ブチャラティが重要な決断を下すシーン

価格：6,800円

　株式会社カプコンはプレイステーション 2用ソフト「ジョジョの奇妙な冒険【黄金の旋風】」を7月25日に発売する。価格は6,800円。

　「ジョジョの奇妙な冒険」は荒木飛呂彦氏が描く人気コミック。'85年の連載開始以来人気は衰えることなく、現在でも“第6部”が連載中で多くのファンを獲得している。本作「ジョジョの奇妙な冒険【黄金の旋風】」は原作の“第5部”をゲーム化。キャラクタのデザインにとどまらず、演出、背景など細部にわたって、荒木飛呂彦氏ならではのテイストを再現。スタッフの原作へのこだわりを感じさせるゲームとなっている。

　物語は主人公ジョルノ・ジョバーナと彼の仲間であるブローノ・ブチャラティ、そしてブチャラティの元に集ったチームが、数々の敵スタンド使いと戦うことで展開していく。

　本作でのキーワードとなる“スタンド”とは、超能力を具象化したもの。物語で重要な役割を果たすのは、チームが護衛することになる少女“トリッシュ・ウナ”。彼女はブチャラティが所属するギャング団「パッショーネ」のボスの娘であり、命をねらわれる激しい戦いを経て、スタンドに目覚める運命にある。彼女のスタンド、スパイス・ガールは触れたモノをゴムのように柔らかくすることができる能力がある。また、スパイス・ガールはトリッシュの非常に激しい一面を象徴するかのような、爽快感あふれる激しい攻撃を見せてくれる。

【トリッシュ】
不死のスタンド「ノトーリアスBIG」との戦いの中、自らの能力に目覚めるトリッシュ。

荒木飛呂彦描き下ろしプレミアムポスター

　原作で読者を魅了するのは、主人公たちがつぎつぎと現れる敵スタンド使いの驚くべき能力を把握し、弱点を探り出し、自らのスタンドを使いこなして勝つその駆け引きにある。ゲームではこれを「スタンドシュート」という手法で再現。敵スタンドの攻撃や、気になる場所などをスタンドで探ることで「シークレットファクター」を見つけだし、成功すれば戦いを有利に進めることができる。独特の爽快感があるスタンドの動きや、セリフ回しなど、原作ファンならずとも楽しめ、物語の世界に引き込まれていくだろう。

　また、カプコンではこのゲームの発売を記念した先着購入者特典として「荒木飛呂彦描き下ろしプレミアムポスター(写真右)」を作成した。このポスターには数に限りがあり、詳細は店頭での確認が必要となる(写真はイメージであり、実物は異なる場合があります)。

【最新 スクリーンショット】

【登場するスタンド使いたち】
【ブチャラティ&スティッキィ・フィンガーズ】 　ジョルノとの戦いを経て心強い味方となるブチャラティ。ジッパーを取り付けて、壁などを通り抜けたりできる	【イルーゾォ &マン・イン・ザ・ミラー】 　敵を鏡の世界に引きずり込んで戦うイルーゾォ。鏡の世界では無敵の強さを誇る	【ホルマジオ&リトル・フィート】 　リトル・フィートの長く伸びた爪で敵を傷つけると、敵は小さくなる。小さくなれば相対的に力も弱くなってしまう。自分を小さくしたり、一瞬でもとの大きさに戻ったりすることも可能
【プロシュート&ザ・グレイトフル・デッド 】 　周囲の人間の「老い」を急激に進行させる能力を持つ。影響範囲は列車全体に及ぶほどの広範囲にわたる。接触することで、さらに強力な老化を引き起こさせることも	【ペッシ&ビーチ・ボーイ 】 　プロシュートを「アニキ」と慕う。釣り竿のように見える彼のスタンドから繰り出される針と糸は、対象の体を貫き、内部から攻撃する。ちょっと情けない性格だが、戦いを通じて大きく成長する	【ギアッチョ&ホワイト・アルバム 】 　空気さえ凍らせる極低温の冷気を操る。身にまとうスーツは氷で作ったもので、銃弾さえ弾き返す。細かいことに異常にこだわる性格で、納得できないことがあると、周囲のものに当たり散らす

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(2002年7月23日)

[Reported by 勝田哲也]