ルートを決定し、変化する状況に的確に対処せよ! Xbox「鉄騎」

2002年9月5日 発売

価格:19,800円

巨大人型兵器・VT
 株式会社カプコンが9月5日の発売を予定しているXbox用ソフト「鉄騎」。価格は19,800円。ゲームのジャンルは「操縦」。ふたつのレバーとスロットルがついたコントロールパネルと、3つのフットペダルという専用のコントローラが付属することで、いままでにないリアルな“操縦の感触”を再現。話題を呼んでいるソフトだ。先日の発表・体感イベントでは早くも続編である「鉄騎オンライン(仮称)」の開発も発表され、ますます注目を集めている。

 このゲームは2080年代、経済・政治がブロック化し、巨大国家連合を形成した世界、経済ブロックのひとつ環太平洋共同体で展開する。このブロックの太平洋上の一大貿易拠点である「海市島」が突然離脱を宣言、島内にあるすべての企業資産の没収のため、武力行使を決行した。プレーヤーはこれを阻止するための派遣団の一員となり、「VT(バーティカル・タンク)」と呼ばれる人型兵器に搭乗し、戦場へと向かう。

 ゲームの流れはまずブリーフィングによるミッションの説明。マップでの戦場の確認、さらに補給物資の申請をする。今回はミッション3「剣塔市街突入」を例にとって、ゲームの展開を説明しよう。この街は海市島最大の軍港を擁する場所であり、制海権を掌握するための拠点である。ルートは敵が集中する可能性のある鉄橋を突破するか、VTの移動速度が極端に落ちることを覚悟しての渡河作戦、とVTの操縦だけではなく「戦略性」も必要となる。橋の上、森林地帯、都市部、それぞれに配置されている敵に的確に対処するためにはVTの操作を体に覚え込ませておかなければならない。レーダー、モニタ、そして武装などを瞬時に切り替えができる技能が必要だ。

 また、このゲームには「リプレイモード」が搭載されていて、通常のコクピット視点だけではなく、さまざまな視点で自分のプレイを見ることができる。ミッションが失敗した場合など、自分の操縦の欠点や、敵の配置などを検討し、より効率のいいクリア方法を模索することができるのだ。 

【スクリーンショット】
剣塔市マップ。右側から侵入する。敵が対岸に配置されているのが確認できる 渡河ルートのひとつ、鉄橋。VTならば高速で抜けることもできるが、厳しい防御が考えられる 通信を使用して呼ぶことができる補給ヘリ。物資の申請は戦果に応じて与えられるポイントが必要
プレイ画面はコクピット視点。上のモニタにレーダーを表示させている。レーダーは遠距離用などのモードがある 橋の前で、戦車小隊に遭遇。120mm重機関砲で攻撃をする。選択した兵器は右に表示されている 渡河を開始。敵VTも川に入り、攻撃してくる。照準レバーを動かしてロックオンをすれば常に砲身がそちらへ向く
敵に向かってカメラが動く「サイトチェンジ」を解除。正面を向く。代わりにサブモニタでロックオンビューを表示させる 上空の敵を警戒するため、レーダーを表示させていたマルチモニタを収納。広い視界で敵を探す 補給ポイントに到着。交信ボタンを押して、補給ヘリを呼び出す。ヘリは着陸せずに補給を実行できる
リプレイ画面。さまざまな視点だけではなく、「ネガポジ反転効果」など、さまざまな画面でミッションを確認できる


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□カプコンのホームページ
http://www.capcom.co.jp/
□「鉄騎」公式ホームページ
http://www.tekki.jp/
□関連情報
【6月3日】鉄騎発表イベントレポート
価格はコントローラ付きで19,800円
通信対戦に対応した「鉄騎オンライン」の開発も決定!
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020603/tetu.htm
【5月20日】カプコン、話題のロボットシミュレータXbox「鉄騎」を初お披露目
6月2日に渋谷で発表
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020520/capcom.htm
【2月22日】本格派の専用コントローラを使ってロボットの操縦を完全シミュレート
カプコン、Xboxへ意欲作を投入「鉄騎 (仮)」
http://game.watch.impress.co.jp/docs/20020222/tekki.htm

(2002年8月6日)

[Reported by 勝田哲也]

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