最新・最速・最強 攻略!
~アクセル、テスタメント、紗夢、チップ、ヴェノム大研究~

 各キャラ別対策も今回で第3弾。それぞれのキャラの攻めも研究された現在ではそれなりに対策を覚えておかないと勝ち残るのは難しい。今回は玄人好みな5キャラを対策していく。


アクセル テスタメント 紗夢 チップ ヴェノム

近距離戦にもちこんでラッシュに持ち込め! 『VS アクセル』
 アクセルは全キャラ中最長のリーチを誇るキャラで、なおかつ一発のあるキャラクタ。苦労して近づいても当身技や無敵技の「弁天刈り」で簡単に切り返されてしまう。また、対空性能も高く、まさに要塞というべきキャラだといえる。

 しかし、穴があるとすればやはり近距離戦。アクセルの出す切り返しの技はどれもそれなりにリスクが高いので、一回でもこちらが読み勝てれば相手の手を封じる事ができる。近距離で振る技もしゃがみKや足払い以外ではあまり強くない。一度、ラッシュに持ちこんだらそのままゴリ押しをしても構わないだろう。アクセルの攻めを防御する上では相手の攻撃をよく見る事が重要。

 アクセルのガードを崩す手段は「→+HS」、「ダストアタック」などの中段技か「通常投げ」になるが、「→+HS」も「ダストアタック」も技の発生が遅いので見てからガードが間に合う。事実上、通常投げにだけ警戒しておけばガードを崩される心配は無いだろう。ガード不能の「羅鐘閃」もあるが、発生が遅く、硬直も長いので実際には反撃の機会を得られるくらいだ。
 あとはいかにしてアクセルの体力をリードして戦況を掴むかが最大の攻略ポイント。

■ 「牽制技」対策
 アクセルの最大の武器といえばリーチの長いそれぞれの牽制技。まずはこれを対処するように努めよう。

【立ちP】
 ジャンプ防止として働く技でかなりリーチが長いのが特徴。しかし、逆に言うと、打点が高く、「姿勢の低い」相手には当たらない。ダッシュに当たらないキャラも多いので一気に潜りこんでしまうといい。その代わり、先端にやられ判定が無いので他の技で相討ちを狙うのは得策ではない。

【しゃがみP】
 アクセル側の地上戦の要となる牽制技。主に「ダッシュ、地上接近」を防止するための技。こちらもリーチが長く、鎌閃撃と混ぜられるのでガードしてもこちらが不利になってしまう。
 これに対処するには相手の動きを読んで空中ダッシュ、ジャンプするのが効果的。しかし、「立ちP」などにはやはり負けてしまうのでここは「読み合い」としか言えないだろう。また、威力が低い(近距離でカウンターでないと鎌閃撃が連続技にならない)ので、ある程度、ダメージを無視して突っ込むのも得策。鎌の先端に「やられ判定」があるので、攻撃判定の強い技で潰す事もできる。その際、相殺用に他の入力も準備しておくとよい。

【ジャンプS】
 アクセルの万能牽制技。前作に比べてリーチは短くなったとはいえ、鎖鎌の根元から攻撃判定が出ているのでかなり強力。また、技の発生が早いため、中段技としてガードしきるのも難しい。
 地上にいる場合、ほとんど打ち勝つのは辛いが、これに対処するにはやはり「読み」が必要。地上ダッシュで懐に潜りこんで、「→+P」などの対空技や、空対空のジャンプ攻撃で落としていける。アクセル側は空中でやられ判定になるのでその後のラッシュをかけやすい状況になる。

【鎌閃撃】
 アクセルの強力な万能必殺技。仮にジャンプで飛んでも「曲鎖撃」で迎撃され、ガードしても「旋鎖撃」でガードバランスを溜められてしまう。普通にガードするだけでもガードバランスがとんでもなく溜まってしまうのでかなり怖い技。飛び道具も消されてしまうので、飛び道具などで潰しに行くのも無理である。
 これに対抗するにはやはり低空ダッシュするしかない。「曲鎖撃」を多用するならば、空中ガードしてから仕切り直すようにしよう。また、溜め技で技の発生は遅めなので咄嗟に出されてもガードするのは難しくない。無敵時間のある闇慈の「風神(HS)」、ポチョムキンの「F.D.B」などならば割り込む状況もあるだろう。

■ 「→+HS」対策
 アクセルのラッシュの中心に位置する技として「→+HS」が挙げられる。これは技の発生こそ遅いものの、出てしまえば判定が強く、ガードしてもアクセル側が有利になる強力な技。また、低空ダッシュなどをしても、置いておかれるように使われると負けてしまう場合が多い。

 一番いいのは、キッチリとガードをする事。「→+HS」の後にフォルトレスディフェンスで一旦距離を置くのも悪くない。あとは反応できるのであれば、各キャラの「無敵技」などで潰す手段もある。ただし、これは慣れるまではオススメできない。

■ 「当身技」対策
 アクセルの持つ切り返しの要が各種「当身技」。「蜂巣箱」は下段技以外の全ての攻撃に反応して無敵時間のある攻撃を出す技。ただし、これは「多段技」に弱いので、ソルやチップの「ジャンプHS」などで容易に潰すことができる。
 「天放石」は上段、下段に分かれていて、攻撃力がかなり高いのが特徴。発生も早く、技の硬直も少ないため、アクセルを攻めている上で最も怖い攻撃だといえる。これに対応するのは「通常投げ」を多用して、アクセルの「天放石」を封じる事などが重要。また、起き上がりに技を置いておいても取られる心配は無いので覚えておこう。

■ 「弁天刈り」対策
 アクセルの起きあがりに技を重ねる時は相手のゲージを良く見る事が重要。50%以上あるならば無敵時間のあるS版の「弁天刈り」を警戒した方がいい。

 S版の「弁天刈り」は技の発生と同時に無敵時間が切れてしまうが、そのためにアクセルに「相討ち」を狙われてしまう。また、相討ちを取られた後のアクセルの連続技の威力が高いので甘く見るのは危険。しかし、ガードしてしまえばスキが大きいので普通のアクセルはロマンキャンセルをかけられないような状況では使いづらい。そのために「テンションゲージ」の有無を見るのが重要である。ゲージが無いような状況で使うアクセルに対してはカウンターを取られづらい小技を重ねるか、ガードに徹するなどの対処法しかないだろう。

■ 「雷影鎖撃(S)」対策
 「雷影鎖撃」もアクセルの強力な奇襲技のひとつ。ガード方向が非常にわかりづらくなるので上手くやられると簡単に食らってしまう。食らった後は「立ちK」や「弁天刈り(HS)」で拾われてしまうのでやはり大ダメージになる。

 状況にもよるが「ガード方向」が逆になる場合が多いのですぐにレバーを前に入れよう。立ちガードでもしゃがみガードでも問題無いので、入力しやすい方向にガードをいれるといい。ガード後は硬直が少なく、明確な反撃手段は少ないが、直前ガードできた場合(狙わない方がいいが偶発的にできた場合)、「足払い」か小技か投げ技を狙うといいだろう。

■ 「百重鎌焼」対策
 派手に見える「百重鎌焼」も無敵技として起きあがりなどに使ってくる相手が多い。しかし、ガードできた場合は実際には反撃が確定なので覚えておこう。

 まず、最初の「弁天刈り」のモーションで鎌を振り回す際はおとなしくガードする。最後の「鎌閃撃」のモーションが出る前にジャンプからの低空ダッシュが反撃として成立するので知らない人は覚えておくといい。



ダウンさせられると危険!! 『VS テスタメント』
 テスタメントは豊富な設置技を持つキャラクタ。こちらから容易に攻める事ができない上に、一回ダウンさせられると強烈な起き攻めをループされてしまう。あらゆる場所で相手のダウンを奪える技を持つので流れをこちらに引き寄せるのが難しいキャラである。

 設置技に対策を立てた上で一回捕まえたら離さないくらいの気持ちでいかないと難しいだろう。逆に言うと、前回強烈だったエグゼビーストが後ろからしか出せなくなったため、テスタメント本体は切り返し手段が非常に乏しい。通常投げに注意しつつも接近戦でラッシュをかけるようにしよう。

■ 「HITOMI」対策
 「HITOMI」はテスタメント側が画面内にふたつまで設置可能な技で、こちらと縦軸が合った瞬間に発動する。ヒットしてしまった場合、ダウン復帰不能時間が長く起き攻めや空中連続技の的になってしまうために絶対に食らいたくない。

 そのためにもまずは設置した場所を覚えるようにしよう。設置モーションは「テスタメントの髪とスカート(?)が一瞬ふわっと空中に舞い上がる」モーション。かなりわかりにくいがこれだけは覚えておくようにしよう。
 設置場所を覚えたら後は空中でガードを固めつつ飛び越えて「暴発」させたり、地上の発動場所までダッシュしてすぐにガード(これならばガードできる)するなどの手がある。この際、テスタメント本体にガードを崩されないように相手の動向にも同時に注意しよう。また、テスタメント本体にダメージを与えても「HITOMI」は消滅してしまうので、飛び道具を持つキャラは飛び道具でテスタメント本体をひたすら狙ったり、ガードを固めながら通常投げで守りがちなテスタメントを崩したりするといいだろう。

■ 「ゼイネスト」対策
 ゼイネストは画面内にふたつまで設置可能な技で、近づくと発動するタイプの技。ヒットすると一定時間動けなくなるが、テスタメント側は追撃が難しいのであまり狙ってこないだろう。

 ただ、この技はこちらの行動を束縛する事ができ、こちらの起きあがりや牽制で使われるとちょっと厄介。起きあがりに関しては後述するが、牽制で使ってきた場合は姿勢の高い小技(立ちP)やリーチのある技、飛び道具などで消していこう。「ゼイネスト」はこちらの攻撃で「貫通」できるために技を振る分には何の問題も無い。テスタメントに設置されたらこまめに消すクセをつけておこう。
 ちなみに「ゼイネスト」はテスタメント本体がダメージを受けても消滅しない。空中に張られた「ゼイネスト」は特に位置を覚えておくようにしたい。

■ 「起き攻め」対策
 テスタメントはこちらの起きあがりに「ゼイネスト」を重ねてから、「→+P」、「しゃがみK」、通常投げの3択をかける事ができる。これをガードするのは困難だが、相手のクセなどを見て対処するのが一番。

 基本的には「立ちガード」で「→+P」を警戒したほうがいい。「しゃがみK」は連続技に組みこむと連続技のダメージが下がってしまうので、テスタメント側もあまり使いたくないからだ。「しゃがみK」を食らった場合も、立ちガードの準備をしつつ、「後ろ+HS」を入力しておくと、「しゃがみK」から別の選択肢にきた相手に対処する事ができる。さらに、無敵技をリバーサルで出せば「ゼイネスト」を潰しつつ攻撃ができるので、狙えるキャラならば狙ってみるのも悪くない。

 基本的に転ばされない事が一番だが、そのためにはテスタメントのダウンさせる技を覚えるようにしよう。まず、一番怖いのが「→+HS」。これは必殺技でキャンセルできないが、他の設置技と組み合わされると厄介。
 ただし、根元に入ると攻撃判定が無いために、空振りをする場合が多い。テスタメントに対してはこの技が当たらないくらいの距離で接近戦を挑めるのが理想系だろう。

 そして、必殺技の「グレイヴディガー」。連続技などで食らうのは仕方ないが、牽制で出す相手にはやはりガードが望ましい。ガードした後は姿勢が長く発生が早い技、もしくはダッシュしての通常投げで切り返すようにしたい。反撃できる機会なので逃さないようにしよう。

 また、空中でカウンターヒットの「ジャンプD」。「ジャンプD」は判定が強いので逃げながらテスタメントが出すような状況も多いだろう。テスタメントは全般的に空対空が強いので空中でかち合わないようにしよう。地対空ならばある程度以上近づいていれば(ジャンプDの先端当てなどには狙わないように)狙っていく事ができる。



ガードキャンセル技を無効化しよう 『VS 蔵土縁紗夢』
 紗夢はリーチこそ短いものの接近戦での爆発力はかなりのもの。とにかく攻撃力が高く、低空ダッシュなどからの高速ラッシュは見きりづらい。そのため、体力がどれだけリードしていても一発を食らう危険性を伴いながら戦わなければいけないキャラだ。通常投げのフォースロマンキャンセルという兵器もあるため、投げにも注意しなければならない。

 そんな紗夢だが、やはり牽制戦と遠距離戦は苦手。紗夢に対しては牽制戦で「一発」を与えずにいかに勝てるかが勝負のポイントになってくるだろう。アクセルやカイなど「待ち」の強いキャラは徹底して戦うのも得策である。

■ 「逆鱗」対策
 「逆鱗」は紗夢の攻めの重要なポイントとなる技。中段技でヒットした後は連続技こそないが、紗夢に大幅に有利な状況になってしまう。ただ、技の発生は早くないので、地上版ならば見てからガードする事が可能だ。

 一部のキャラの「足払い」や「しゃがみK」などの発生の早い技でないとアドバンテージは取れないが、ガードさえすればこちらが有利なのには変わらない。問題は空中版の「逆鱗」。空中ダッシュ直後に出す「逆鱗」は特殊な軌道を描き、「真下」に落ちてくるために非常に見きりづらい。また、ガードした後もやはりスキが小さいため反撃はかなり困難である。
 攻撃判定もかなり強いので、「→+P」などの対空技を出しても潰されるキャラがほとんどである。これに対処するには「空対空」を挑むのが最善の手段。空中投げの「ずらし押し(以前、紹介)」ならばフォルトレスディフェンスを兼ねた防御にもなるので有効である。空対空で強いテスタメントやカイならばそういった技を中距離で振り続けるのも防止策としては悪くないだろう。

■ 「爆蹴」対策
 「爆蹴」は地上戦の奇襲技で、「回り込み」、「足払い」、「百歩沁鐘」、「千里沁鐘」に派生する技である。中でも特に「回り込み」と「足払い」が大ダメージの可能性をはらんでいる怖い技である。

 基本的には持続の長い技を見てから置いておくのが一番。具体的に言えば、多くのキャラは足払いで勝つ事ができるだろう。仮に相手が「足払い」や「百歩沁鐘」、「千里沁鐘」を出しても、技が発生する前に打ち勝つ事ができるからだ。

■ 「祓斧」対策
 「祓斧」はこちらの攻撃を当身して受け流す技。受け流した後は「通常投げ」のフォースロマンキャンセルなどで手痛い反撃を受けてしまう。

 ただ、この技は入力がかなりシビアで、しかも一回入力に失敗するとしばらく出せないという特徴がある。そのため、これを常に狙ってくる紗夢使いはそれなりに腕のある紗夢使いという事になる。普段はそこまで気にしなくていいが、起きあがりに技を重ねる時は注意をしておこう。下段技ならば「祓斧」する事はできないので、たまに下段技や通常技から起き攻めに入ってもプレッシャーになるだろう。

■ 「牽制技」対策
 紗夢は牽制技がリーチが短く不得意なので、ここを抑えるのが最も効果的である。

【→+HS】
 紗夢の中距離からの強力な奇襲技。下段無敵があり、先端を上手く当てられてしまうと反撃が難しい。また、カウンターヒット時は強力な連続技を受けてしまう恐れがある。
 これに対しては上段で横方向に長い攻撃を何回か振っておくようにして「相手の攻撃を防止」するといい。ある程度、技を振っておけば、相手の紗夢もそう簡単に「→+HS」を振っては来ないだろう。逆に姿勢の低い技ばかり振っているようだと怖いともいえる。

【しゃがみS】
 紗夢のメイン牽制技。カウンターヒットを食らうと「ヨロケ」を誘発されてしまう高性能な牽制技である。しかし、攻撃判定自体はそう強くなく、またリーチも短めなので、ある程度接近するまでは怖くない。
 「→+HS」の対策同様に上段で横方向に長い攻撃を振っていると勝てる場合が多いだろう。また、それなりに距離が開いている状況で「ヨロケ」させられてしまったら必死にレバガチャするようにしよう(ボタンは必要無い)。紗夢側のヨロケ誘発時間もそう長くないので、距離次第では追撃を完全に封じられる。

【低空ダッシュ】
 紗夢が中間距離でこちらの接近手段として多用する。これをいかに封じられるかで紗夢へのプレッシャーのかかり方が違うと思った方がいい。空中投げを狙うのは難しいが、無敵時間のある対空技や攻撃判定の強い小技を立ちまわりで振っておく事が重要。上半身無敵のある「→+P」や、判定の強いキャラならば「立ちP」を置いておくといいだろう。



近距離戦で一気に攻めろ! 『VS チップ』
 超速を誇る機動性と立ち回りの牽制能力の強さが光るチップ。今回は「γブレード」などの技も追加され、攻撃力に磨きがかかった。「毅式転移」などの性能も上がっているために動きに対応できないキャラでは苦戦を強いられる。まずはその強力な立ち回りにどこまで抗えるかが勝敗を決するだろう。

 牽制技の能力でならばチップは最強クラスなので、ここをどうにか崩したい。チップの防御力は全キャラクタの中でも最低レベルなので一発のダメージを与えるのは簡単。一発で流れを変える事はできるのでその「紙の装甲」を信じて、どんなに体力でリードされても根負けしないようにしよう。
 また、チップ側はあまりこちらのガードを崩すのに適した技を持っていない。こちらの攻撃をカウンターで刈り取る技は多いものの、逆にこちらが完璧にガードを固めていればその攻撃力を活かせない。通常投げの能力があまり高くないので投げられても気にせずに堅実に立ち回って対抗していこう。

■ 「冽掌」対策
 チップの「冽掌」は連続技の要になる技。下段技の「麓砕」、中段技の「穿踵」に派生する事ができる。「麓砕」からは「穿踵」に派生可能で、「穿踵」はフォースロマンキャンセルが可能。

 どれかひとつを食らうとそのまま連続技で大ダメージを受けてしまう可能性が高いので、手を出す事はあまり好ましくない。特にカウンターヒットだと、麓砕はヨロケ、穿踵は地上バウンドで余計なダメージまで入れられてしまう。
 基本的に「穿踵」は発生が遅いので、見てから立ちガードが間に合う。フォースロマンキャンセルをかけてからのスカし通常投げやジャンプ攻撃、スカし下段攻撃もあるが、これはジャンプで対応するといい。「穿踵」を出せるのは「冽掌」から直接出すか「麓砕」から出すかの二通りしかない。基本的に「冽掌」をガードした後は、発生の早い「麓砕」に対応して下段ガードした方がいいが、「穿踵」が来た場合はすぐにジャンプで逃げよう。ガードしながら後ろにジャンプすれば問題は無いだろう。「麓砕」の後はそこで止めるか、「穿踵」を出すしかないのでこれもジャンプで安定である。

 「穿踵」はガードできれば反撃確定なので、チップ側もフォースロマンキャンセル抜きでは使ってこないだろう。そういう状況ならば穿踵ではなく、「麓砕」に注意を払うといい。こちらはガードした後に明確な反撃は難しいが、こちらが有利になるのでラッシュを抜け出す事は可能だ。「麓砕」の後はすぐには動けないので逆にこちらが戦況を有利に進めるチャンス。相手の「ロマンキャンセル」用のゲージに注意しつつも切り返していこう。
 また、強力な無敵技を持っているキャラならば、常に「コマンド」だけ仕込んでボタンを押さず、相手の行動にあわせて無敵技を狙っていってもいいだろう。

■ 「幻朧斬」対策
 「幻朧斬」はガード不能の移動投げで、しかも下段無敵になる厄介な技。一瞬消えるためにわかりにくいが、木の葉が舞うのでそれを目印に反応するといい。

 全キャラとも確実にジャンプで逃げることが可能。ただし、逃げてもあまり有利な状況にはならない。そこで、「立ちP」など発生の早い技が対空になるキャラならばそこで落としてもいい。チップは「空中やられ」になるので、そのまま空中連続技を入れるチャンスだ。

■ 「毅式迷彩」、「毅式転移」対策
 「毅式迷彩」はしばらくの間、姿を消す特殊技。「毅式転移」はボタンによって任意の場所にワープする移動技。両方を組み合わせた攻めがチップの最も怖い戦法のひとつである。

 「毅式転移」はこちらの近くにワープするために使うのが主な目的である。基本的にこちらの裏にワープしてくるか、真上空中にワープしてくるか、というのが焦点になる。真上空中のワープは前作に比べてスキが少なく、かなり強力である。HS版(空中)のワープを使ってこない相手ならばジャンプで逃げるか、通常投げなどで反撃を試みるのがベスト。ジャンプで逃げるのに対して、「地上ワープ→空中投げ」を狙ってくるチップには読みあいだが、地上の通常投げをメインに狙おう。

 「毅式迷彩」は通常技キャンセルからは出せないので、「γブレード」などの追い討ちの後のラッシュに使われる事がほとんど。一度、こちらに攻撃を仕掛けてくるのがわかった時は冷静に対処するようにしよう。通常投げなどは特に気にしなくてもいいが、「ダストアタック」にだけは注意。技の発生こそ遅いが、ガードしてもチップが有利なままなので、消えた状態での攻撃モーションは目に焼きつけておこう。

■ 「γブレード」対策
 今回パワーアップした「γブレード」はガードしてもチップ側が有利になる強力な飛び道具。連続技に使われた場合はどうしようもないが、立ち回りで多用するようならば垂直ジャンプなどを牽制に混ぜよう。もし、「γブレード」を回避できた場合は空中ダッシュから一発を狙える。

 チップは立ち回りがかなり強力なキャラだが、地上に張りつかずにガードしながらふらふらと立ち回るやり方が効果的。地対地で足払い合戦などになるとほとんどのキャラは一方的に負けてしまう。そうならないようにリーチの長い技を振りながら戦うようにしたい。



近距離戦で一気に攻めろ! 『VS ヴェノム』
 ヴェノムはボールを生成しつつの飛び道具を中心とした立ち回りが非常に強力なキャラだ。「カーカスライド」による固め、「→+P」による強烈な対空、「ボール生成」からの射撃モードはどれも強力。さらに「ダークエンジェル」によるプレッシャーも怖い。

 敢えて弱点を挙げるならば火力が少ない事と、一度ラッシュを受けた時に切り返す手段が乏しい事。どちらも明確な弱点とは言えないが、立ち回りの一瞬の穴を突いてラッシュを狙いたい。いずれにしても、強烈な固めをいかにして抜け出すかがポイントになるだろう。

■ 「カーカスライド」対策
 ヴェノムの主軸となる飛び道具。S版は一度地面にバウンドしてから横方向に、HS版は目の前で壁を作るように上下にバウンドする。弱体化したとはいえ、S版による接近戦の固め(ガードさせてもヴェノムが有利)と、HS版の防御性能は特筆に価する。

 一応、「カーカスライド」はタメ時間がそれなりにあるのでS版を連携に使う場合には穴がある場合が多い。出してくるヴェノムの相手の連携のクセを読み、「カーカスライド」を出す前に直前ガードをしたり、「カーカスライド」後に距離があるようであればフォルトレスディフェンスで離して仕切り直しを狙いたい。
 タメ時間をキッチリと把握したヴェノムには手も足も出ない場合があるが、やはり直前ガード等でじっくり粘るしかないだろう。また、一部のキャラは「カーカスライド」を「下段無敵技」で抜けられる(闇慈のP版の戒など)ので覚えておいてもいいだろう。同様に、アクセルの「鎌閃撃」などのように飛び道具が多段技のキャラならば貫通も狙える。

 HS版の「カーカスライド」は防御手段として強力。画面端からこちらを逃がさない手段として使ったり、通常の立ち回りでジャンプしたこちらへの追撃に使う場合が多い。これに関してはわざと食らって逃げるか、もしくは空中直前ガードから前ダッシュで逃げるようにしよう。

■ 「マッドストラグル」対策
 ヴェノムの持つ強力な中段の多段飛びこみ技。ヒットしたらヒットしたで目押しで地上連続技に繋がれてしまい、ガードしてもヴェノムが有利になる。空中でガードしても地上に引きずりおろされてしまうのでかなり怖い。対空を狙おうとした瞬間にタイミングをずらすような用途もできてしまう強力な技だ。

 これに対抗するには「マッドストラグル」を出す瞬間の一点読みが効果的。上りジャンプからの空対空を狙うか、もしくは無敵技を持つキャラならばそれを使おう。ガードさせられてしまった場合は直前ガードをすれば通常投げによる反撃も可能だが、かなり難しいので心する事。ガードしてしまった場合はフォルトレスディフェンスで距離を離して地上技に繋げにくくしてもいいだろう。

■ 「ボール生成」対策
 ヴェノムの持つ特殊な必殺技が「ボール生成」。他の通常技でボールを打ち出して飛び道具として扱う事ができる。これによってヴェノムの立ち回りがより一層強固なものになる、と言っても過言ではない。ヴェノムがボールを盾にしながら攻撃してくる事も可能だし、逆に守りに入ってボールをひたすら打ち出す事もできる。

 これに対しての明確な対処法は無いが、敢えていうならばボールを作る瞬間が狙い。飛び道具なので直前ガードは難しくないのでできる限り、スキを軽減しつつ、近寄れば「ボール生成」を封じられるだろう。相手のボールの高度によっては姿勢の小さくなる技で抜ける事もできる(アクセルの「しゃがみK」やザッパのダッシュ等)ので覚えておこう。いずれにしても、ヴェノムの立ち回り本体との複合が怖い技だと言える。

 また、起きあがりにK版の「ボール生成」を「ジャンプK」で打ち出し、そのまま低空ダッシュからの「ジャンプS」(もうひとつボールがあるならばそれを打ち出す)とスカし下段技、スカし通常投げを使ってくる起き攻めもある。これに対してはヴェノム本体の動きを見ながら対処するようにしよう。割り込むとボールを食らってしまいがちなので無敵技以外での割り込みは控えるようにしたい。

■ 「ダークエンジェル」対策
 ヴェノムの持つ強力無比な削り飛び道具「ダークエンジェル」。これはフォルトレスディフェンスをしてもテンションゲージを大幅に削られ、通常ガードならばかなりの体力が削られてしまう。ガードしただけでこちらが不利になる技なのでできることならばガードしたくない技である。

 デッドアングルアタックなどを仕掛けても硬直状態にそのまま飛び道具が当たってしまうので厳禁。サイクバーストをするにしても、相当、ヴェノム本体を引きつけて飛び道具の終わり際に狙わないと辛いだろう。
 この技に対しての明確な対策もないが、地上ガードをすると一方的にヴェノム本体に「下段技」、「中段技」でガードを揺さぶられる可能性があるので、テンションゲージがある場合はできる限りは「空中フォルトレスディフェンス」でガードするようにしたい。起きあがりに重ねられた場合は素直に根性でガードしよう。



[Reported by 田名網陽平]
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ウォッチ編集部内GAME Watch担当game-watch@impress.co.jp

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