開発/発売元 Codemasters
「Colin McRae Rally」シリーズと並んで、人気の高いCodemastersのレースシミュレータ「ToCA」シリーズ最新作「ToCA Race Driver」のPromotion Video。同作はE3開幕前に、開発中の体験版が流出して、Codemasters側が「これを正式な体験版だと思ってもらっては困る」といった旨の異例の発表を行なった経緯がある。
E3では「Colin McRae Rally 3.0」と並んで大々的に公開されて好評を博した。その後、開発は順調に進み、7月頭から10日に1度のサイクルでPromotion Videoが公式サイト上で公開されている。PS2版の映像ということだが、PC版のつもりで見てもらって問題ないだろう。
現在公開されているムービーは、「CAR」、「Pack Racing」、「Damage」の3本で、それぞれタイトルズバリの内容で、長さはいずれも1分ジャスト。リアルタイムレンダリング処理された映像のみ構成され、そのパワフルで臨場感の高い映像美には誰しも目を奪われてしまうことだろう。
圧巻なのは3本目「Damage」で、車乗りが一番聞きたくない生々しい破壊音を連発させながら、クラッシュシーンが連続して流される。次々とフロントカウルやフェンダーなどが宙に舞い、ドアはベコベコ、前輪はパンクした状態で走行を続けるなど、まさに圧巻の内容だ。
これを見るまで勘違いしていたのだが、「ToCA Race Driver」の最大のウリである「Finite Element Modelling (FEM) Damage Engine」は、上記のようなボディに対するダメージ処理のみならず、車同士の衝突に対する相互作用までリアルタイム処理しているようだ。ムービー開始40秒あたりで見られる、レーススタート直後の玉突きシーンの描写はまるで実写映像のようなリアリティだ。
最後のムービーとなる4本目の内容が、雨天走行になるのか夜間走行になるのかはわからないが、次回を楽しみにさせる。非常にクオリティの高いムービー群だ。ぜひ一度見ておこう。
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