~街中で見かける対戦状況~ |
ライター 石井ぜんじ(3?歳 男) もはや40に届く勢いのオヤジゲーマー。ゲーム歴は「スペースパニック」以来約20年。相模大野の予選大会を取材に行き、これまでで最高峰と思われる試合の連続にかなり興奮気味。 |
第7回 7月27日編(全国予選第2回)
「サミーズストリート156」はビルの2階ですが、駅のすぐ近くにあるので迷うことはありません。階段を上るともうプレーヤーの人垣ができており、大会が進行中だとすぐにわかります。今回の予選の参加人数は128人。この中から全国行きの切符を獲得するのはわずか2名ですから、倍率は64倍という難関となるわけです。最初の参加人数はもっと少なかったようですが、直前になって増えたとのこと。前日に町田で行なわれた、ビートライブの予選で敗退したプレーヤーが多く流れてきたのがその要因と思われます(町田と相模大野は同じ小田急沿線ですしね)。
格差が縮まり、白熱した好試合が続く そのほか、ソル、テスタメント、ファウスト、アクセルも奮闘しましたが、今一歩で敗退という結果に。前回のように上級者との格差はさほどなく、平均的にレベルが高かったようです。地元を中心に、広いプレーヤー層から参加者が集まっていたことがうかがわれました。逆にキャラクタで目立たなかったのはカイ、ミリア、ジャム、ジョニーといったところです。ジョニーはまだまだ強いと思うのですが、戦法に新鮮味がないのが人気薄な要因となっている気がします。 128人から勝ち残った8名のブロック代表のキャラクタは、梅喧、エディ、イノ、ブリジット、ヴェノムといったところ。個性的なキャラクタがそろっており、決勝トーナメントでは素晴らしい白熱した闘いが行なわれました。そのレベルと盛り上がりは、全国大会本選にも勝ると劣らない名勝負だったと思います。
もういっぽうの準決勝はブリジットと梅喧という組み合わせです。徹底して空中連続技を狙い、じっくり戦うブリジットと梅喧は、距離を離してのにらみ合いが続きます。密度の濃い「GGXX」の対戦で、お見合いの時間が続くのは特異なこと。いいしれない緊張感が場を支配しました。ヨーヨーの配置のタイミングを読んで、梅喧が動き出した瞬間に試合は急展開。高速でのラッシュが応酬され、最後は梅喧が連続技パワーで押しきる結果となりました。 これで全国大会に進出する2名は決定したのですが、引き続き3位決定戦と決勝戦が行なわれました。決勝はこれまた名勝負でしたが、ぎりぎりのところでイノが狂言実行を当ててフィニッシュ。発売した当時は最弱とまで言われたイノでしたが、使いこなせば頂点に立つことも不可能でないことを教えてくれました。 ちなみに3位決定戦はブリジットの勝利。ベスト4に進出したヴェノムとブリジットも、全国大会に進出しても充分な実力がありました。残念ですが、しかしこれも勝負の結果。好勝負を演出して盛り上げてくれたこのふたりには、なんとか別の予選で切符を獲得してほしいと思います。
~閑話休題~ |
~今回取材したゲーセン~ 【 サミーズストリート156 】 小田急線の相模大野の北口から徒歩3分にあるゲームセンター。相模大野で最大規模のビデオゲームが置かれており、新旧様々なゲームがラインナップ。また、ビデオゲームだけでなく最新のシール機やプライズ、メダルマシーンなども設置されている。
住所:神奈川県相模原市相模大野3-13-2 J-SPARKビル2F |
GUILTY GEAR Watch |