隙の小さい技で堅実に攻めつつ、奇抜な技で奇襲を!!

ヴォルド

中距離での攻防を想定した技が多く、単純な連係なら速度も申し分ない。このキャラクターの攻めは、背向けなどの特殊行動からの派生技を行ってガードを揺さぶっていくこと。しかし、特殊行動時は隙だらけなので、ここを素早く攻めてくる相手には苦戦を強いられる。まずは単発の技で相手の連係に割り込んでガードを誘い、連係からの特殊行動を決めて派生技へ持ち込むようする。常に次の攻撃への布石を打つように闘うのだ。

初めは無駄を省いた闘いを覚えて、慣れてきたら背向けやジ・ラックで変化をつける

 無駄を省いて闘う場合、ヴォルドはゲートオープナー(or8Way-Run(or))を攻撃の軸とした、中距離戦を仕掛けることになる。この技のポイントは、リーチもさることながら、2発目の横斬りにある。これで相手の8Way-Runを牽制でき、さらにガードされても反撃を受けにくいという利点がある。相手がリーチのある縦斬りなどを使ってくるなら、方向の8Way-Runで縦斬りをかわしつつ、こちらはゲートオープナーで対抗。または、ミュートローキック(8Way-Run(or))で足下を攻撃してガードを上下に揺さぶるのだ。横斬りで8Way-Runを牽制してくるようならブレイドビート(.)の1発目を使って、攻撃の出がしらを叩いていく。この繰り返しで相手を寄せつけずに闘っていけばいい。

 もし相手に接近を許してしまったなら、サプライズトゥリーパー()で連係への割り込みや、ガード後の反撃で応戦。スコーピオンズテイル()も使って、上段攻撃を回避してカウンターを狙っていくのも手だ。ガードさせれば反撃を受ける心配もないので、反撃技としても十分に使える。これで相手が攻撃を止めたのなら、すかさず連続ヒットの期待できるサイドクローキック(.)で引き離しにかかろう。引き離しにかかる前にダメージを稼ぎたいのなら、サーカストラピーズ()や投げ技のブラッディードリル()を使っていくといい。

 これだけでは相手にこちらの行動が読まれやすくなるため、ジ・ラックや背向けなどを加えて立ち合いに変化をつけていく。これにより、攻撃のタイミングが連係ごとにまちまちとなり、相手にとっては割り込むのに苦労する。例えば、ミュートスラッシュをガードさせて背向けへとシフト(..)して、イモータルベルチー(背向け状態で)で足下を、フェイスレスブレード(背向け状態で)で8Way-Run対策もかねた中段攻撃を仕掛けていく。これを警戒して背向け状態に対してガードを固めるようになったら、ブラインドハーヴェスト(背向け)の投げなども使って相手を翻弄していける。ジ・ラックも同様にピロリーブレイクからのシフト()、背向け状態のザニィーミミックからのシフト(or)を使いく。ここから下段攻撃のスティアラック(ジ・ラック中(頭側前方))とラックアプセット(ジ・ラック(頭側前方)中)の中段攻撃を繰り出していくのだ。

 ただし、どの攻撃もガード方法を理解されると、攻め手に欠くという欠点が浮き彫りとなる。例えば背向け状態へとシフトとする技を把握されると、シフト時の隙になどの素早い特殊中段で潰されやすい。このような割り込みを阻止するためには、攻撃を確実にガードさせて反撃をしにくい状況を作り出してからシフトするようにしよう。シフト後の変化は、自分の好みで使っていくと、セオリー通りの闘いをする相手にはどう対処していいか分からず混乱させることができるため、ペースを握りやすくなる。

ヴォルドで戦うために押さえておきたい技

サプライズトゥリーパー 特中
 接近戦で相手の連係を潰すのに使う技。攻撃スピードも申し分なく、接近戦を苦手とするヴォルドにとって重要な牽制技にもなる。この攻撃で相手の動きを止めたら、サーカストラピーズ()で足下を攻めて、相手を追い払っていこう。または、動きが止まったところに投げを使って反撃するのもいい。
ブレイドビート . 上・中
 上段ではあるが素早く繰り出せ、1発目がカウンターヒットすれば2発目の中段攻撃も連続ヒットとなる。通常ヒットで2発目を出すとガードされてしまい、この直後に反撃されてしまう。カウンターヒットとノーマルヒットの見極めが難しい場合、2発目は考えずに近~中距離での反撃や牽制技として1発目だけを使っていこう。8Way-Runで簡単に回避されるよりも、上段回避能力を持つ攻撃でカウンターを取られるのが怖いので、闇雲に繰り出すのは避けること。
スコーピオンズテイル
 ヴォルドが空中コンボを狙う時の基本技がこれ。攻撃時に上段攻撃を回避することもできて、ガードされても反撃を受けないと高性能。ただし、リーチがないため近距離での使用がメインとなってしまう。投げやサーカストラピーズで相手にしゃがみガードを誘ってから使うか、8Way-Runで相手の横斬りを誘ってこれにカウンターを合わせる。相手を浮かせた後は、ジ・ラック()からスティアラック(ジ・ラック中)で追撃。またはスコーピオンズテイル中にを入れて振り向きをキャンセルし、すぐにブレイドビートで追撃。こちらの方がジ・ラックを使った空中コンボよりダメージが高い。
ゲートオープナー 中中
 2発目に左右への攻撃判定が発生するため、対8Way-Runとして利用できる。1発目の突きをガードさせれば反撃を受けることはない。リーチも申し分なく中距離での牽制に役だってくれる。ブレイドビートでは対処できない、上段を回避する前方ステップなどにも有効だ。なお、繰り出すまでのモーションが遅めなので、接近戦では全く使えない。この場合はブレイドビートなどの出の早い技に切り替えて対処していこう。
ジ・ラック (-) 特殊構え
 ヴォルドのウリでもある構えがこれだ。構えは特定の連係からシフトできたり、特殊移動技からも可能。この構えを取ったら、スティアラック(ジ・ラック中(頭側前方))の下段攻撃、もしくはラックアプセット(ジ・ラック(頭側前方)中)の中段攻撃のどちらかで攻めていく。構えの最中は無防備なため、構えへ移行したら素早く次の攻撃を出さないと、特殊中段や下段攻撃で簡単に潰されてしまう。ピロリーブレイクをホールドするとスムーズにシフトできるので、これを使って相手の動きを止めつつジ・ラックからの派生技を仕掛けていくといい。
ミュートローキック 8Way-Run(or)

 リーチのある下段攻撃で、中距離からでも狙っていける。カウンターヒットすれば相手をダウン状態にもできるので、8Way-Runからの牽制や不意打ちにいい。攻撃を繰り出すまでに間はあるものの、足を繰り出す際のスピードは速め。バッフォーネアート(8Way-Run(or))の中段攻撃などを使いつつ、中段攻撃を相手に意識させてから使うと効果的だ。

ブラッディードリル 上段投げ
 などの投げに比べてダメージが高く、コマンド入力も簡単な投げ技。投げ抜けがなので、これとの投げを使い分けて投げ抜けのボタンを絞らせないこと。大体の相手はこの投げを警戒するため、投げに対してで抜けようとしてくることが多い。まずはを主体に使い、たまにブラッディードリルを使うようにしていくといいだろう。

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(2002年7月12日)

[Reported by 渡辺洋二・志賀康紀]



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