軽妙な動きとスパルタンな攻めで勝利をつかめ!!

吉光

前作・ソウルキャリバーはもとより、鉄拳シリーズすべてをも内包したキャラとなった吉光。忍者? らしいトリッキーさと独特な動きで相手を翻弄できるが、ダメージ効率が低めなうえに、主力技は必然的に小さくスキの無い技を活かして接近戦で立ち回るのが基本スタイルとなる。常に試合をコントロールするプレイを要求されるキャラクタだ。

いかにして相手の懐へと飛び込むか?

 スタート直後の吉光は、いかに自分のリズムを作り出し、距離を詰めるかが重要なポイントとなる。遠距離での戦いを狙ってくるような相手には8Way-Runで相手の攻撃を見切りつつ吹雪(8Way-Runor)や見得刀(8Way-Runororor)で攻め込むか、卍あぐら(+)からの千覚草薙砲1発止め(卍あぐら中+)の飛距離の長さを活かして強引にインファイトを仕掛けてしまうといいだろう。中間距離~接近戦を好む相手には口無()や靡き旗()を使って8Way-Runを防ぎつつ、連ね笹(.)や獄炎樹2発止め(8Way-Runor.)を使ってペースを掴んでしまおう。接近戦では前述の連ね笹以外に悟桐()と葎草()、黄金社(.)、舞姫()からの攻めを使い分けていくとかなりの強さをキープできるはず。特に出が早く、相手の8Way-Runをつぶせる悟桐と葎草は中段と下段でガードをゆさぶれるうえ、斬る方向が左右に分かれるため、吉光の主力技として充分な活躍を見せてくれる。相手がこれを嫌って間合いを離したとき、もしくはしゃがんで動きを止めたときには、霊刻剣()が有効だ。ちなみにこの技は相手の攻撃をガードしたあとの反撃技としても非常に重宝するので覚えておこう。

 相手の攻めが厳しいときは吉光武礼道(+)で対抗すると攻めを止めやすく非常に有効。インパクト発生が早いうえに、投げも含む上中段攻撃をすべてインパクトするのでとっさの時にコマンドを出せるようにしておくとかなり助かる。密着していればダメージも見込めるが、どちらの状況でも必ずこちらの反撃や追撃が入るわけではないので、仕切りなおしと考えたほうがベターだ。

 攻めの幅を広げる上で役に立ってくれるのが地雷刃(+)と卍あぐら(+)の特殊構え。技表を見てもらえばわかるとおり、さまざまな技からこの特殊構えにシフトが可能。攻撃途中で特殊構えに移行し、そこからすばやく反撃に転じると非常にいい感じでアクセントをつけられる。使い勝手がいいのは旋風(8Way-Runor)や刮目(+)からのシフト。前者は出が早くスキの無い状態から移行できる点が、後者は遠距離から一気に間合いを詰められる点がメリット。地雷刃からは地雷走り(地雷刃中に6+)、地雷転林(地雷刃中に)、頭蓋(地雷刃中に+)を、卍あぐら中は千覚転林(卍あぐら中に)、千覚草薙砲1発止め(卍あぐら中+)、千覚朧車(卍あぐら中に)を使っていくといいだろう。

 今回、吉光最大の変更点は忍法鉄魄降ろし(+)の存在だろう。この技はコマンドを入力すると、ランダムで13の技(ハズレ含む)が発動するのだが、ただ入力しただけではまず間違いなく失敗か挑発が発動するだけ。だが、ソウルチャージをすることで格段に他の技が出る確率がアップするのだ。また御霊削り(+)で相手を掴んだあとは、3回まで3種類のガード不能技(天噸、スーパーナックルボム、鬼神滅裂)が格段に出やすくなる。この3つが出ないときも、ハズレや挑発はまず出ないと思っていい。ただし御霊削りの恩恵は決めた後に忍法鉄魄降ろしの入力3回分しかストックが無く、使い切った時点で通常状態に戻ってしまうことを覚えておこう。もちろんストックがあるときにもう一度御霊削りを決めても、恩恵にあやかれるのは3回までだ。なお忍法鉄魄降ろしはバクチ的要素が強いので、勝敗が決まるようなシビアな状況では頼らないほうが賢明だろう。

吉光で戦うために押さえておきたい技

葎草(むぐらぐさ) 特中
 出の早い横斬り。特殊中段だが技後にしゃがみ状態になるので、ダウンを奪える下段回転蹴りの露払い(しゃがみ中)と浮かせ技である隼(立ち途中)の2つの技でガードを揺さぶることができる。これらの技はかなり強力なので、最初のうちはかなりお世話になるだろう。
悟桐(ごとう)
 上段判定を持つ、出の早い横斬り。葎草と逆の方向へと剣を振るので、相手が8Way-Runで逃げようとするところをつぶしやすい。接近戦における基本の立ち回りを行なううえで重要な技と言えるだろう。相手にしゃがまれるようになれば縦斬りを使えるシチュエーションになるので、こまめに仕込んでいくといい。
口無(くちなし)
 大きく全回転して攻撃する、中段の横斬り。吉光の持つ技の中では比較的広い攻撃判定を誇り、カウンターヒット時にはよろけ状態を誘発できるという優れもの。中間距離から近距離まで使いどころは多い。
黄金社(こがねやしろ) . 中・中
 横斬りから相手を打ち上げるアッパーへつなぐ連係技。初弾の横斬りがカウンターヒットした場合は2発目のアッパーまで連続ヒットするため非常に便利。コンボの始動技として使っていきたい。
舞姫(まいひめ)
 大きく回転しながら放つ上段の廻し蹴り。単発でヒットしてもダメージが大きいため、浮かせた相手にはこれを当てていくと効率よくダメージを与えられる。またで下段を強襲する舞姫二連に、.でワンテンポ置いてから中段を蹴る稲妻に派生できる。特に前者は何かと役に立つ。
御霊削り(みたまけずり) + 上段投げ

 相手の体力を吸い取る投げ技。独特のモーションゆえにインパクトしづらく、なおかつ前述したとおり忍法鉄魄降ろしへの特典もつくといいこと尽くめ。なお投げ抜けされた場合も鉄魄降ろしのストックは3つぶんキープされている。ちなみに+と入力すると卍裏拳から御霊削りにシフトするが、最初の裏拳がヒット(ガード)状態で無いと御霊削りは出ない。


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(2002年7月19日)

[Reported by SCII攻略チーム]


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