「Hot-Line Tetris」のほうである。
「Hot-Line Tetris」は、ステージ上に引かれたカラーラインにブロックを並べて消していくというもので、高い位置に引かれたカラーラインであるほど、ブロックを集めて消した際に得られる得点が高くなる。それ以外のラインでブロックを消しても一切得点にはならないため、ブロックを横ではなくいきなり縦に積み上げていくゲーム展開になる。
一定のカラーラインでT字型を作り、1ラインずつブロックを消していくことになるわけだが、この高位置でのブロック裁きがやたらとおもしろい。T字組上げに不要なブロックを捨てる場所や、連鎖が発生してブロックが崩れすぎないように微妙に隙間を作っていったりと、従来でのテトリスでは味わえなかった戦術性の高いパズルが楽しめる。「おいおい、俺を誰だと思ってるんだ!?」といった往年のテトリスファンは一度試してみると良いだろう。
Tetris(R); (c) Elorg 1987. Tetris Worlds; (c) Elorg 2001. Cover Painting and Tetris Worlds Logo by Roger Dean; Cover Painting (c) Roger Dean 2001. Tetris Worlds Logo (c) The Tetris Company 2001. All Rights Reserved. Sublicensed to THQ Inc. THQ and the THQ logo are trademarks and/or registered trademarks of THQ Inc. All rights reserved. "PlayStation" and the "PS" Family logo are registered trademarks of Sony Computer Entertainment Inc. Nintendo, Nintendo GameCube, Game Boy and Game Boy Advance are trademarks of Nintendo. (c) 2001 Nintendo.
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